最弱異端児は動き出す
初投稿です。拙い文章ですがよろしくお願いします!
ぼんやりとしている意識の中ぶつぶつと聞こえる謎の音。
動かそうとしてもまったく動かない身体。
幽霊……いや、悪魔の微かな笑い声が耳にこだまして身体を飲み込もうとする黒煙が巻き起こる。
そして追い打ちをかけるように痛みだす身体。
なにか大切な物が身体から無くなっていく感覚。
どんどん身体を蝕んでいく謎の痛みに精神は耐えられず……
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朝。いや、まだ深夜と言っていいぐらいの時刻。
だれもが安らかな寝息をたてている。
その中の例外、汗だくで起きだした一人の男。
定期的に見てしまうあまりにもリアルな夢がいつも彼を現実に引き戻していた。
やることのない中ただぼーとして時間が過ぎていくのを待ち続けるだけ。
最悪の夢を見たときの日常。やることがないわけではない。
しかし音を立ててここに泊めてもらっているおばあさんを起こすわけにはいかない。
何にも育てても得の無い僕を善意だけで育ててくれたおばあさんには感謝している。
これ以上迷惑をかけるわけにはいかないと布団で丸まっても悪夢のせいで眠れずただ退屈に過ごしていた。
朝になったらまた悪夢ほどではないものの嫌な一日が待っている。
今のうちに少しでも休んでおこうと目を閉じてごろごろしていた。
結局朝日が差し込むまで眠れなかったが。
そしてまたいつもと変わらない一日が幕を開ける。
不定期更新の予定ですが全力で書いていきます。
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