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カイジュウ  作者: noraneko
2/5

カイジュウがいるらしい

夜バイトが終わり、帰る準備を終えた自分は店長に挨拶をした。

「おつかれさまです。先に上がらせてもらいます。」

店長は気怠そうな声で返事を返してくれた。

それから、

「ソラくんは徒歩で帰るんだったよね。」

「どうやら今日カイジュウがここらで現れたらしいんだ気をつけてね。」

「カイジュウですか。」


カイジュウとは人の姿に近いが凶悪で、動物を襲ったり、人を襲ったりする恐ろしい生物だと言われている。


しかし、その存在が世間に広まったのはここ1、2年のことでその存在はまだ明確にはされていない。


「カイジュウが現れたってのにパトランプの音もなってないなんて変ですね。」


「そうなんだよ、聞いた話だと雀が数匹食われていたらしいんだけど、人には被害が出てないらしいから、注意喚起だけしてまわってるらしい。」

「他の動物が食べたりしたかもしれないからだそうだ。」


「なんだか不用心ですね。」


「まあね。」

「でも警察も他に仕事があるし、人に害が出てない以上はそれくらいしか出来ないんじゃないかな。」

「あとカイジュウ専門の人達もいちよう来てるらしいから、その人達がなんとかしてくれるんじゃないかな。」


「なるほど。」


正直不安しかないが、自分もカイジュウの存在には懐疑的なので、警察の対応に文句も言えない。


「とりあえず気をつけて帰ります。」


「何かあったら人の家に逃げ込んだり、助けを呼ぶんだよ。」


「わかりました。おつかれさまです。」


そう言ってバイト先の店を出た。


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