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死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第七章 アンデッドと魔法の根幹
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攻略開始

三人称視点です。


「さて、これから配布した資料に記載してある地下通路の探索に向かう。地下通路探索は俺と環、アル、赤川、裂、探索班70名の計75名で向かう。入口の防衛は白夜、元花、ビルド、ロック、オロチ、アギト、河原、セイ、スカイ、防衛班30名の計39名を配置する」


 探索を告知してから三日後、集まったメンバーに優真は人員配置を説明していた。ウルフの働き掛けにより集まった住民は100名、誰もが幹部にこそ及ばないが精鋭ぞろいだ。

 なお戦闘職の幹部を全員出撃させなかった理由は本部の警備が手薄になる可能性があるためである。


「昨日確認したら入口のある阪神国際空港跡地に警察がいた。恐らく現場検証だから俺がワープゲートを開いたら防衛班はまず警察を追い出せ。くれぐれも殺すなよ。そしてその間に攻略班は地下通路へ突入する」


 防衛班の役割は跡地にいる警察を追い払い、後から来るであろう魔法少女の侵入を探索班の調査が終わるまで防ぐこと。そこため大阪の魔法少女こと積一二三を真正面から相手どれる白夜、その他の魔法少女を相手するための幹部、最悪物量で何とかするための元花、そして警察官を殺さず無力化できるように拘束系能力を持っている怪人30名を編成している。

 

「探索班は突入後、俺と環を先頭、赤川と裂を殿として探索を開始する。一応ヤバくなったら全員に配布した転送装置を使ってもらってかまわない」

 

 探索班は優真、環のツートップ、環のサポーターとしてアル、広範囲攻撃持ちの赤川、正面切っての戦闘力が白夜に次いで高い裂、そして殺傷力が高い能力を持っている怪人70名を編成されている。


「全員作成は把握したな。それではワープゲートを開く、そうしたら一気に畳み掛けるように。それじゃあ…、GO!」




   ◇◇◇




 ところ変わって阪神国際空港跡地、その日は周辺の被害調査が終わり本格化に警察の捜査が始まる日だった。


「これより、阪神国際空港跡地の調査を行う。この場所はつい先日まで悪の組織が占拠していた。そのため残党がいつ襲ってくるかわからない。心してかかるよう『警部!正面に謎の穴が出現しました!』!、総員警戒態勢!あれはこの前の伊吹山の戦いの主犯、聖魔連合連合長、レイブンのワープゲー『少し黙ってろ!』」


 警部がワープゲートに気付き指示を出す前に白夜が現場のトップを気絶させる。


「ありゃ、バレてんのか。名乗ったのは数回程度だと思ったんだが情報収集の早いことで。皆、白夜に続け!」

「「「「「おぉ~!!!」」」」」


 それを皮切りにワープゲートから多数の怪人が警察へ流れ込んだ。


「総員、撃て!撃て~!!」

「ストーンシールド!」


 警官が拳銃を乱射してくるがロックが生成した岩を盾にガードする。その隙に怪人達が警官を拘束していく。


「よし、それでは探索班はこれより突入する!それにともない防衛班の指揮を白夜に移す、頼んだぞ!」

「おうよ!こっちは任せな!」





「怪人…探索とは…何だ?」

「ん?てめぇ起きたのか。というか警察は把握してなかったのか」


 レイヴン達探索班が突入後少しして白夜に気絶させられた警部が目を覚ました。


「だから…何だと聞いているとだ!」

「そんなに大声出さなくても聞こえるって、まあ聞こえたところで言うつもりは無いがな」


 目の前では数百人余りの警察官を怪人が制圧している。中にはアサルトライフルなどで完全武装した警官もいるが多少怪我する程度で意味をなさない。 

 そもそも怪人側にはヒーラーもいるので余程の大怪我でなければ直ぐに全線へ復帰してくる。


「そもそも、なぜお前のような大物があんな新米組織の下についている?」

「何だ、俺のことは知ってたのか。まぁそれくらいは答えてもいいか」


 実はレイヴン達と出会うかなり前、それこそ魔法少女と怪人が現れて数百年という時に白夜は魔法少女相手に暴れまくっていた。

 当時は今と比べ魔法少女が少なく白夜により甚大な被害が出た。

 この事は今も魔法少女や警察官を中心に伝わっており恐れられている。

 因みにレイヴン達が白夜を知らなかった理由は単純に一般に伝わってないからである。

 当時の警察は国民の不安を煽る可能性があると白夜の情報を警察官と魔法少女にとどめ、メディア等にも伝えなかった。

 いつしか情報は風化し、知っているのは勉強熱心な魔法少女や警察官くらいだ。

 しかし、ネットでは今も都市伝説として語り継がれている。


「単純にレイヴンが俺にタイマンで勝ったってのもあるが、何よりあいつは終わらせてくれそうだからよ」

「何をだ?」

「何ってそりゃ…、このくそったれな魔法少女時代をよ!一般人はそうじゃねぇかもしれないが、ここにいる大半の怪人は今の時代をクソだと思ってる。何よりあいつの覚悟は本物だ、ならそれに賭けようと思ったまでさ」


 警部は絶句していた。目の前の存在の言葉を信じられなかったからだ。

 資料には鬼頭白夜は嘘を嫌うと記されている。ならば今の言葉は間違いなく本心だと言うことが分かってしまった。


「そんなことして何になる?余多の一般人を危険に去らす気か!」

「んなこと知るか。ま、レイヴンはそんな事望んでねぇよ。けどな、これだけは言える。今後正義の味方が必ず勝つなんて時代は終わる!これから先は誰も予測できねぇ!誰も知らない結末になるはずだ!」


 この鬼頭白夜の言葉が真実になるか、はたまた嘘になるのか。この時は言葉通り、誰も知るよしもなかった。

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