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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
90/188

七夕の空にVを願掛け

[ホーム]光州

6真野

5久保岡

7朴芳一

9小金井

8マイヤー

3佐藤

4白知秋

2山村

1陳良文


[ビジター]大連

8星渡(3-1)

3柳中平(4-1)-古池(1-0)

6棚橋(4-3)

9林(4-0)-高遼二

7アンジェロ(5-2)

5ドラグノフ(3-1)-太刀川(2-1)

4近堂(4-2)

2清水(5-3)

1張尊(3-0)-山元(1-0)-伊東-中西(1-0)-趙雅憲


大 212 002 000 7 ○張尊(6)-伊東(2-1)-趙雅憲(1) 37勝23敗7分

光 000 000 120 3 ●陳良文-李敏登-ラスター-李吉男-宮内 20勝42敗5分


 昨日は0点に抑えられた大連打線が鬱憤を晴らすかのように爆発して大勝。これを1点でも昨日に送ることが出来たら、などと考えても栓なきこと。とにかく終始優勢に試合を進めた大連が順当に勝利を収めた。


 初回から光州先発の陳良文に攻勢をかける。星渡、柳中平の連打で早速チャンスを作ると棚橋もレフト前に落としてあっさりと先制。林はサードファールフライに倒れたがアンジェロがレフト前に持っていって2点目。2回には清水のソロホームランが飛び出した。陳はコントロールはいいが球威がなく、これではただのバッティングピッチャーだ。3回にアンジェロ、ドラグノフに連打を浴びたところでたまらず降板させたが時すでに遅し。2番手の李敏登も近堂、清水に連続タイムリーヒットを浴びて3回終了時点で5対0と大勢は決した。


 6回には四球で出塁した星渡を一塁に置いて棚橋が左中間にホームランを叩き込んで7点目とした。大連先発の張尊は6回限りでマウンドを降りた。7回には太刀川がラスターからプロ初ヒットをレフト前に放った。光州は7回に山村のホームランで1点。8回にはエラーが絡んで出塁したランナーを小金井、マイヤーが返して7対3としたがすでに勝負はついていた。9回は趙雅憲が無失点で抑えて試合終了。


 今日は接戦ではあまり見かけない名前をいくらか見かけた。初ヒットの太刀川は噂にたがわぬ鋭い打球であった。守備も無難にこなしていた。守備といえば古池の一塁守備も普段はあまり見られない光景である。こちらも無難にこなしていたがさすがにファーストを無難にこなせないときつい。投手に目を向けると目に付いたのは趙である。シーズン序盤の先発挑戦は失敗に終わったものの、一軍復帰以来失点がなく防御率以上に安定している。明日からはホームの大連に戻って開城と対戦する。ほぼ折り返し地点のオールスターまでもうすぐだ。


 光州は今の順位もむべなるかなという内容だった。先発の陳は光の速さでノックアウト、勝っても負けても起用される宮内、敗戦処理がせいぜいの助っ人外国人投手、頼りになるのは小金井らベテランばかりなのもお寒い。チーム内外では早くも監督解任などという無責任な噂が立つなどゴタゴタしている。これからの戦いぶりでどうにか光州ここにありという意地を見せてほしい。


その他の試合結果

35勝27敗5分 新京 2-0 ハルビン 30勝33敗4分

38勝24敗5分 奉天 3-5 平壌 29勝34敗4分

32勝31敗4分 チチハル 5-2 開城 30勝34敗3分

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