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異世界生活経験者な友達は今日も子竜を探す②

結愛の親ってエリートなのね。

驚いたわ。

まあ、あの子も里の役目があるしね。


「志甫さん、色々探してくれてありがとう。」

結愛のエプロンをかけたお父さん子守り竜が言った。

たくさんあるエプロンのポケットのなかから子竜のみみがピコピコ出たりしてる。

「いいえ、一族の使えるつてはすべて使いますから!」

あたしは言った。


アラセルングル世界はあたしが落ちた世界だけど、イルハースはいないといってたし。


パーウェーナ世界もいないらしい。

律さんがいってた。


ポプリポット世界は調査中だけど、あの世界は種族的に特殊だからいたらすぐわかるよね。


アニマルライフ世界はいないことが判明してる。


あそこは陸地も少ないし、海は深い、なんせ、極地の氷がほとんど溶けてて超古代文明は滅んだらしい。

人はいるけどね。


「だめだよ、出ちゃ。」

結愛のお父さんがにじりあがってポケットから出ようとしてる子竜に言った。


可愛い子竜がキューキューなくと結愛のお父さんはそっと出して頬擦りしてまた、ポケットにしまった。


「あとは…どこの世界なんだろうね?」

結愛のお父さんが入ってきた

結愛のお母さんに言ったわ。


「そうよね、紫の小さい竜なんて目立つと思うんだけど。」

結愛のお母さんは人型に今日はなってて

お茶とお菓子をテーブルに置いた。


「キューキューキューキュー。」

ついてきた子竜が結愛のお母さんに甘えた。

この人も子守り竜なのよね。


里での役割があると言うことは

エリートの証らしいわ。


でも、子守り竜って隠り竜よね、いわば、外に出てこない竜、なのに結愛はバリバリ外竜なんだけど?


東竜公(トウリュウこう)様、麒麟公様が来ました。」

結愛のお父さんがよばれた。


東竜公、なの?結愛のおとうさん?


「そう、志甫さんちょっとごめんね。」

結愛のお父さんがそういって部屋から出ていった。


「まったく、せわしないわね…本当に子守り竜なのになんで、東竜公なのかしらね。」

結愛のお母さんがため息をついた。

結愛のお母さん人型とほぼ同じくらいの子竜がまた結愛のお母さんに甘えた。


「ごめんなさいね、この子甘えん坊なのよ。」

結愛のお母さんが竜果草を食べさせながらいった。

「いいえ、なかなか、結愛が見つからなくてどうしようかとおもってて。」

私は言った。


べつにやみくもに探してるわけじゃないんです。

結愛の消えた所から痕跡をたどって落ちたかも知れない世界を探索してるんです。


「あとは何処の世界があるんでしょうね…。」

結愛のお母さんがクッキーを勧めながら言った。

竜果草が入ってるらしい。


甘い香りがした。

よく、結愛がさせてた匂いだ。

子供っぽいと結愛はやがってたけど。

竜体の成長の為らしい。


「まさか…紫世界じゃないですよね。」

私は言った。


紫世界は大分前からこの世界とつながっている。

次元門も設置されてるし…かりにいってても帰れるはずだ…。

位置的には転移の軌跡的にちかいけど…真っ先に除外した世界なんだけど…。


まさか…ね。


「いつも、ごめんなさいね、そのうち、旦那も帰ってくると思うから少しお話しましょう?」

結愛のお母さんが言った。

「はい。」

私は言った。


まさか…まさか…まさか…だとおもうけど…。

どうしても見つからなかったら…探してみようかな?

世界魔王が明正和次元人だから頼めばさがしてくれるよね…。


ま、まだ、他の世界の結果も出てないしね…。

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