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子竜は再び異世界へIN檻の中?2

かなり時間遅れました申し訳ございません。

結局、着替え拒否したら

女性スタッフ?メイド?に囲まれて

着替えさせられたよ。


「このスケベ悪人!」

だって着替えさせられるの見てたんだよ。

しかも…このドレスデコルテ出過ぎじゃん

胸みえたらどうしよう!胸カバーだって今の世の中あるんだよー。

明正和次元だけど。


「可愛いよ…今度のパーティーに婚約者として連れて行くからね。」

セファムが嬉しそうに手の甲にキスした。


どうしようかな…私戦闘能力無いんだよね…。


「時竜はみんな美人なんだよね。」

セファムが言った。


そう言えば…なんで私が時竜って知ってるんだろう?

この世界、空間と闇の魔王はいても

時竜はいないというか…世界がまだ生み出せてないってきいたけど?


たしか…何千年か前まで…この世界傷ついていて神様が光の神様しかいなくて

滅ぶ寸前だったのを…世界魔王と光の神が立て直したって…。

明正和次元で調べたんだけどな…。


「時竜の事何で知ってるの?」

私は膝に抱き上げようとするセファムをなんとか、かわしながら言った。

「ここにきたら教えてあげるよ。」

セファムが膝を叩いた。


別に体制に支障はない質問だから…いいや。


「べつに答えなくてもいいの。」

私はさらに逃げた。

「…結愛をしらべるので明正和次元をついでに調べたら出てきた。」

仕方なさそうにセファムが言った。


「…それで、種族を特定したの?」

そうか…この世界やっぱり近い世界なんだ…。

「うん、そうだよ、僕のお嫁さんは…高貴な血筋なんだね…向こうの帝国のお姫様だよね。」

セファムが笑った。

「私は姫じゃないの。」

うん、お祖母ちゃんが皇女なだけで…しかも元だし。

「高貴な血は野に出ても変わらないよ。」

セファムについに捕まった。

だいたい、檻の中に退避出来る所はすくないよね。


「そのような、竜に高貴な血など関係あって?」

突然扉があいてゴージャスなおばさんが入ってきた。


「お母様?なぜここに?」

セファムが言った。

「そんなきたな…くない…嫌…綺麗…なんで理想の女の子が竜なの?」

おばさんが言った。


「ハーラメイ落ちつけ、セファム、お母様を悩ませるな。」

後ろからきた威厳のあるおじさんが言った。

セファムはお父さん似なのか…。


「結愛は僕の花嫁です。」

セファムがうれしそうに私を抱き寄せた。


「このフロリ家にけがれた竜の血を入れるつもりか?」

おじさんは言った。


…べつにけがれてないもん。


「そのことにより、フロリ家はミラサティス家より強く美しくなりますよ。」

セファムが笑った。


「あの家の竜人はこんなに綺麗じゃないわ。」

おばさんがうっとりと私を見て言った。


「…セファム、ファリアード様に売ってしまえ。」

おじさんが言った。

「だめよ、死んじゃうわ!」

おばさんが言った。


わー、やっぱりああいう人なんだファリアードって言う人。


「ヘックゼ様よりましだろう?」

おじさんが言った。


もっとまずい人がいるんだ。


「どちらにも売りません…お母様の理想の美しい孫が出来ますよ…。」

セファムが言った。


ええ、嫌だよ…たしかに人と子供作れるけどさ…。

子供つくるのなら…クロお兄ちゃんがいい。


「高貴な血も引いてるのですって。」

おばさんが興奮気味に言った。

「それをプレミアにティエンイ帝国の皇帝あたりに売ってしまえ。」

おじさんが言った。


「僕の花嫁は売りませんよ…。」

セファムが妖しくほほえんだ。


どっちにしろ私の望む道じゃない。

きっと、抜け出して見せるんだから…。

差し入れ小袋ちゃんと懐に隠したもん。


覗かれないといいな…。

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