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子竜は今日は外出中1

シュレイル交流国の首都は

日本の首都よりにぎやかだった。


「クロお兄ちゃん、スゴいの。」

私は言った。

「結愛、疲れないか?」

クロルリード竜王が言った。


私のどこに疲れるようそがあるんだろう。

抱っこされっぱなしなのに。


「クロお兄ちゃんは疲れたの?」

私は言った。


さっきから私を抱えてるんだから重いよね。


「クロお兄ちゃんか?大丈夫だ、なんか食べるか?」

クロお兄ちゃんが言った。

「ええ?いいよ、あの小物が気になるの。」

私は露店に出てる小物を見ていった。


可愛いバッグが沢山下がっていて

移動出来るように自転車みたいな

機械につながってる。


「見たいか?」

クロお兄ちゃんが言った。

「うん、見たいの。」

私は言った。


「いらっしゃいませ。」

感じの良さそうなお姉さんが出迎えた。

「少し見せてくれ。」

クロお兄ちゃんが言った。

「…はい、どうぞ。」

お姉さんは少し戸惑った?


でかい戦士系の男がフリフリのちび幼児抱えてればね。


「そのトートバッグ見たいの。」

私は言った。


可愛い、ミントグリーンの地に黄色の小花が散っていて本業復帰時に活躍しそうだ。


「結愛、お前が入りそうな大きさだぞ。」

クロお兄ちゃんが言った。


今はね、人型もっとおおきいから

ちょうどいいんだ。


「こちらのミニバッグは生地が同じですよ。」

お姉さんがお弁当トートくらいのバッグをだしてきた。


うーん、やっぱり最初のがいいな。

でも、こっちのせかいのお金ないや。

魔化マネーじゃダメだよね?


「なんだ?やっぱり、こっちいいのか?」

私がじっと最初のトートバッグを見てると

クロお兄ちゃんが言った。

「うん、でも良いよ。」

私は言った。


お金持ってないもん。


「では、二つとももらおう。」

クロお兄ちゃんが言った。

「クロお兄ちゃん?」

私はドキドキした。

「収納されるなら好きなバッグがいいだろう?」

クロお兄ちゃんがニヤリとした。


わー、悪い冗談。

お姉さん引いてるよ。


「クロお兄ちゃん、冗談言わないの。」

私は言った。

「そうだな。」

クロお兄ちゃんは品物を受け取った。


「あ、ありがとうございました。」

お姉さんは少し震えながら言った。


悪いことしちゃったな。


そのまま、街を歩いているとおおきな社殿のようなところに人が沢山たむろしてた。


「ここは、なんなの?」

私は小首をかしげた。

魔殿(マデン)だ、嵐の魔王を奉っている、シュレイルの繁栄のシンボルだな。」

クロお兄ちゃんは言った。

「魔王様奉ってるの?」

私は言った。

「ああ、その事で光の教国レイニの連中がやっかいな事に間違ってると言いだしてな、布教活動が熱心でめんどくさい事になってるんだ。」

クロお兄ちゃんの視線の先に

『崇め奉るなら光の神レーホヘルト様にしましょう、御利益あります』

と書かれたプラカードを持った連中が叫んでいた。


「正しい信仰を持ちましょう!」

「光の神様をお奉り致しましょう!」

「魔殿は排斥致しましょう!}

だのこれ見よがし魔殿の前で叫んでいる。


わー、かかわりあいになりたくない…。


「クロお兄ちゃん、あっちいきたいの。」

私はかわいいお洋服のうってるお店を指差した。


女だもん、こう言うものが好きなんだよね。

クロお兄ちゃんは興味ないだろうけどね。


「ああ、行こう。」

クロお兄ちゃんが言った。


「ちょっと話をお聞きしたい。」

歩きだしたところ(クロおにちゃんが)で声をかけられた。

「なんのようだ?」

クロお兄ちゃんがいった。

「そこまで御同行願えますか?」

その男性二人は言った。

マントみたいなのを着ている。


なんだろう?

刑事さんだったりして。

私達なにもみていません。


ふつうの客引きだったらどうしよう?

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