表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱異端児は夢を見る  作者: 時雨
第二章 駆け出し旅人は……
68/212

第十六話 宝箱

「ここは本当になんなのじゃ……」

「もう、戦いつかれたよ……」



ポイズンスライムとの戦闘のあと、いろいろ探索を続けている間に多くの魔物に遭遇した。

キメラやボーンモンスターなどの普通には発生しない魔物から、変異種までいろいろな魔物がうろちょろしていたのだ。

なんどか死にかけたり、命からがら逃げたりした事もあったが何とか大体の魔物を倒す事が出来たと思う。

少し卑怯なやりかただったが……



「道も複雑じゃし……」



調べたところ、部屋がいくつか存在していて、そこの間を通路が通っているという構造になっていた。

もちろん部屋には複数の魔物が存在していて、何度も苦労する羽目になった。



「この構造からしてダンジョンなのかもな。宝箱もいくつかあったし。」



ダンジョンは、魔物の発生率が異常に高い場所でいろいろなところに存在している。

魔物はとても強く、建物や洞窟などの形をしている。

中には財宝などが宝箱に入って存在していて、一攫千金を狙う者たちが集まる場所でもある。

冒険者の中での一つのあこがれでもある。

だが、死亡者がとても多いため入るのに制限があるのがほとんどだ。

難易度によって変わるが、だいたいBで難しいのはA、簡単なのはCぐらいだろう。

それでも多数の死者が出るため、危険なのは承知だ。

ダンジョンのもっとも奥にはとてつもなく強いボスが存在していて、倒せるのは一度きりのもあれば、何度もよみがえるものもある。

ダンジョン内の魔物が尽きることはほとんどないが、一気に倒せばしばらく新しく出現することはないと聞いている。

だいたいあと一日ぐらいで新しい魔物が出てくるだろう。



ここの魔物の強さはだいたいAとBの中間ぐらいだろう。

いや、A……もう少し高くてSぐらいだろうか。

魔法に対しての耐性持ちがほとんどで、普通の冒険者には辛いだろう。

自分が物理攻撃しかできないのが幸いだった。

だが、いくら強くてもあらがえない落とし穴などの罠もいくつかあったため、念の為に今は魔境眼を起動させた状態にしてある。



ダンジョンの宝箱はいろいろな物が入っている。

杖やスタッフなどの武器から、服、お金、特別な道具まで入ってることがある。

ここまで探索してきた中で僕らもいろいろな物を見つける事が出来た。

レアアイテムもいくつか出てきて、うはうはだった。

シュナは食糧が出なかったのを嘆いていたが。

出てきたものの中で代表的な物は魔物の杖や赤熱の衣、そして謎の黒衣。

謎の黒衣以外はレアアイテムだ。

謎の黒衣は見た事がなかったため、レアかどうかは分からなかった。

武器や防具の名前はシュナが技能で鑑定して調べてくれた。

ちなみに技能『鑑定』は地味に持っている人は少ない。

そして、その人の熟練度によって、鑑定できる物が増えていくと聞いた事がある。

レアアイテムを鑑定するにはだいぶ使いこなさないといけないという事もだ。

シュナはだいぶ熟練度があると言っていたが、レアアイテムの名前は分かっても具体的な効果までは調べきれなかったらしい。

謎の黒衣はなんかエラーが出たけど、裏技を使って一部の名前だけは無理やり出したらしい。

もしかしたら銘付きかも知れない。

そんな事が出来るのかと感心させられた。

魔物の杖と赤熱の衣は赤色、謎の黒衣は黒と赤で作られていた。

謎の黒衣をシュナが見たときに、みた事がある気がするといっていたのは気のせいだろう。



魔物の杖と赤熱の衣はシュナが、謎の黒衣は僕が使っている。

シュナがポイズンスライムで何度も服を溶かしていたからちょうどよかったと言えるだろう。

しかも、赤熱の衣も謎の黒衣は頑丈みたいで粘液で溶けないようだった。

一度、生まれたままの状態で背中に抱きつかれ、やわらかい感覚に頭がパンクしかけた事もあり、ちょうどよかったといえるであろう。

もちろん、後でしっかり説教はした。

クルレスさんの入れ知恵という事も発覚し、後でしばこうと決意したこともあった。



今の装備で町に出たら、荒くれ者と間違われそうな雰囲気だが機能は最高なので我慢するしかないだろう。

まぁ見る人から見たら魔王みたいでかっこいい……って横にいるのは魔王の娘だから僕は新魔王……



「お主、今変な事を考えている顔になっておったぞい。」

「え?ほんとに?」



思考を一度リセットする。



「えっと、まだ行ってないのはここの通路だけだったよな……」

「そうじゃな。とりあえず向かってみるかのう。」



いつも通り警戒しながら通路を通る。

魔物は……いないようだな……



「ここが最後の部屋じゃろうか。」

「そのようだな。他に見当たる物はないし。」



たどり着いたのは魔物の一つも存在しない空間。

中央には小さな階段が設置されていて、奥には宝箱が置かれている。



「この階段は……次の層へ繋がっているという事かな……」

「でもまずは後ろの宝箱も開けてみるかのう。」



シュナが宝箱に近づき、開けようとする。



「シュナ!あけるな!」



危険を察知し、シュナに呼び掛ける。

宝箱から薄く漏れ出ている魔力。

たぶん罠の類だろう。

だが、警告も遅くシュナが開けてしまった。



その瞬間……赤い濁流が一気に漏れ出した。

次回、死。

みなさん、ブックマーク、評価、感想など宜しくお願いします。

下の文字クリックも宜しくです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ