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生きてても意味がない
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「...死にたい」
そうポツリと呟いた
「なら 死ねばいいのに」
と
後ろから声がした
「じゃあ殺して?」
私はその声の主に問いかけた
「いやだよ 君の私事で 僕を犯罪者にするの?」
私は振り替えって声の主を見つめた
声の主は 可愛い女の子だった
「そうだよね ごめん」
私は作った笑顔で答えた
「作り笑いしないで? ばればれだよ?」
その言葉を聞いて私は不意に一筋の涙が頬に流れた
「泣きたいときは泣いたらいい」
彼女の言葉が心に響いた
「私は この先生きてても意味がないと思うんだ」
「何故?」
彼女は私に問いかけた
その答えは簡単だ
「私が人殺しだから」