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死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。  作者: 鬼獣八紅
第二章 月面世界と機械の天使
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第二形態

三人称視点です。

 プログラムを起動したロボットはワイヤーをちぎり瞬く間に姿を変えていく。

 翼があったところからは元々あった翼より機械的な翼が6枚生えてきた。手足があったところからはロボットアニメでしか見ないようなキャノン砲が合計4台装備される。周りには巨大な掌が4個、それぞれ剣、槍、斧、盾を装備している。


「第二形態への移行を完了、攻撃を開始します」

「!、総員防御準備!」


 レイヴンが急いで防御するように指示をする。

 しかし。

 

聖なる斧(ホーリーアックス)


 足のキャノン砲をジェットエンジンの如く後ろへ発射させることで一気に加速してきたロボットに間に合わず、たまたまロボットの近くにいたキャットガールの上半身と下半身が切断される。


「「キャットガール!!」」


 キャットガールを切断した斧はそのまま地面と衝突し土煙が上がる。

 そして衝突の衝撃により切断されたキャットガールの上半身がレイヴン達の前まで飛ばされてきた。


「オウル急いで回復!その間は俺が攻撃を裁く!」

「りょ、了解!」


 オウルが急いでキャットガールを回復させようとする。二人ともある程度血には慣れたとはいえ、さすがに仲間の欠損部が目の前に飛んでくるというピンポイントな事情への耐性は無い。


「あ、あの~心配しなくても良いですよ」

「ああ、この通り問題無い」


 しかし、そんな二人をよそに灰崎と切断されたはずのキャットガールが声をかける。


「キャットガールどうし…いや、そういえばそうだったな」

「はい、私にはプラナリアが材料に使われているのでこれくらいは大丈夫です」

「けど一様問題無いか灰崎さんに検査してもらって。そのための時間は稼ぐから」


 オウルは灰崎にキャットガールの検査を頼んだあと、ロボットの攻撃を次々と防いでいく。


「…検査が終わったぞ」

「どうだった?」

「一応身体に問題は無い。ただし、組織での虐待の影響か圧倒的にエネルギー不足だ。再生は出来るがしたらしばらく動けなくなる」

「私が回復しようか?」

「大丈夫です。時間が経てば回復しますので」

「そうか、それじゃあ異空間倉庫で休んでてくれ」

「…すいません、次こそは必ずお役に立ちます」


 キャットガールが次こそはと意気込んだ後、レイヴンの異空間倉庫へ入れられる。


「灰崎、お前も異空間倉庫で急いでプログラムを解析してくれ。もうここでは出来ないとかそういう場合じゃない」


 今はオウルが防いでいるが、これがいつまで持つか分からない。

 壊すことは簡単だが、素人目で見ても高性能なロボットだ。仲間にするためにも急いで解析するしかない。


「分かった急ごう」


 そうして灰崎も異空間倉庫へと入っていった。 


「オウル、俺が時間を稼ぐから植物操作(リーフコントローラー)か何かでの物量攻撃の準備出来るか?アルは…オウルのサポートを頼む」


 時間を稼ぐだけならテレポートを乱発できるレイヴン一人のほうが良い。


「りょうか~い」


 アルも指示が聞こえたため地面から出てくる。

 レイヴンが物量攻撃を指示した理由は、拘束したところで直ぐに逃げなれる上、なおかつ壊さないようにするには上から圧倒的物量で押さえつけて行動不能にしたほうが良いと考えたためだ。


「それじゃあ頼んだぞ!」


 そう頼んでレイヴンはロボットの方へ向かっていった。


「分かった!とは言えどうするか…」


 今のオウルはレイヴンが求める程の物量攻撃が出来ない。

 より正確に言うと、押さえつけるほどの物量をコントロールできないのだ。


「ねーねー環、どうするの?」

「アル、今はオウルって読ん…いや待って」


 オウルがアルを見て、ある一つの作戦を思い付いた。


「アル、今から言う作戦に協力できる?」

「なになに…いいよ!」


 オウルがアルに相談し、作戦を実行へ移すことになった。


「とは言え少し時間がかかる。それまで耐えてくれよ、兄さん」

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