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第二話

今回も、城東じょうとう拓己たくみ視点です


【天神学園 魔法グラウンド】



「ぎゃああああああ!!!!!」


――――ドオオオン!!!


「あそこよ!!はやく仕留めないとほかのやつらに・・・」

「みつけた!!」


・・・なぜだ・・・

なぜ、こんな状況になっているんだ?

変態教師とのケンカから、三日しかたっていないのにもかかわらず俺のは・・・


「拓巳は私たちのチームに入ってもらうわ!!」


ピンクの髪でのツインテール少女が言う。この子の名前は吉良きら愛美あいみ三日前保健室に運んでくれた少女だ

それにまけじと


「いや、私たちの方に入ってもらうもん!!」


金髪でショートカットの少女も言う。ついでに、この子の名前は皆川みながわ七菜子ななこ。昔からの付き合いで、幼馴染みたいなものだ。年は俺より一つ下だけど・・・


「今日こそ、決めてもらうわよ。拓巳!!」

「どっちに入ってくれるの!?」


なぜ・・・こんなことになっているかと言うと話は三日前の保健室後からになる


【天神学園 校長室】


「あぶない。ところでしたね」

「ええ・・・おかげさまで」


あの、保健室で俺は校長先生の魔法?に助けられた

ただし、俺が勝利を確信したときに邪魔したのはこの人だが・・・

校長先生が、魔法であの変態教師を撃退してくれたおかげで俺は今ここにいる

ちょっと、服が焦げ付いているけど・・・


「すみませんねえ。何分こちらも歳なので」


そう言って、校長先生は重たい腰を椅子にかけた

確かにそうだろうな。見たところ校長先生の年齢は軽く60は超えていそうだ

そのぐらい老けている


「さて、転入手続きしましょうか」

「そう言えば、あっているんですか?ここで」


さっきの変態教師は知らなかったみたいだけど・・・


「あっていますよ。あなたのお父さんに言われたから特別で、ですけどね」

「それもちょっとわからないんですよ。なんで親父が言ったから俺が・・・」


親父は神社の神主だ

俺も多分、後を継ぐことになる

神主は顔が広いけど・・・息子を転入させるほどの地位は持っていない

正直なところ戸惑っている


「あなたのお父さんのこと知っていないんですか?」

「親父のこと?ただの息子を溺愛していて、やさしい人ってしか知りませんけど」

「・・・じゃあ、話しますね。あなたのお父さんの学園でのこと・・・」


親父の学園?

親父この学園の生徒だったんだ

それは知らなかったな

だけど、何に関係あるんだ?

親父が学園のこと・・・


「まず、お父さんは学生の頃、お父さんは学園最強の魔法使いでした」

「へえ~~、親父がか・・・まじで!!?」

「はい。大まじです。歴代でも屈指の実力の持ち主で魔力も異常なほど高かったです」

「そうなのか・・・」


全然知らなかった

俺の前ではそんなこと一回も話していなかったのに・・・


「しかも、フラワーを3年の時に完全に使いこなしていましたからね」

「フラワー?なんですか、それ・・・」

「フラワーって言うのは、シードがスプライト、それからフラワーになったことです。まあ要するに種が芽になり、そして花になるそういうことだと思ってください」

「それはどういうものなんだ?シードは背中に何かあるみたいだけど」


変態教師が俺の服を破く口実にしていた

あの変態教師が言ったことが本当かどうかあやしいところだけどな・・・


「シードは背中に紋章があり、スプライトは何かの物体になります。フラワーは人によって変わるのでわかりませんが・・・」

「そうなんですか。わかりました」


どんどん変わっていくのか・・・


「何に使うんです?」

「魔法の補助ですね」

「補助?魔法を唱えるのに絶対必要とかじゃないんですか?」


漫画で出てくるのはそういうのが多い

だから、てっきりそう言うものだと思っていた


「一応、魔法は誰でも唱えることができます」

「俺でもか?」

「はい。でも、魔力がなければ魔法は不発となるのです。そして、その魔力を保存しておくためのがシードやスプライトなどなのです」

「なるほど、要するに魔力をためておくための物か」

「簡単に言うとそう言うものです」

「だけど、どうやって人を集めているんだ?新一年生が全員あるわけじゃないだろ?」


もし、そんなことなら世界的に有名になっているはずだ


「それは、こっちで魔法を使い極秘にやっていますので大丈夫ですね」

「・・・話は戻すけど俺が入って大丈夫なのか?多分シードとかそう言うのないと思いうんだが」

「大丈夫じゃありません。けど、あなたのお父さんの頼みですから頑張ってください」


・・・・とうさーーーーん!!!!!

心の中で叫んだ

言ったよ!!この人言ったよ!!大丈夫じゃないって!!

絶対危険ジャン!!どうすんのおれ!?

いくらケンカが強いって言っても魔法でころされるよ?


「まあ、大前田先生に勝ったのですから大丈夫だとは、おもんですけ・・ど・・・」


後半自信なくなってきてませんか?校長!!


「まあ、保険はつけますので・・・」

「保険?」

「はい。保健室にいた生徒がいますでしょ?」

「ああ・・・ひったくりに会ったあいつか」

「あの人の名前は吉良きら愛美あいみさんで去年一年生で一番の好成績を収めた人です」

「そうなのか・・・」

「だから、あの人のそばにいれば多分守ってくれますのであとは自分で何とかしてください!!!」

「はい!!?」


あれ!?

保険自分でなんとかしないといけないのか!?

ていうか!!校長!!元気でしょ!!

最後の方思いっきり大声になっていましたよ!!?


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