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その壱拾蜂 過去現在進行形又君蜃気楼

最近スランプなのかなぁ?とか思ってしまう今日この頃。


 毎日という時間を何気なく通過する俺達は、何が本当で何が偽物なのか気付かない


 誰かと触れあう度に感じることもあるのに

 解ろうとしないのなら、

 知っていても、出来ないなら



 やろうともせずに放棄するなら



 最初から知らなかったのと変わらないのに


 本当をつかみ取ろうとしないのに、偽物ばかりに眼を奪われて

 結局、場所も時間も

 視線だって何だって関係ない


 手段も方法もいらない

 

 本当がほしいなら、今すぐ駆け出さないと間に合わない

 そんなことは随分前からわかっていたのに……


 呟く声は、誰にも拾われることはない





 ***





 神楽さんの言葉の意味もわからないまま、また全く記憶が薄いのに、知らぬ間に自分の部屋へと辿り着いていた

 自分の行動を不思議だと気が付かなかったのは、せめてもの救いなのだろうか?

 身に付いた習慣とは恐ろしいもので、俺は無意識に制服を脱ぐと、気が付かないうちに部屋着に着替え、いつものようにベットに横たえていた


 左胸の鼓動の大きさは、あれから何時間と経っているはずなのに一向に治まる気配を見せない

 というか、そのこと事態を嫌がっているようにも感じた



 神楽さんから言われた言葉を忘れたくないとでも言いたいのか、



 一瞬、そんなことが頭の片隅によぎる


 馬鹿じゃないのか、そんなこといちいち考えて。子供か俺は。


 そう思いつつも、心臓は五月蝿く音を立て続ける

 でも、俺が神楽さんが言った言葉を忘れたくないのは本当だった


 絶対に忘れないとは言い切れない


 でも、俺が覚えていられる間はちゃんと胸の中に在ってほしい

 思い出そうとして思い起こすことの無いように



 少し眼を剃らしたら、いつものように すぐ傍に感じられるようにしていたい



 俺は随分と我侭なのかもしれない。そう思うと、自然と自分に嫌気がさした

 どこまで自惚れれば気が済むんだ。

 大体、神楽さんはいつものようにからかってるか、唯単に僕のそういう所を気まぐれで誉めただけじゃないか


 何を今更そんな言葉に一喜一憂して―――――馬鹿らしい


 くしゃくしゃになったシーツに包まって、瞳を閉じた

 遠くのほうから追い掛けて来る睡魔に何となく引き込まれる

 途端自然と肩の力は抜け落ちて、眠りに容易く飲み込まれた

 遠くなっていく意識の中は、真っ暗で何も無かった

 ただ、神楽さんの顔だけがちらついて離れない

 

 ―――――忘れよう、今日のこと全部


 神楽さんが言ってくれたあの言葉だけは、どうしてもそうはいかないだろうけど

 俺の今日の一日を明日からあまり思い出さなければいい

 そしてだんだん忘れていく

 一欠片でも神楽さんの記憶の端に残らないとしたら、その時は 俺がきれいさっぱり忘れてしまおう

 その方がずっといい

 だから、俺は………

 

 気が付かないうちに、俺は睡魔に意識を全て奪われていた

 

 携帯電話のアラームで起きたのは、翌朝

 窓の外はいつも通りで何も変わっていなかった

 学校へ行く俺の足取りも、おはようと俺に言ってきた稜真の声も


 ただその日の放課後から、神楽さんが東塔に居ないっていうこと以外は 全て


 何も変わってなかった

 

暑中見舞い申し上げます、ということで

遅ればせながら第18話更新とさせていただきました。

皆様こんな暑苦しい中、ヘタレのお目汚しを読んで頂いて、本当に心が洗われます………っ(涙)←


ごほん、失礼。ちょっと取り乱しましたっ

啓至がちょっと頭可笑しいのは、今にはじまったことじゃないので気にしない方向でお願いしますね!


明日から夏期講習です

初バイトもやってくるという二大付録つき!

どうしちゃったの今年の夏は!?みたいな展開に、啓至は一瞬天国を見た気がしました(笑)


面接の後にきたおっさんが本気でこえー……。

緊張の余り吐き気が←


学校の宿題とかは、もう大分諦め入ってますけど、あと二つの山を残すのみ!です。


いやぁ、死闘が繰り広げられたわけですね!はい。


まぁそんなこんなで更新とかその他もろもろが遅れると思うのですが、ご理解下さい(土下座)


大丈夫です!ちゃんと更新しますんで!

っていうか、もうそろそろ第一部の終わりが見えてきましたぁ!

喜ぶべきなのか、悔むべきなのかわかんないですけどね!(えがお)


第二部とかも頑張れるように頑張ります(@`∀´@)w


ではではまた!

次回も楽しみにして頂けると幸いですっ

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