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星屑のワルツを踊ろう  作者: 白銀このえ
3/6

私って実はすごい


どうも、みなさん。

登校がはじまって1か月たった本日、ガッツリ寝坊して1時間ほど遅刻しました。

しかも1限からペアレッスンだったらしく。


「本当に申し訳なく思っておりますどうもすみませんでした本当にすみませんでした」

「あぁ、別にいいよ。俺もさっき登校してきたばっかりだし」

「え………。」

「あれ、知らなかった?」

「なにをです?」

「園田も推薦での入学だろ?」

「ええ、まぁ」

「推薦だと必須授業とペアレッスン何時間か出てれば大丈夫なんだよ。まぁ個人練でその分頑張らないといけないけど」

「え……推薦ってそんなに凄いんですか!?」

「本当に知らなかったんだね。3年では俺1人、2年はゼロ、1年は園田だけだよ」


推薦での入学。

と言われた。

確かに推薦が来てから両親の喜びようはどんだけだよ…って引くくらいのものだったし、推薦だからって入試試験もなかった気がする。私はそれなりに勉強もやってたからなんで!?ってなったし……。


「っていうか!!!そんなにすごいものだったんですか!?推薦入学って!」

「そうだよ。俺の1つ上も2つ上の先輩も推薦いなくて、ペアレッスンなんかいつも先生とだったから今回ペア組めて結構嬉しいんだよね」

「そんなにすごいことだったんですね…。

私は三上先輩と組まされたのは先生達の陰謀かと思ったんですけど逆に先輩とで良かったです……」

「陰謀って。まさか、入学式の気にしてたの?」

「当たり前じゃないですか!先輩と別れた後も1時間ほど別の先輩達に捕まって囲まれたんですから!」

「あぁ、なるほど。みんな、推薦の人って真面目とか俺みたいに地味なタイプなイメージがあるらしいから親しみやすくて安心したんじゃない?」

「先輩も十分親しみやすいですよ……」

「あはは、そう?」

「ええ。それはもう、すごく」

「ありがと、初めて言われた」

「そうですか………」



陰謀かと思ってたペアのことや先輩達の絡み、同級生達の地味な嫌がらせとかは全部ぜーんぶ!私のせいだったんだな!

才能あっていいな、とか言われても努力ですなんて言えないから我慢してるけどさ、

本当は、私ってすごいんじゃんよ!!!!

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