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最弱異端児は夢を見る  作者: 時雨
番外編 平凡な者は……
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第三話 博打

さわぐ男子を押しのけて自分の席に向かう。

最近の男子の中でのもっぱらの話題はイツキについて。



冒険者になって名をあげるのが先か、大怪我か死亡連絡が先かという懸けがはやっているらしい。

不謹慎だが、調子に乗る男子の中では相当はやっている。

冒険者が死んだ場合、冒険者ギルドからその人の家に連絡がいく。

だが、学校からの出身の場合、学校への連絡もある。



大抵の人は、大怪我か死亡連絡が先という方にかけているらしい。

あの勝負が終わった後は熱中してみんなイツキを持ち上げまくっていたけど、冒険者になったから去って行ったあと、イツキが使ったのは道具などに頼り切った運という噂や、先生などと組んだ八百長という噂などが流れ、イツキの事を悪く言う人が増えている。

元カケルグループもそれを元にだいぶ息を吹き返し、イツキの噂を助長している。

ものすごい手のひら返しだと思う。

私への影響はほとんどなかったが、なんだかもやもやした物が残る。



「サクラーおっはよー!」

「おはよう!」



いつものようによく遊んでいる女の子が近づいてくる。

名前はカナコ。

イツキとはそこまでかかわりの無い子だが、噂にも流されずムードメーカの様な子だ。

しかも、土の壁魔法だけが上手という謎の特技を持っている。



気をもまずにしゃべる事ができるメンバーの一人というわけだ。



「イツキ君が行ってから最近元気がないねぇ。彼氏と別れるのがそんなに悲しいの?」

「か、彼氏ってそんな関係じゃないわよ!まぁ、よくしゃべるメンバーが減ったのがさびしいのは事実だけどね。」

「それって恋!?恋!?」

「だから、そんなものじゃないわよ!」

「ふ~ん。まぁ面白そうだからほおっておく~。それより今日の体育の準備は出来てるの?」

「大丈夫よ。作戦は考えてあるから。」

「成績にもかかわるからねぇ。しっかりしないと!イツキ君のように簡単に職業に就けるわけでもないんだから。」

「分かってるって。」



その言葉と同時にチャイムが鳴り響き、朝の会が始まる。







第三章の予告2

これまであまり触れていなかったステータスプレート!

レベルなどの細かい正体も明らかに!

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