6話
できました!
「アイリちゃん、来たみたいだけどどうする?」
「え?もうわかるんですか?」
「あぁ、それはね、策敵してる時、魔力操作で魔力の濃度を薄くして、広げるような感じで意識すると、多分Lvが上がれば広くなるんだろうけど、少し範囲が広がるんだよ。」
「そうなんですか、あっ途中から私のほうもわかりました。やりましょう。」
「OK、じゃあ抜き足差し足で挟み撃ちにしよう。」
「はい、幸い気付いてないみたいですし、私は、左アズールは、右でお願いします。」
あ…今更だけどここは、木が生えてるから気付いてないみたいで隠密はさっきLvが2になったけどまだ、気づかれると思う。
さて、ハンドサインで3、2、1、GO!
僕と、アイリちゃんは、同時に駆け出した。
そいつは、どうやら狐みたいだ。
フォックス Lv3
このティオクリ山でも、比較的に温厚で人間にも好意的。しかしこの世界の住人は、そんなこと知らずまた、魔獣であるため一定以上の冒険者のいい獲物となっている。
魔獣
獣などに魔力が過剰に集まり、しかし理性を保ち高い知性を宿す者達の総称。
と、鑑定して見たらこんなことがわかった、向こうでもアイリちゃんが、止まっている。アイリちゃんも鑑定したようだ。
そうだ!
「ほらほら、おいで~。」
「アズール?何で串焼きなんて持っているんですか?」
おっきたきた。
「そりゃ満腹度なるものが、あるからですよ。」
「え?そんなのがあるんですか?」
食べてる食べてる。
「はい、そんなのがあるんですよ。」
「私何も持ってませんよ?」
可愛いなぁ。
「大丈夫ですよ。僕沢山広場と門の間の道具屋で買って来ましたから。」
「よかった。……」
【テイムしますか?】
【はい】 【いいえ】
もちろんはい。
【プレイヤー初のテイム成功者、獣化のスキルスクロールを進呈します。それでもっと仲良くなって下さい!】
持ってるよ!
「やった!テイムだ。」
「テイムって何ですか?ってそれよりも私にも触らせて下さい!」
「いいよ、と言いたい所だけどこの子が嫌みたい。」
『そうだ!主様以外は嫌だね。』
「「!?」」
「言葉がわかるの?」
『うん、昔は、人間も僕達と仲が良かったらしいんだけどその時の言葉を伝えているんだって。』
「これは、ねぇ串焼きもっとあげるからさ、アイリちゃんにもついて来てくれる子探して来てくれる?」
『本当!いいよ!行ってくる!』
「あ!まっ…行っちゃったまぁいいか。ここでまとう。」
「私にも来てくれるんですね!やったぁ!」
「そうだこれ、スキルスクロール、はいこれで仲良くなれるって。」
「え?アズールはいいんですか?」
「僕は、ランダムで取った種族スキルっていうのであるからいい。」
「そうですか、ならありがたく。」
「じゃあ、まとうか。」
あるぇ、キャラクターが勝手に動いてこんなことに、………僕は悪くない!!
嘘です、嘘です!だから石投げないで!
これからも戦闘が勝手にこんな感じになるかもしれません。