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子竜は再び異世界へIN 檻の中?1

一回紫世界いかなくっちゃ

クロお兄ちゃんに会わなくっちゃ。


そうだ、志甫にもたかられてるんだった。

瑠璃葉流亭でランチ?だってさ。

探してくれてありがとうだけど。

高過ぎたよ、アタランテ帝国奥宮で

宮廷料理じゃダメかな?


そんなことおもいながら寝ておきたら

知らない部屋なの?

こ、ココドコ?


「成功したみたいだね、結愛って真名なんだ。」

なんで、セファムがいるのー?


あきらかにおかしい、なんで?

檻だよね。


「怯えてる?」

セファムが笑った。


く、空間術!


「ん?力は使えないと思うよ、封じたからね。」

セファムが私の手をとった。


した覚えのない指環が左の薬指にしてある。


「婚約指環だからね。」

嬉しそうに手の甲に口づけられた。


「こ、婚約何てしてないの!」

私はやっと声を出した。

「僕が決めたんだからいいんだよ。」

セファムが言った。


「セファムさん、ご両親が竜の血が入ると嘆かれますよ。」

ラリスがやって来た。


檻の外に。


「別に関係ない、結愛には竜以外の血も入ってるし。」

セファムが笑った。


何でわかるわけ?たしかに人族やエルフとか入ってるけど…一番出てるのは時竜だよ?


「僕の可愛い時竜はもう、竜にならないしね。」

そういって今度は額に口づけられた。


え?竜体とれない?

…本当だ…どうしよう?


この指輪…なのかな?


「売るの?」

婚約なんてうそだよね。

「婚約したっていっただろう?」

セファムが迫ってきた。

「売るんだ…あの変な人に!」

あの不気味な仮面の人に!


「売られたいの?僕のものになった方がいいと思うけど?」

セファムが笑った。


あの男に売られた…多分幼児?どうなったんだろう?


「…単なる変態…なんだけどね。」

セファムが言葉をにごしたあたりでやばい人らしい。


「く、クロお兄ちゃんが助けてくれるもん。」

助けてくれるよね。


「あの黒竜は、ここにいるのは知らないだろう?所で…着替えるよね。」

セファムが言ったので服を見た。


パジャマだよ…。

しかも…ボロボロだよ。

異世界召喚されたから?


異世界召喚って犯罪だよね、誘拐だもん。


「これを、僕の目の前で着替えて。」

ええ?また…ドレスですか?

「コルセット締めようか?」

ニコニコセファムが言った。


しかも、コルセットまで?

シュレイルって…進んでるのかな?

それとも…この辺がハタヤ竜人国なのかな?


「竜人国じゃなくて、古ハタヤ王国だから、竜人国が真似してるだけだよ、流行は身体のラインにそったスリムのもので若い令嬢たちがはいらないーって騒いでたけどね、結愛は…入らないかな?特に胸がね。」

なめるような目で見られた。


わーん、いやすぎる。

絶対嫌だ、こんな男のものになりたくないの

クロお兄ちゃん…は無理ならなんとかしないと…。

うん、来ないよね…頑張るよ!

異世界に召喚されたら最後まであきらめるなが家訓だって

志甫ちゃんいってたしその精神で頑張るよ。

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