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第十一話 白紙

遅くなって申し訳ありませんでした

予定が山済みで、ちょっと息苦しい毎日をすごしています

おはようございました、啓至です

皆さんこのちょっくら二ヶ月あたり、どんな風にお過ごしでしたか?

繭くんは今から新しいスタートを切ろうとしてます

ので、今回のタイトルは『白紙』です

どんな色になっていくかは次回からのお楽しみ!ということで☆


なんか根強いファンがめっさいるので、あのわがままヒロインを使って短編をアップできたらいーなーって思ってます

出来たら三月あたりで載っけますので宜しくお願いします


またテストとかごたごたがあるので、新居に移転次第早急に次回をお届け致しますので暫しお待ちを!!


ではっ

ざわついた教室の中で、僕は一人、嫌な視線と戦っていた


どうしてこんな目の前で今まさにバケツの水がひっくり返って、

しかもなんで僕は挙げ句の果てにその水を頭からすっかりかぶって

しかもかばったはずの女の子にどうしてそこまで?ってくらいに怒鳴り付けられなくちゃいけなかったんだろう


時間を遡る事、約一、二時間前の僕は

今怒ることを想像も出来ずにただあやふやな返事をするだけだった




***




ごきげんよう、冠梛様



そんな声でリムジンを降り立った僕達を出迎えたのは約五十人くらいの世間で言うあの有名なメイドさんってやつだ

僕も実際に見るのは初めてで、そのあまりにも完璧なお辞儀の仕方に意味の無い謝罪が出てしまう気がした


もうほんと、すいません


僕みたいなやつに頭なんて下げなくていいんですよ!?いや、まぁ。冠梛さんにはしょうがないっていうかなんていうか………?あんな神様みたいな人いたらそりゃぁこの仕事嫌とか思わないと思うけどさっ。


っていうか皆さん時給いくらですか――――――――!?


やばい。完全にただの変人だ。僕。思考がショートしそうだ

もしかしたら柄にもなく緊張とかしてるのかも………。

そう思うか思わないかのところで、冠梛さんが僕を呼んだ


「繭くん、こっちです。僕について来て下さいね!」



なんせ迷子になって3日間夜通し捜索した生徒もいたくらいですから!



「って、えぇえぇぇえええぇぇぇ!!!!!!」

嘘だ!そんないらない情報聞きたくなかったよ!?

むしろ新しい生活に対する不安要素ばっかり大きくなっちゃうからやめて下さい冠梛さん!

笑いながらそんな台詞を吐き捨てないで!!


――――――なんかあの人の後ろに花とかやたら舞ってる気ぃするのは僕だけなのかな?あれ?目こすっても取れないやぁ。あははは。ははははははは。


って。おいおい。しっかりして僕!流されちゃだめ!庶民の図太い神経で行かないと心ごと砕けるよ!折れるとかじゃなくて!!!

なんか若干笑顔にまみれてよくわかんなくなっちゃってるけど、要は迷子になっちゃって3日もこの学校内彷徨うんでしょ!?

誰かに会うとかないのかよっ

なんだその一歩間違えちゃうとゲームオーバー的なその事例はッ


中庭みたいな場所についたリムジンを離れて、僕達はガラスのトンネルになっている植物園チックな廊下を歩いていく

人の声も、物音も何も無い

聴こえてくるのは僕と冠梛さんの足音だけで、それが逆に僕の心臓の主張を拡大する

ドクドクと聴こえて来る心音がやかましく耳に響く


うるさい


かき消したいのに、どんどん強くなる

怖くなる

弱くなる

小さくなっていく僕を追いて、強さをましていく




その時、ふと冠梛さんが笑うように僕を見た




「緊張、してる?」

ふふふ。と笑うように綺麗な瞳が僕を見る

射抜かれたように詰まった言葉を吐き出すには時間が足り無さ過ぎて、僕は声も出せずに首を縦に振った


初めてだった

両親も居ない、友達も誰に頼ればいいのかも

わからない手付かずの場所で、僕はどうやって僕で居れるのか、わからなかった

初めてだった

―――――こんなに怖いことがあるって知らなかった


「そっか、じゃぁ、良い事教えてあげるね」

「な、んですか?」

「きっと君は、良い人達に会えるよ。僕が保証してあげる。でもね、変えていってあげないと、その子達はきっと振り向かないから」


頑張って、僕は君に何か力があるって思ったの


「――――ちょっと無責任な言い方かもしれないけどね」

「あのっ冠梛さん!変えるって何をですかっ?えっあの!ちょ………」


待って!


僕は冠梛さんにグイグイと背中を押されて、ドアの向こう側まで足をのばしてしまった

気が付くともう僕はすっかり教室の中に入っていて、観衆の目の前に突っ立っていた


痛いくらいに冷ややかな視線が僕に突き刺さった


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