竜王様は潜入する。
なんで、ばれないのだろう?
オレは変装してないぞ。
「クロルリード武官、ティエンイ帝国は面白いな。」
今回の和平の立役者のアレシマ軍州国のオテルアール将軍が言った。
「小国が集まって大国化している点か?」
オレは言った。
今、人化してアレシマ軍州国仕官してる。
結愛を探すために仕方なくだが。
オテルアール将軍は爽やかないい男だ。
和平がなったのでその祝賀会中だ。
アレシマ軍州国の軍服はなかなか着やすい
竜王の正装を変えてみるか?。
「…クロルリード武官も面白いな、まあ、あの武術大会で、一人勝ちした素晴らしい剣士はへりぐだる必要は無いのか?」
オテルアール将軍が笑った。
しまった!へりぐだるものなのか?
「失礼したでごさる、将軍様…。」
なんか違うな?
「無理するな、それにしてもティエンイ帝国には美女が多いな。」
オテルアール将軍が笑った。
まあ、しかたない、オレはずっとこうだからな。
「あの紫の少女など、長じれば絶世の美女だろう、ジェーレーウス中隊長がかぶり付きだな、みっともない。」
オテルアール将軍が言った。
紫の少女だと…。
そこを見ると紫のティエンイ帝国の盛装をした結愛がジェーレーウスの中隊長に絡まれてた。
何とかしなくては!。
「皇太后陛下に撃退されたようだ。」
オテルアール将軍は言った。
…すまん結愛、まだ、行動できん。
オルシア妃とやらが結愛の事を化け物よばわりした時もたえた。
アレシマ軍州国とティエンイ帝国の平和は古ハタヤ王国の暗躍を防ぐ手段だ。
それさえ防げれば…戦争は起こらないはずだ。
個人感情で動ける身分であれば…あのオレシアという女引き裂いてやるものを。
だが…世界の意思が命じるのだ…世界の平和を維持し世界の発展に努めよと。
世界魔王が二人もいるのは世界が弱っていた証拠だ。
二人いなければ世界は立ち直れなかったのだからな…。
そんな世界に選ばれた『地竜王』のオレがもどかしい。
伴侶をすぐに取り戻したいのに動けないとは…。
祝賀会は終った。
世界の平和は護られた。
とりあえずはだが…。
古ハタヤ王国がどうに動くかはわからんが…。
今こそオレの伴侶を取り戻す時だ…。
「あの少女はアーティンデル皇帝陛下の婚約者だそうだ。」
オテルアール将軍が迎賓館の朝食の席で言った。
なんだと?結愛はオレの伴侶だぞ。
「まあ、大人になったらオルシア廃妃のついてた高い地位の側室に召されるらしいな。」
オテルアール将軍が言った。
しかし…どこからこんな情報が?
「オルシア廃妃の息子ウーリディシス皇太子は廃された、皇后の息子のタステアンデーウス王子が新しい皇太子だそうだ…荒れそうだな…。」
オテルアール将軍が笑った。
結愛すまん…世界の意思がなんとかしろといってる。
世界大戦がおこらぬ算段など他のものに…。
ダメだ…出来ない。
怨むぞ、世界の意思。
結愛たのむからもう少し大人にならないでくれ。
絶対に助けに行くからな。




