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死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第九章 姉妹の絆は神をも穿つ
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七弁慶

三人称視点です。

「レジェンドウェポン・セプテット!」

「ブラッドシールド!」

聖なる盾(ホーリー·シールド)


 手始めと言わんばかりに智加古から放たれた武器をブラッドとセレネが防ぐ。


「「「潰れろ!!!」」」


  そして、武器を放った後隙を狩るようにキャットガールたちが智加古へ殺到する。


「ちっ、まずは大量にいる猫怪人をどうにかしなきゃなっ、レーヴァテイン、ミョルニル!」


  キャットガールの猛攻を躱した智加古によって振るわれたレーヴァテインがキャットガールの分身体を次々と切り裂き、ミョルニルが分身体を粉砕していく。


《レーヴァテイン─ラグナロクにて全てを焼き払いポストアポカリプスをもたらした魔剣》

《ミョルニル─巨人の頭蓋骨であろうと一撃で粉砕する威力をもつ神槌》


「レーヴァテインの炎はどんなものも燃やすし、ミョルニルは一撃の威力が大きい、大多数を一度に相手するには一番いい」


  レーヴァテインで切られたキャットガールが激しく燃え上がる。そして燃えている対象が消失したとしても炎は鎮火する気配はなく、近くにいたキャットガールに次々燃え移っていく。

 そうしてレーヴァテインが燃やしてる間にミョルニルは炎が届いていない位置にいるキャットガールを一撃で数十人叩き潰していく。


「お二方、あの二つはは私が抑えます。第二形態へ移行します」


 これ以上被害が広がらないよう第二形態になったセレネがレーヴァテインとミョルニルに向かっていく。

  ロボットであるセレネはキャットガールやブラッドに比べ熱に耐性がある。その上二人より防御力もあるため適任であった。


「お前にレーヴァテインとミョルニルを抑えられる訳にはいかないんだよ。行けグングニル、デュランダル!」


  レーヴァテインとミョルニルを抑えられるとキャットガールの大群に飲み込まれる可能性があるため、智加古はセレネに二つの武器を向かわせる。


《グングニル─北欧神話においてオーディンが使用し、投擲後に所持者の元へ戻ってくる必殺必中の威力を持つ神槍》

《デュランダル─かつての偉大なる騎士が誇るほどの切れ味を持ち、岩に叩きつけても折れなかったという不壊の聖剣》


聖なる盾(ホーリー·シールド)


 セレネはグングニルとデュランダルを盾で受け止める。


「そんな盾で止まるかよ!」


  しかし、グングニルとデュランダルの威力を殺しきることができずセレネの盾が粉砕される。

  グングニルにはどんな武器であろうと破壊できないという伝説が、デュランダルには岩に叩きつけたら折れるどころか逆に岩を破壊したという逸話がそれぞれ存在する。

  そのため復活したこの二つの武器には破壊不可の特性が付与されている。 確かにセレネの盾は頑丈であるが、破壊不可の武器とぶつかり合えばセレネ側が壊れるのは当然であった。


「ならばこの二つを抑えるだけです」


  セレネは他に持っていた武器を全て地面に突き刺し、空いた四つの巨大な手でグングニルとデュランダルを掴む。

  これにより現在智加古が自由に扱える武器は残り三つ。


「キャットガール、セレネ、そのまま武器を引き付けててくれ!その間に本体を仕留める!」


  使用武器が減ったのを見計らってブラッドが智加古へと接近していく。 遠距離攻撃主体の者は近距離戦が有効と遥か昔の物語(創作物)から決まってる。


「ブラッドキック!」

「如意棒!」


 しかしそれは、相手が賢者や聖職者、魔法使いであった場合の話だ。


《如意棒─西遊記の主人公が使用したとされる伸縮自在な鉄棒。その威力は生身の人間なら掠っただけで死亡する程であったとされる》


「く…」

「残念、私の棒術の腕前は達人級だ!」


 ブラッドの蹴りを智加古は手にした如意棒で受け止め弾き返す。

 智加古は魔法使いに憧れているが本職はゲームでいう武器屋だ。そのため基本は大量の武器を操作しての遠距離物量攻撃をしているが、実際には近接戦の方が得意なのだ。


「お前にはこれだ!エクスカリバー、鬼丸国綱!」


  ブラッドが離れたのを狙って智加古は残り二振の刃物を飛ばしてくる。


「ちっ、ブラッドシールド!」


 ブラッドも血液の盾で刃物を防ごうとする。

 しかし…。


「…は?」


 ブラッドの右腕が切断される。

  血液の盾により防げたのは()()だけであった。


「っ、ブラッドコントローラー!」


  ブラッドは切断面から溢れ出る血液を操作し、何とか切断された腕と胴体を接合する。


「う~ん、やっぱエクスカリバー扱いづらいな。そのうち誰かにあげるか」

「てめぇ、刀に何か効果付いてんのか?」

「あぁ、鬼丸国綱の効果は鬼特攻。お前の盾を貫通できたのもこの効果だな」

「鬼特攻?俺は鬼じゃないぞ、仲間に鬼はいるが」

「だってお前、吸血()だろ?」

「!」


《エクスカリバー─アーサー王が所有していたとされる聖剣。決して刃こぼれせず千の松明を集めたような輝きを放ち、あらゆるものを両断し、鞘には不老不死の加護があると言われている。しかし、不老不死の加護までは復活できていない》

《鬼丸国綱─夢枕に立ち自身を手入れさせ、夢枕に出る鬼の大本である銀細工を自然落下だけで切断したとされる妖刀。所有者を身から出た錆によって不幸にすると言われている》


「だからお前に効くのも当然─」

聖なる光(ホーリー・レイ)モード巨人兵(ゴリアテ)

「アブねっ!」


 一瞬の隙をついてセレネが肩のキャノン砲で智加古を攻撃する。


「ブラッド様、私も援護します。そのまま攻撃を続けてください」

「ありがとなセレネ、そのまま援護してくれ」

「おいロボット!こういうのはタイマンさせるもんだろ普通は!」

「聖魔連合の方針は”命だいじに”です。戦闘中の味方が拒否しない限りは援護を行います」

「そうかよ《プルルルル…》何だ?」


  突然戦場には不釣り合いな音が響き渡る。 発生源は智加古のスマホだ。


「ブラッドプレッサー!」

「イージス!」


 一瞬智加古が気を取られた隙にブラッドが攻撃するが、攻撃はイージスによって防がれる。


《イージス─女神アテナが所有していたとされる最強の盾。ありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つとされている》


  そしてイージスによって生成された障壁で安全を確保すると智加古は自身のスマホを確認した。


「神子都から?もしもし…はぁ?!通波が脱走した!?」

「「「!!!」」」

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