表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第四章 毒花少女は幻酔を見る
30/164

被害状況

オウル視点です。

「あれ~確かにこの辺だけど…」


 火山ガスの中から現れたのは、体に風をまとった魔法少女だ。


「あんた、この辺で怪人見なかった?」

「見てないですが、あなたは?」


 さっきの菫さんの説明からこの魔法少女が虐めの主犯の可能性がある。直ぐには信用出来ないししたくない。


「私?私は風見鴇(かざみとき)、この当たりで風の魔法少女をやってるよ、あなたは?」

「…私はオウルです、つい最近魔法少女になりました」


 …以外と話通じるな。


「にしても酒井曰くこの当たりで怪人が出たらしいんだけど…」

「酒井?」

「私たちのストレス発散相手、最近はめっきり学校に来なくなったけど昨日いきなり連絡が来たんだ」


 前言撤回、やっぱこの人クズだ。


「にしてもあの火災でよく生き残ったよ、そのまま死ねば良よかったのに」


 こいつドクズだ。


「にしても、酒井に電話番号教えたっけ?」

「…それに関してはあなたはのグループの一人から聞き出しましたよ」

「え、酒井いたの?」


 今ごろ気づいたのかよ。


「酒井、何で私をここによんだの?」

「そんなこと決まっているじゃないですか…あなたをぶっ殺すためだ!」


 ちょ、菫さんなにする気?しかもこのタイミングで勘が働いている。


「ベノム·オーシャン!」

「アル!キャットガール!全力で退避!一秒でも速くここから離れろ!」


 菫さん、私たちもいるのに毒液を全力でブッパしやがった!よく見ると周りの火山ガスも巻き込んでるから毒の濃度や危険性が上がりまくってる!

 この濃度になると毒耐性(ベノムカット)でも防ぎきれるかわからない! 


「血吸い桜!」


 即座に盾を展開したが防ぎきれるか?


「痛!」


 足に少し毒がかかったっぽい、かかった所が少し溶けてる。直ぐに回復(ヒール)で修復しないと。


「…止まった?盾は…凄い無傷だ!周りは…ひどいなこりゃ」


 毒液が止まったので周りを見ると、当たり一面毒の海と化していた。地面も一部が溶けて火山ガスの噴出口が広がりガスが勢いよく吹き出している。

 というか…。


「観光客無事だよね…」


 毒耐性(ベノムカット)ありで足が溶けるレベルの毒だ。かかったらほぼ即死だろう。


『オウル~!』

『オウルさん無事ですか?!』


 お、通信機から声が聞こえるってことはアルとキャットガールは無事だったみたいね。


「こっちは無事、二人とも被害状況は?」

『観光客はほとんど死亡してしまいました、それと火山ガスが充満し始めています』

『町の方にも毒が飛んでいったよ』


 町に毒?それに観光客がほぼ死亡?菫さんは魔法少女に向かって毒を放ったはず、なぜ観光客が死亡し町に毒が?


「あ~あ、酒井のせいで人が死んじゃった」

「それはあんたが毒を弾き飛ばしたからだろうが!」


 なるほど、風見が毒を風で吹き飛ばしたからか。それなら離れた場所にいた観光客が死亡したのも納得はいく。

 それにさっきの勘は恐らく誰かの死の予感だろう。てかそれ以外に勘が発動しそうなことはなかったし。仮に攻撃に対して勘が発動してたとしても、それ以前に勘が発動していないのはおかしいしね。

 にしてもあいつ、周りの状況を確認して防げよ、似たような理由で私のお父さんとお母さんが死んだから余計に気分が悪い。

 てか早くしないと毒の第二波がくる!対策は…あ、そうだ!


「確か栃木警部の名刺が…あった!」


 これで連絡が取れる。なるべく早く出て…。


『はい!こちら栃木警部!連絡は後…』

「こちらオウル!栃木警部すいません説明は後で!那須湯本温泉付近にて魔法少女が交戦中、魔法少女は風見鴇、相手は毒を使う模様!その余波で毒が撒き散らされてます!今すぐ避難誘導をお願いします!」

『なに!まあわかった、こちらで避難誘導を行う!』

「ありがとうございます!」

『あ、ちょっと…』


 よし、これである程度被害は軽減されるはず。


「さて、これからどうするか…」


 少し奥の方で菫さんと風見が戦っている。避難誘導の指示も出したからぶっいちゃけやることがない。

 菫さんをサポートしようにも、これは菫さんの問題なので部外者が介入していいのかわからないしそもそも近付けない。

 だけど問題は…。


「菫さん、押されてるよね」


 魔法の熟練度の違いか、明らかに菫さんが押されている。下手をすればそのまま敗北してしまう。というか元から勝ち目があまりない気がする。

 

「ウインドカッター!」

「ぐは…」

「げほげほ…やっとくたばったね」


 やっぱり、菫さんが負けるよね。


「それじゃあ止め(とどめ)といきますか」


 しょうがない。


「ウインド…」


 思想が似ていて仲間にできそうだし…。


「カッター!」


 助けますか!


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ