交流戦終了 そして元のリーグへ
[ホーム]大連
8星渡(4-1)
3柳中平(4-0)-李春稀(1-0)
6棚橋(4-1)
9林(3-1)
5パウロ(4-2)
7アンジェロ(3-1)
4近堂(3-0)-本郷
2金重男(4-2)-大上-清水
1赤坂(3-0)-ドラグノフ(1-0)-比山
[ビジター]横浜
6市川
8朴哲稀
3ハイパー
5室田
7スレッド
9金龍神
4渡部
2武慎剛
1クレイトン
横 000 001 000 1 ●クレイトン-小原新-下原-江島
大 100 002 00- 3 ○赤坂(8-1)-S比山(1)
交流戦ラストゲームは夏の到来を実感させる暑さの中で行われた。大連はここのところ定着した赤坂-金重男のバッテリーで最終戦も勝利を狙う。横浜はクレイトンが先発。
初回に棚橋のホームランで大連が先制。その後は両投手が安定したピッチングを見せて1対0のまま試合は中盤まで進んだ。6回表、横浜のハイパーがストレートを叩き返してのホームランで同点に追いついたがその裏に大連が突き放す。まず先頭の林が四球で出塁。パウロは三振に倒れたがアンジェロがクレイトンの内角に入ったストレートを引っ張ってレフトスタンド上段に突き刺さる2ランホームランで3対1とした。
赤坂-金のバッテリーは今日も磐石。力強いストレートを軸にスライダーなどの変化球も上手く交えて、横浜の打者を上下左右に翻弄した。8回をハイパーのホームランによる1失点のみに抑えて5勝目を上げた。最後はストッパー比山が締めた。大連の通算成績はこれで32勝20敗7分となった。
これで交流戦は終わり。24試合を13勝8敗3分となかなかの好成績で終了した。勝因は投手陣、特に先発投手の安定だろう。赤坂、松浦といった若手選手の成長は即チーム力向上に貢献するだけに重要である。打撃陣は新加入のアンジェロは戦力になりそうでいい事だ。
他チームの成績だが、交流戦開始前に首位だった奉天は15勝7敗2分と見事な成績で首位固めに成功した。一方苦戦したのが新京で、10勝13敗1分と負け越してしまった。4番の劉照凱と先発投手として活躍が期待されていた金城が負傷したのが本当に痛かった。開城も11勝13敗と負け越し。高弘美、肥後などベテランが主軸を担うチームだけにこれから暑くなってくるとスタミナ切れも心配になってくる。チチハルは13勝10敗1分と勝ち越して貯金生活を満喫している。新外国人のメルビン・ウィリアムスが本領を発揮して5勝を上げたのが大きい。若い選手が多いだけに勢いに乗れば乗るほど怖さが増す。ハルビンは11勝11敗2分けとまったくの五分。交流戦前は下位に沈んでいた平壌は12勝9敗3分と勝ち越したが光州は7勝16敗1分と苦戦した。まとめるとこうなる。
奉 20勝12敗3分→35勝19敗5分 1位
新 19勝12敗4分→29勝25敗5分 3位
大 19勝12敗4分→32勝20敗7分 2位
開 15勝17敗3分→26勝30敗3分 7位
斉 15勝17敗3分→28勝27敗4分 4位
哈 15勝18敗2分→26勝29敗4分 5位
平 14勝20敗1分→26勝29敗4分 6位
光 10勝21敗4分→17勝37敗5分 8位
安定して勝利を積み重ねている奉天。引き分けが多いものの順調な大連。やや離れて新京が続く。五割前後につけているチチハル。負け越しているがハルビン、平壌、開城はほとんど差がない。そして頑張れ光州。




