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詩集「くらしいの歌」

透明泥棒

作者: くらきしい

怒りは諦めに変わって

身体は穢れて

錨を下ろしても不安なままで

溜息は濁って

息も止めて眠っていようか

朝が来るまで死んだように


嘆きは儚く霧散して

空気は淀んで

風船を飛ばしても期待外れで

喜びは削って

息も止めて眠っていようか

雨が降るまで消えたように


泣く場所は無いようなもので

奇跡を待っていて

客観的であるほど責め立てるのは

やはり自分自身で

他者の悪口も愚痴も言えないから

嫌いなのは私だと

理由は黙って 暗いって


正解って誰が決めたの?

愛なんてとっくに知らないよ

盗まれちゃった

奪われちゃった

返して、返して、私の心を





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