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死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第八章 シスターと取り巻く因縁
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聴聞会

三人称視点です。


「民守さん、よろしく頼む」

「はい、バリアキューブ」


 民守が正六面体の上部が開いてる形にバリアを二つ生成する。

 現在、民守が聖魔連合への加入宣言した場にいた六名と灰崎が聖魔連合本部広場に集まっていた。なお、灰崎がいる理由はこれから行う聴聞会の対象がもたらすであろう情報での技術向上が目的である。


「民守さん、俺がワープゲートで呼び出した人がバリア内に入ったら速攻で蓋してくれ」

「わかりました」

「それじゃあやるぞ、ワープゲート」


 レイヴンが開いたワープゲートから人影が二つ落ちてくる。そして、それぞれがバリアキューブの中へ納まり民守が即座に蓋をする。


「っ、ここは?!」

「いきなりなんだ」

「召、ライズ、この前の続きだ。お前らの知っている情報諸々を全て話せ」


 キューブ内部に召喚されたのは東地下魔道墓地にて戦闘を行った八世召とライズ·オムニシエンスだ。地下での戦闘勝利後、ライズの持つ情報と引き換えに召を妹である天の声こと八世通波に合わせる取引を行った。

 今回の聴聞会の目的は取引内容であるライズの情報を聞き出すことである。


「あ、先にあいつらに指示出しとくか。あ、あ~、赤川聞こえるか?」

『聞こえてるぞ。なんの用だレイヴン』

「今からキャットガールとセレネを連れて阪神国際空港跡地近辺の調査をお願いしたい。調査内容は八世通波の捜索、キャットガールには天の声って言えば伝わると思う。セレネが電子機器方面からの捜索、キャットガールが人海戦術での捜索だ。赤川はまとめ役兼護衛だ、あそこにいる魔法少女の積一二三は打撃攻撃がほぼ効かないから相性有利のはずだ」

『了解。あ、いざって時は他の幹部の皆さんにも手伝ってもらってもいいか?』

「だそうだがいいか白夜?」

「いいぞ。ただし土木工事や建設、インフラ整備なんかの仕事してる連中の邪魔はするなよ」

『了解』

「あ、相性有利っつってもなるべく戦闘は避けろよ」

『わかってますよ。じゃ、二人探して行ってきます』

「気を付けろよ。これで良しっと。さて…、何から聞くか」


 通信を切り、レイヴン達は二人に向き直る。


「あの、この方達は?」

「そうえば聴聞会するとしか言ってなかったな。和服の女性アンデッドが八世召、異世界から召還されたって言うスケルトンがライズ·オムニシエンスだ。堕天大聖堂の反対側に地下空間があるんだがそこで戦闘になった暫定捕虜だな。そこで恐らくこの世界でライズしか持っていないであろう魔法の情報と引き換えに召の妹を探すって取引をした。民守達を呼んだのもライズの魔法の情報による強化が狙えると思ったからだ。聖魔連合は魔法少女が少ないからな、そちらの方が情報を有効活用できるだろ」

「…何か異世界とか不穏な単語が聞こえましたがそのような事情があったのですね。ならばその情報を有難く使わせていただきます」


 事実、能力を魔法としてカウントしなかった場合圧倒的に堕天大聖堂の方が魔法を使える者が多い。なので、戦力強化を行うならば堕天大聖堂にも情報を渡した方が合理的だ。

 なお、能力を魔法カウントした場合でも聖魔連合は堕天大聖堂の半分ほどしか魔法を使える者がいない。

 

「それじゃあライズ、まずはお前の故郷である魔道王朝·グリムがある異世界の世界観って言えばいいのかなんと言うか、まあどういうところなのか教えろ」

「…これはバリアか。確かに閉じ込めておくにはこれ以上ないほど効果的だろう。それで、いきなり呼び出されたのはこの前の取引の続きを行うためか。わかった、質問に答えよう。どのような所かという質問だったな。一言で言えば、こちらの世界のファンタジー小説でよく中世ヨーロッパと書かれるような世界だ」

「となるとこちらの想像した通りでだいたいあってるのか?」

「恐らくな。ただし、異世界人の影響で電気の代わりに魔力で稼働する家電、インフラなんかも整っておる」


 ライズの話によると、見た目こそ中世ヨーロッパだが、そこに文明の力が稼働し、魔法が飛び交い、モンスターやダンジョンが存在する世界のようだ。

 総括すると、異世界ファンタジーの中世ヨーロッパ風の世界に時代違いな機器が存在する世界のようだ。


「どのような世界かあらかたわかった。では次の質問だ。ライズ、魔法とはなんだ?」


 そうして二つ目として、レイヴンはこの世界を揺るがしかねない質問を問いかけた。

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