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死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第六章 化け猫少女と吸血少年
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情勢

レイヴン視点です。


 元花の探索を始めて4日目、未だに元花の情報はない。その上探索が当初の予定よりだいぶ遅れている。


「おらぁ!」

「ぐは」

「はあ…、これで本日5人目。伊吹山での戦闘でどれだけ魔法少女が減ったんだよ」


 その理由は、魔法少女が減ったことによる悪の組織の活性化だ。そのせいで探索が妨害されまくって思うように進んでいない。

 確か死んだ魔法少女が700人弱、その約半数が関西圏の魔法少女だったとしたら活性化するのもうなずける。

 それが原因で、現時点で滋賀、三重の2県しか調べられてない。本当は今日までに四県調べる予定だったから相当遅れてる。

 そして現在地は京都府、ここも例に漏れず怪人が暴れまわっている。


「たく、魔法少女はなにしてんだ。流石に今日までに一人も見てないのは異常だぞ」


 そんなに魔法少女は腰抜けなのか、そもそも居ないのか。ま、探す邪魔に成らないだけありがたいが。


「…そろそろ昼だし一旦休『あ、あ~、聞こえるかなレイヴンくん』…誰だお前」


 通信機のハッキング?こんな時になぜ面倒事が起こる。

 というかこの声…。


「もしかしてオウルが言ってた天の声ってやつか?」

『せいか~い、というか良くそんなに落ち着いてるね。ハッキングされてんのに』

「お前の場合、既に本部の内部構造はともかく場所は知ってんだろ。なら焦る必要はない、お前以外だったら全勢力を使って潰しに行くがな」


 まあ、全勢力使わなくとも白夜と環当たりを派遣し俺がサポートすれば終わりそうだが。白夜か環がボスとタイマン張って俺と残ったどちらかが構成員を相手するだけでいいからな。

 俺の能力は一応サポート向きだし、タイマン張るなら二人のどちらかの方がいい。


「一応聞くが、俺たちの組織の場所は?」

『月でしょ、会話から場所分かったわ。ま、レイヴンの言う通り内部構造は分からないけど』

「ならよかった。あ、ちょっと待ってな、適当な場所に降りる」


 今まで異空間倉庫から出した瓦礫の上に乗ってたからな。

 ん~、あのビルの上でいいか。屋上無いから誰かが入ってくることもないし。


「で、何でハッキングしてきた、そして出来るのならなぜこのタイミングでしてきた?」


 疑問はこの二つだ。本当になぜ今してきた。


『順番に答えるよ。ハッキングした理由は君と話がしたかったから。このタイミングでした理由は距離の問題だね、オウルちゃんの時は地下鉄で会話できる状況だったから良かったけど地上じゃそうは行かない。君の通信機のセキュリティがきつくてね、近づいてくれなきゃハッキングできなかった』

「あれ?お前の魔法って距離無制限じゃないのか?」

『距離無制限でできるのは情報の収集だけだよ。会話などの情報の発信は特定の条件下じゃないと無理』


 なるほど、天の声の魔法はある程度制限があるのか。それでも距離無制限の情報収集だけでお釣りがくるレベルでヤバいが。


「で、話って何だ?」

『元花ちゃんについての情報、欲しいでしょ。私はそれを持ってる』

「!」


 それは是非とも欲しい。ここまで二県しか調べられてないから情報だけでありがたい。

 けど、こんなうまい話があるか?


「何が目的だ?」

『オウルちゃんに言った頼みごとと同じだよ。八世召って人を探すのを頼みたい。二人の魔法と聖魔連合の科学力なら出来るでしょ』


 確かに出来なくはない。俺と環は探知系の技があるし、人工衛星での捜索も出来る。

 けど疑問がある。


「なぜお前自ら探さない」


 捜索だけなら天の声でも出来るはずだ。俺たちに頼む理由がない。


『あ~、それについては企業秘密だからいえない』

「…まあ今はそれで納得しよう。それと俺のは魔法ではなく能力だ」

『…あ、確かに。ゴメンゴメン、周り魔法少女ばっかだから間違えた』


 何か引っ掛かる言い方だが別にいいか。


「で、八世召さんを探すのはいいが先に元花についての情報を教えろ」

『確かにそうだね、それじゃあ場所を教えよう。元花ちゃんの居る場所は大阪の阪神国際空港跡地だよ』


 阪神国際空港跡地か、確か阪神国際空港は数十年前にどこかの悪の組織に襲撃されて閉鎖されたはず。空港自体は別の場所に新たに建設されたが、元々の場所は当時のままだって習ったな。


「分かったが…その情報は信用していいんだよな?」

『信用していいよ』

「…分かった」


 取り敢えず今はいいか。嘘なら嘘でこちらも約束守らなくて良くなるし。


「質問だ、お前はなぜ俺たちに肩入れする」

『単純に魔法少女に頼るより君たちに捜索を頼んだ方が確実だと思ったからだよ。君たちの探索能力が無ければ情報を渡すようなこともしなかったし』

「ふ~ん、そいつは光栄だな」


 確かに、捜索だけならそこらの魔法少女でも出来そうだからな。こちらの能力が買われるのは悪いきはしないな。


「最後に、お前は誰の味方だ」

『…私は自分の味方だよ。私のやりたいようにやる、それだけよ』

 

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