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星屑のワルツを踊ろう  作者: 白銀このえ
4/6

小さいけど先輩


「……oh......」


あろうことか、足をくじいた。




「……園田って、とことん馬鹿だね」

「よく言われますすみません」

「はぁ……。」


ペアレッスンの成果を見せる発表会の1か月前の6月下旬。

7月下旬の夏休み前の発表会でもまた単位がつくみたいな感じなのだ。

ペアの三上先輩には申し訳ない。

(この先輩にはしょっちゅう謝ってる気が)


「まぁ別にいいけどさ……」

「え……?」

「発表会用の曲、ワルツなんだけどその練習俺、先にしておくから聞きながら大まかな演技とか決めといて」

「はい……」

「それから、同学年の男の子連れてきて2人で踊るのも良しだから好きにしていいよ」

「でも私、」

「何か問題でもあるの?動けないくせに」

「………全くもってありません」

「でしょ。大人しくしててよ、悪化されても俺が、困るから」

「はい……。」


おこ!って小さめな体全体で表現している。

(身長は友達情報だと167cm。私は165cm)

感情を顔に出さないタイプだから余計愛らしく見える。いつもはキリッとしてる。やっぱりそれも可愛い。

先輩、実は教室で一番小さいのを気にして私の前で背伸びしてみたり、感情を表に出さないようにしてたりするけど……。

もろバレだから本当に可愛く見える。


「………」

「?先輩どうしましたー?」

「……お前、見た目はそこそこだけど演技はいいから扱いづらいって思ってた」

「わりとズバッといいますね、」

「本当のことだろ」

「えぇ、まぁ」

「………やっぱり、なんでもない」

「そーでっか」



一つ苦笑してからピアノの前に移動した先輩は、なんだかいつもより小さく見えた。


先輩、背中が丸まってますよ。

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