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大図書館での調べ事

環視点です。

「さて、次はあの人について調べますか」


 あの人とは、天の声さんから探すように頼まれた八世召さんのことだ。

 聖魔連合のことを黙っておく代わりに天の声さんから探すのを頼まれた謎の人。

 まあ、おそらく探知系統の魔法を持っている天の声さん自ら探さない時点で既にきな臭い感じがするけど。


「ここか…」


 そうこうしているうちに大図書館に着いた。

 ここにはいろいろな本があるらしく、沢山の魔法少女が利用している。

 過去の新聞などがあればそこから調べられると思ってやって来た。

 けど調べる前に人手を増やさないと。さすがに数十年分を調べるのは一人だときついからね。


植物人形(リーフドール)


 私は道の脇によってから魔法で植物の人形を作る。見た目は全体的に緑っぽい私だ。


(アル、お願い)

『わかった!』


 人形に手をかざしてアルの意識を人形へと移す。

 すると人形の目が開き立ち上がった。


「問題無さそう?」

「んっとね…大丈夫そうだよ、まだ慣れないけど」


 よかった、ちゃんと成功した。まあ失敗しても人形が壊れるだけで特に問題なかったけど。

 それに慣れないのは仕方がない。アルは普段浮遊して移動しているため足での移動は初めてなのだ。


「これから図書館で八世召さんについてのことを調べるよ」

「わかった!」


 この図書館はとても広い。館内マップを見た感じ東京ドームと同じくらいだ。しかも二階建て。

 これだけ広ければ一冊くらいは八世召さんに関するデータがあるばず。

 というか有ってくれ頼む!


「さて、新聞約五十年分!それと百年分の行方不明者記録となぜかあった住民票抄本一覧!これだけあれば情報の一つや二つ有るだろ!」



   一時間後…



「環~無いよ~」

「さすがにそんな直ぐには見つからないよ」



   さらに一時間後…



「環~お腹すいた~」

「あ、なんか食べて来ていいよ」

「やった~!」



   さらにさらに一時間後…



「環~見つかった?」

「まだ見つからない、パソコンで調べてみてくれる?」

「わかった~」



   さらにさらにさらに一時間後…



「パソコンで調べたけど無かったよ~、そっちは~?」

「無い…」



   さらにさらにさらにさらに一時間後…



「ふ~…」


 っざけんな!何で何一つ情報が無いのよ!

 行方不明者記録に名前が無かったのはまだ捜索願が出されなかっただけかも知れないからまだわかる。

 だけど何で住民票抄本にも無いの?!

 これ八世召さんに関するデータ全部消されてる?


「環~これセレネに頼んだ方が良くない?」

「…そうだね、もうそうした方が早い気がしてきた」


 できるかわからないけど、多分セレネならできると思う。ロボットだし。



   ◇◇◇



「疲れた~」

『お疲れ~』


 本当に今日は疲れた。

 連合のことがバレたこと、天の声さんや八世召さんのこととかいろいろあった。

 そして今は帰りの列車に乗っているが、乗った瞬間に今日の疲れが一気にきたのだ。


(けど、最終的に攻め込む場所がわかったのはよかった)


 後はマジックターミナルの地理的な場所が分かり、なおかつこちらの戦力が整えば魔法少女との全面戦争になる。

 いや、攻め込むとは決まってないが最終的に戦うことにはなるだろう。


(どちらにせよ、まずは兄さんに報告ね)




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