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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
73/188

3連敗 繰り返す拙攻

[ホーム]大連

8星渡(3-1)

3柳中平(3-1)

6棚橋(4-0)

9林(3-0)

5パウロ(4-1)

7アンジェロ(4-1)

4近堂(3-2)

2清水(1-0)-中西(1-0)

1フローデセン(1-0)-石風呂-李春稀(1-0)-王貞成-平野-水内(1-0)-伊東


[ビジター]京都

8青井

4棚田

3ホワイト

7畠田

9バレンタイン

5皆本

6朴敦土

2相沢

1立山


京 000 021 000 3 ○立山

大 000 000 000 0 フローデセン(3 1/3)-●石風呂(1 2/3-2)-王貞成(2-1)-平野(1)-伊東(1)


 名古屋に連敗した大連は続いて京都と対戦。しかし打線は未だにエンジンがかからず。京都のエース立山に完封されて3連敗。しかも大連先発フローデセンが右脚の違和感を訴えて早期降板。かなり深刻な状態といえる。


 今日のフローデセンは燃えていた。チームに渦巻きつつある悪い空気を振り払うためにストレート主体のパワフルなピッチングを展開。京都の1番青井、2番棚田を連続三振。3番ホワイトをサードファールフライに打ち取る上々の立ち上がり。そのまま3回まで1人のランナーも出さない好投を見せた。


 しかし打線に火がつかない。2回、アンジェロがこの試合初安打を放つも牽制死。3回には近堂がレフト前ヒットを打ったが清水はセカンドゴロでダブルプレーなどまるで噛み合わない。そして4回にアクシデント。この回も途中まで普通に投球をしていたのだが、一死後棚田に対して3球を投げたところで突如タイムをかけて右脚の違和感を訴え、そのまま降板。原因は不明とのこと。大連は石風呂を緊急登板させた。


 石風呂はコントロールが定まりきらず、棚田を四球で歩かせたが何とかこの回は無失点で抑えた。しかし5回、先頭打者のバレンタインが三塁線を破る2ベースでチャンスを作る。皆本は四球で一二塁。朴敦土の送りバントでワンナウト二三塁とする。続くキャッチャー相沢がセンター前に落とすとバレンタインと皆本が生還して2対0となる。打線が湿りきっている大連にとってこれはもはや死刑宣告に等しい。


 6回には3番手の王貞成から畠田がライトスタンドにとどめのホームランを放ち3対0に。大連は今日も得点力のなさを晒してしまった。名古屋戦と違いヒットはそれなりに出たがつながりがまったくなかった。特にクリーンナップは、棚橋と林は無安打、パウロは9回にようやく1安打とまったく抑えられていた。立山に与える恐怖はほとんどなく、楽に投げさせてしまった。止まらない貧打と連敗のスパイラル。大連の通算成績はこれで26勝18敗6分となった。


 あまりにも良い話が少ないが、近堂の2安打と24歳の捕手中西定治が今季の公式戦初出場を果たしたのはトピックスと言えるか。中西はがっちりしたキャッチャーらしいキャッチャーで、二軍では打点王になったこともあるなど打撃にも定評がある。昨年一軍では28試合に出場して3安打を記録している。今季は金重男が加入したのでここまで出場機会がなかったが、今後経験を積めば正捕手となりうる選手なのでどう育つか注目したい。

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