28 自立支援医療の申請
2020年4月。またまた人事異動の季節がやってきた。山口所長、田村次長、山中課長は留任。職場とは3ヶ月に1回程度の産業医面談と、更新された診断書を郵送するくらいの関係性で、お互い深くかかわることはなかった。職場は相変わらずの放ったらかしであり、私は主治医の安藤先生からストレス源から距離を置くよう厳命されていた。
クリニックに通い始めて丸2年。毎月1万円以上かかる医療費が負担になってきていた。そこでやむなく「自立支援医療」の申請を検討することにし、安藤先生に相談した。
「高槻さん。あなたの症状は自立支援医療の要件に該当します。診断書を書くので区役所の保健センターに申請してください」
自立支援医療が認められれば、クリニックの医療費自己負担は3割から1割になる。これはかなり大きい。もっと早くに申請しておけばよかった・・・。なお、カウンセリングは自費診療扱いになるので安くはならない。
参考までに、大阪の場合は国民健康保険加入者ならば、医療費自己負担の1割も公費負担・・・指定医・薬局にかかる医療費は無料である。
そして実家の親父・・・安藤先生にも診てもらうようになった。私の定期通院時に同伴して受診する。しかしながら認知症の進行速度はまったく緩やかにならず、施設入所を検討することになった。
6月末。親父は我が家の近くの認知症対応型グループホームに入所した。認知症発覚~在宅介護から約7カ月・・・長期化していたらと思うとゾッとする。兎にも角にも、私のストレス減が1つ減少した。




