3話
できたので投稿します。
ざわざわっ!
「うるさいなぁ。」
まぁ、これを買った人が全員いるのだから当たり前だが。まずは、あまり人が来ない南門に行こうかな。
それで来てみたけど、みごとに誰もいないな。それならそれで、ステータスでも見ていようかな。
名前 アズール 性別 不詳
種族 獣人.LV1
HP 200
MP 120
STR 13
DEF 10
AGI 15
INT 10
MIND 9
スキル
隠密.LV1
鑑定.LV1
裁縫.LV1
策敵.LV1
魔力操作.LV1
獣化.LV1 (MAX.LV10)
…何なんだよ。何で、僕のステータスはこんなにつっこみ所まんさいなんだよ。
まずは、性別…はまぁ外でも間違えられるからいいとして、種族はなに!?こんな獣人単体で種族になの初めてみるんだけど。
種族 獣人
様々な系統の獣人の血が混じり合い、ひとつの種族として独立した存在。
「っと、なんだこれ。」
いきなりでてきたな。ん?鑑定が光っているから、鑑定かな?
スキル 鑑定
様々な物を鑑定出来る。
うん、決まりだね。なら。
獣化
レア種族、獣人の固有スキル。
全体、また慣れるに従い部分的に出来るようになる。
固有スキルか、これは隠しておこう。
「それにしても、これは掲示板にもなかったし、誰も知らないんだろうな。」
「なにがしらないんですか?」
「ん?」
家にもたれかかていた僕に話しかけてきたその人は、髪は赤で、瞳はオレンジの、いかにも運動系という感じの美少女だった。
「そんな、美少女なんて、あなたも十分可愛いじゃないですか。」
ちょっと顔が赤くなって、彼女は、そう言った。
「声に出てた?」
「はい、それはもうばっちりと。それでなにが知らないんですか?」
「聞かれたら言うけど、あまり言いふらさないでよ。」
「はい、それはもうばっちりと。」
「しっかり答えて。」
「…はい。」
さっきと同じ答えだったので、ふざけていると思って言って見たら案の定だった。
「で、それはね、鑑定がステータスなんかにも使えるってことさ。」
「そうなんですか!?」
「うん、やってみなよ。」
「…ほんとですね。ってあ!」
「どうしたの?」
「あなた、ここにいるってことは、説明書のあれ見たんでしょ?」
説明書のあれとは、僕がここに来た理由でもあるあれのことだろう。
「うん、初回ログイン時に限り2時間死に戻りなしってやつでしょ?」
「うん、一人じゃなんだしパーティーに組もうよ。」
「はい。」
「…ん、できたね。それじゃあ行こう。」
「おぉ。」
誤字脱字などの指摘まっています。