その弐拾壱 最終日本日限定第一次
毎日は、僕の気持ちを置き去りにして前へと進んでった
ただ、誰にも無い
何かもっとあったかい まあるい気持ちが欲しくて
でも素直に欲しいとも言えなくて
だから、全部手に入れるしかなかった
奪うことしかできなくて、でもそれじゃ何も掴めなくて
欲しかった
欲しかったんだ。途方もない祈りみたいだったけど
君は、それを僕にくれた
あっけなく、簡単に目の前で手を差し出して
何の迷いもなく笑ってみせた
ただ、仲良くなってほしかっただけのくせに
それだけ、って思ってただけだったくせに
何をしてるの僕は
何がしたいの僕は
方法も手段もめちゃくちゃで
挙げ句力だけで引っ張ってきて
何も変わってない
この先、きっとその気持ちを受け取っても
いつか亡くしてしまうなら、そんなものいらない
いつか僕から消えていってしまうなら、そんなもの欲しくない
だからいいんだ
僕のものじゃなくていいから、もう目の前に居なくてもいいから
いつもどこかで笑ってて
その気持ちを受け取る両手は、僕には無いから
僕がいつか君から差し出された手を失ったとき、カラッポになるだなんて耐えられない
きっと僕は、その瞬間に狂ってしまう
僕の好きは歪んでるから、
いつか押し潰してしまう
怖いから、それが一番
自分で壊してしまうことがなによりも
だから、
―――――目の前にいなくてもいいから、いつもどこかで笑ってて
***
俺の気分とは裏腹に、真っ青に晴れた卒業式の当日が訪れた
『本日晴天!お洗濯が捗りそうですね〜!』
随分と爽やかに話すお天気お姉さんは、いつもより元気そうだ
カラッポの鞄を背負うと、俺はドアを開けて学校へ続く道のりを歩き出す
随分と長い間、俺は昨日の夜眠れなかった
実際は、何時まで自分が起きていられたのかは定かではなかったけれど
眠い目をこすりつつ、背筋を伸ばした
何度も呟きながら眠った、昨日の晩の台詞を頭の中で暗唱してる自分が少しだけ惨じめな気がするのは、気のせいであってほしい
ただ普通に卒業式に参加して、長々したお偉いさんの話を聞くだけだ
ただそれだけ、別に大して何もない
泣くような場面も、喜ぶような事も何も無い
だから、大丈夫だ。
何度も言い聞かせた呪文のような言葉を、俺は脳味噌に刻み込んで、そのまま駆け出した
言い表わせないような、もどかしいような気持ちが、喉元から一気に溢れ出てしまいそうだったから
***
静かな静寂の中を、ただ啜り泣くような歌声が走り抜けた
もうすぐで、この式も終わるだろう
僕の過ごした毎日も終わっていく
悲しいとは思わない
いや、思えない
ただ少しだけ、未練がましいだけなのかもしれない
執着―――――?そんなんじゃ拭えない
でももうスタートを切らなければ
絶ちきれないのなら、捨ててしまえばいい
「何もかも」
目の前には、ただ目指すものだけあればいいんだ
他があっても、後で自分が後悔するだけだ
―――――でも、もしもこれで最後なら?
卒業生退場の合図で、一斉に生徒が立ち上がった
涙まじりの声に、いくつもの視線
終わっていく中で、何かがまた音を立て始めていた
最後なら、
僕の足は無意識に動いていた
気が付くと、いつもの見なれた部屋の中に一人、ソファに腰掛けていた
PV三〇〇〇〇アクセス、ユニーク一〇〇〇〇アクセス並びに先週は、投票に参加して下さった皆さま!
まじでありがとうございますっ
あのっなんてお礼を申したらよいやらで汗だくですがっ
とりあえずお礼とかで勘弁して下さい(土下座)
即興で面白いネタが見つからなくてごめんなさい
夏期講習も終わりを迎え、何か本格的にバイトの方が大変に………。
え?スパルタなんだぁレジ打ちの練習って。
わぉ、
みたいな場面を迎えました←
いきなり無茶ぶりキタ――――――!?みたいなね、うん(^q^)/
死んじゃう死んじゃう
緊張で息できないから!止めて!ちょっと、
朝の五時はきついって!!!←切実(笑)
まぁ、そんな感じでいつも次回の内容とかを行き帰りに考えてるんですがね。
そんなわけで、次回らへんに第一部の終幕がやって来ます
幕引きにそう時間はかからないかと思いますが、まぁあったかい眼で見守ってやって下さい。
というか長い眼(?)で!!!お願いします
ちなみに展開は希望通りになるかよくわかりません(笑)←