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CRAZY三丁目の夕日チーム 監督 占い師響まゆ 日比谷ハクと星空流星

福祉施設では、今日も、地道な作業が行われている。


日比谷ハク、30才は、統合失調症歴12年である。


検査キッドの袋詰め作業をしに、今日も、通所まで10分の距離の電車へ乗る。


デイケアでも一緒の星空流星という女性は、前から、日比谷ハクのことを鼻もちならない、異質な男性という疑いの目で見ていた。


YouTubeの音楽を流すデイケアの時間、日比谷ハクはいつも刺激的な選曲をして、大衆を笑わせたり、失望させたりしていた。


星空流星は、気に食わない顔で見ている。しかし、実の所、日比谷ハクが気になって仕方がない。


「流星、流星、流星たら、どうしたの・・・?返事してもかえってこないんだから」


「ああ、アスカちゃんごめんね。ううん、なんでもない・・・あらやだ~、私ったらとりみだしちゃった」


「最近、いつもそうよね、アイツが居るから、アイツのこと気になってんの?どうみてもキモい、オタクにしか私は見えないんだけど・・・・」


「やだわね・・・興味ある気する、全然、あたしガンチューにないから・・・」


ひそひそ声で話しているが、無神経の日比谷ハクは、一切女子の目線に気づいていなかった。


アスカは飛び起きて


「ああ、フォーレかっこいい、若くてかっこいい、男前の「風流フォーレ」

「どこどこ・・・、ふ~ん」


アスカは嫉妬したように


「でも、いつもあの女の子と一緒にいるよね」


星空流星は関心したように


「そうね、碧カノンでしょ。やだわね。叶う筈ないじゃない、お高い花同士よ」


アスカは疑いの目を見て


「そうかしら、アナタも結構イケてると思うわよ・・・・あいつに比べればずっとそうよ」


そういってじっと日比谷ハクのほうを見た瞬間


「おう、星空ちゃん、元気」


アスカは照れながらひそひそ声で


「やだ、フォーレに話しかけられているじゃない・・・」


フォーレは、「日比谷のことかい、あいつはいい男じゃないか、君は日比谷君のこと嫌いそうに思えないけど」


日比谷はフォーレのほうを見上げながら、デレっとしてに明けながら


「それほどでも・・・」みたいな表情を浮かべた。


流星はぼーっとした顔で、じーと窓の外を見上げながら


「おあいにく様」


そういって、寝たふりをした。


碧カノンは言った。


「みなさん、仲良くね。病気の療養する為にデイケアいるんだから、皆仲良くしましょ、ねえ、日比谷君」


日比谷ハクはまったく気づいていなかったらしく


「????」


というような感じで、


「鈍感」


という二文字があっていた。


今日さ、新しいサークル作ろうと思うんだけど、皆聴いてくれないかな?


風流フォーレは、高身長のカート小林にも響くような声で言った。


障害者の大人の為のバスケットボールサークルを新しく設立しようと思っているのだけど、この中でバスケ経験者居る。


アスカを除く、ほぼ、全てが手を挙げた。


「ほぼほぼ、全員ってとこか?すごいじゃないか」


監督は響まゆっていう、占い師の女性で、彼女も学生時代、バスケの経験者なんだ。


闘う相手はノベルアップ工場のスリラーチーム。


アメリカ人のハーフの長身の選手が居る強豪よ。


選手は

篠木エイトPF

日向ホセC

幕ノ内正午SF

百目鬼七海SG

碧井空PG


次回 スリラーチームの話

異世界へ何等かの形で茜シュラや林道トヲル以上の中心的関わりを持つ、ターゴイスブルーの髪の毛をした男女の風流フォーレと、碧カノン。秘めたチートエネルギーを持つ日比谷ハク。転生の回復チート魔法を持つ星空流星。また、渡世人根性の幕ノ内正午と、極道気取りの百目鬼七海。


響まゆと、異世界の国王の勇者候補、碇達也の取り巻きを囲む重要人物の織り成す物語は、日比谷ハクと星空流星の恋から、幕が開けます。

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