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第五話

今回は、城東じょうとう拓己たくみ視点です


はあ、こっちの学校に来て半日もたっていないのに、もうケンカかよ

俺は、巻き込まれる体質なのか、こういうことが多い

しかも、助ける相手は大体俺の強さを見て、ビビッて逃げる

っで・・・後始末などはすべて俺がしないといけない

さて・・・今回も全員保健室に連れて行かないとな

さすがに、このままは駄目だからな


「ねえ、あんた。なんでこの学校にいるの?」


・・・あれ?

まだいた?

いや、そうじゃなくて・・・

俺は今上半身裸で後ろに吉良さんがいる

シードがないことに気付かれた?


「なんで、シードの跡がないのにいるのよ」

「あ~~~それはだな・・・」


考えろ!!!考えろ俺!!!!

言い訳だ!!なんとか言い訳をしろ!!

しかも、吉良さんが俺のことを守ってくれるような言い訳だ!!!

おれは勝手ないほどに頭を回転させた

そして・・・一つの答えにたどり着いた


「実はな、俺はもうフラワーに開花させているんだ。だから跡がないんだ」


・・・これは賭けだ

もし、俺の知らないシードがずっと跡が残るタイプなら終わりだ

しかし、聞いた話だと形はどんどん変わっていくもの・・・

こういういいわけでも何とかなるはずだ!!


「なるほどね・・・でも、なんで魔法を使わなかったの?あのマジックアイテムの時でもフラワーなら魔法が使えるはずよ」


・・・ギャーーー!!

さっそく次の言い訳を考えないといけない!!

だが、まだいける!!なんとかこの場をしのぐんだ!!


「俺がこの学校に入る条件で、フラワーは学校側に没収されているんだ。だから魔法は使えない」


・・・あれ?

結構いい、言い訳できたんじゃないか?俺・・・


「なるほど、て言うことはもし、フラワーさいあれば・・・」

「あんなやつら、一瞬だよ」


・・・なんだか、心が痛んできたな・・・

やめたい!!いや、やめたらいいんだよ!!

今さらながらに気が付いたことがある

よくよく考えたら、たかが俺の命

そして、思いっきり魔法をくらったけどケロッとしている俺・・・

もしかして、大丈夫じゃないのか?

吉良さんの助けが無くても・・・


「なら、魔法のこと教えてくれない!?」


・・・ギャアーーーー!!!

やばいぞ!!!あっちは俺のこと完璧に魔法が使えると信じ込んでいる!!

まったく使えないのに!!俺、死ぬよ!!

・・・待てよ

おかしくないか?

吉良さんは成績優秀の魔法使い

なのに、俺に教えてくれって言う

より、高い場所に行きたいのか?


「間違えた。教えてください!!!」


いやね、丁寧にしてもさあ

まったく使えないんだよ俺は・・・

ケンカしかできないただのバカ

そんなやつが教えてみろ

・・・確実に成績は落ちる

はあ、どうしよ


「無理ですか・・・・?」


!!!

そんな上目使いで攻められても!!?

仕方がない・・・ここは・・・


「わかった。教えてやる」

「やった!!」


・・・ここは・・・


「ただし!!俺を捕まえられたらな!!!」

「はい!!」


――――ビュン!!


俺の頬に鋭い水の線が走った

そこからは、少しだけだけど血が出ている

・・・まさか!!!


「マジックバイス!!」


唱えていやがる!!いや、詠唱が聞こえなかった!!

まさか、俺が考えている間に、マジックアイテムの用意をしていた!?


「ちいい!!!!」


俺は全速力でこの場を離れることにした

後者に入ろうとしている間、ずっと水鉄砲から避けなければいけなかったけど、まあ何とかなった


【天神学園 校舎内】


「はあはあ・・・ここまでくれば・・・」

「見つけた!!」

「クソ!!」


俺は校舎に入ってからずっと逃げ続けているが、隠れようとするとすぐに見つかる

なぜだ?

いや、そんなことより校舎内の色・・・やっぱり変わっている

元の色ははっきりとは覚えていないが、白色が深くかかわっていそうな色になっている

やっぱりおかしいぞ!!この校舎!

・・・いや、その前に魔法が使えること自体がおかしいか

そんなことを走りながら考えていた


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