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おいしい王様

作者: 苺のタルト

意味のない童話



…………………


 昔々、ある所に王様とお妃様がいました。

 ある日、王様がお妃様に言いました。


「ああ、何て君は美しいのだろう。食べてしまいたいくらいだ」

「どうぞ王様お食べください」


 お妃様が言ったので、王様はお妃様をペロリと食べてしまいました。


 王様とお妃様の間にはお姫様がいましたが、

それはそれはたいそうお妃様に似て美しいお方でしたので、

王様は言いました。


「ああ、何て君は美しいのだろう。食べてしまいたいくらいだ」

「どうぞ王様お食べください」


 お姫様が言ったので、王様はお姫様をペロリと食べてしまいました。


 王様には、とても優秀な大臣がいました。

 そこで王様は言いました。


「ああ、君は何て優秀なんだ。食べてしまいたいくらいだ」

「どうぞ王様お食べください」


 大臣が言ったので、王様は大臣をペロリと食べてしまいました。


 そうしてまた一人、また一人と王様はペロリと食べていきます。

 とうとう、王様の国には誰もいなくなってしまいました。


 そんなある日、ロバを連れた小さな可愛らしい少年がやってきました。

 王様は言いました。


「ああ、君は何て小さくて可愛らしいんだ。食べてしまいたいくらいだ」


 少年は笑って答えました。





「狂ってる」






めでたしめでたし



…………………




思いつくままに書いた産物でした。

読んでくれてありがとう!

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― 新着の感想 ―
[一言] ……うん。 と、最後、頷いて読み終わりました。 いいんじゃないでしょうか。こういう意味のないというより、一発芸は好きですねー。 以上、感想失礼いたしました。
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