『松屋の豚汁の、里芋狂い』
『松屋の豚汁の、里芋狂い』
・・・里芋の大きさで、その日の気分が変わってしまう狂い
㈠
松屋狂いとして、以前述べたこの狂いだが、今回は、松屋の豚汁の、里芋狂いについて述べたい。松屋には、牛めしを注文すると、セットで味噌汁が付いてくるが、それを豚汁に追加料金で変更出来るのである。この豚汁が、兎に角美味しいのである。
㈡
処が、一口に豚汁と言っても、その豚汁の温度や、中に入っている具材の量など、日によって様々である。そして、特に重要なのが、豚汁の中の里芋についてなのである。里芋は、円形を半分に切り分けられて、毎回、一豚汁につき、一つ入っているが、その大きさが、様々で、自分はその大きさに、一喜一憂するのだ。
㈢
勿論、多少大きめの里芋だった日は、テンションが上がる。それだけで、日常が狂いだしてしまうのである。里芋がどうしたと言うのだ、しかし、自分にとって、その食加減は、その日の気分を決定付けてしまうのだ。そして、今まで一度だけ、里芋が入っていなかった日があったが、その日の気分は、想像にお任せする。