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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
64/188

打線爆発 もう控えとは言わせない

[ホーム]大阪

9ムートン

4梅本

6島谷

5辛貴一

3ブラジル

7金成博

2堂島

8辻川駿

1スタンリー


[ビジター]大連

8星渡(5-2)

7アンジェロ(4-2)

9林(4-1) 

5パウロ(4-1)

6本郷(5-1) 

4近堂(5-3)

3李春稀(5-1)

2金重男(5-3)

1赤坂(4-1)


大連 320 000 012 8 ○赤坂(9-1)

大阪 000 000 010 1 スタンリー-福浜-古林広


 大連はスタメンを大幅に変更してきた。具体的にはアンジェロを2番に昇格、林を3番パウロを4番に据える、キャッチャーに大連では初のスタメン起用となる金重男、ファーストに昨日今季初ヒットを放った李春稀、ショートには負傷以来初めて一軍で守備につく本郷が出場。先発はルーキー赤坂であるが、今日の赤坂はすこぶる調子が良く、不動のレギュラー陣を休ませてもまったく問題がなかった。


 大連は初回から大阪先発スタンリーに襲いかかる。このスタンリーという投手、極端に夜型の人間でナイターでは好成績を残すもののデイゲームでは打たれまくるという特徴がある。本日はデイゲーム。つまり大阪はまったくの二線級投手を先発に送り出したも同然だ。


 早速星渡がライト前ヒットで出塁するとアンジェロに対しては一目でそれとわかるボール球を連発して四球。さらにダブルスチールを成功させて揺さぶった後、林が球威のないストレートをライトスタンドに叩き込んでノーアウトながらあっさり先制。2回にはピッチャー赤坂にプロ初ヒットを献上する体たらく。一死後アンジェロに走者一掃のレフト線を破る2ベースを食らうなどフラフラなまま2回限りで降板。


 序盤から大量援護をもらった赤坂はのびのびとしたピッチングを披露。大阪打線をまったく寄せ付けなかった。ストレートの切れ味もさることながら、今日素晴らしかったのはスライダーであった。縦に落ちるスライダーはウイニングショットとして12の三振を奪う原動力となった。8回、島谷にソロホームランを浴びたがそれだけ。ピンチらしいピンチもないまま初完投で3勝目を挙げた。


 大阪の2番手福浜信夫はコントロールがなかなか安定しており5回を無失点と見事なロングリリーフを見せた。8回から登板した3番手の古林広はアンジェロにレフトへソロホームランを浴びる不安定な内容。9回には先頭のパウロにレフト前ヒットを浴び、本郷は三振に打ち取ったが近堂に猛打賞となるレフト線への2ベースヒットを打たれて1失点。続く李春稀に対してもライト前にタイムリーを打たれた。これで大連は先発全員安打。金重男も猛打賞となり、合計15安打で8得点と見事な大勝利。大連の通算成績はこれで23勝14敗4分となった。


 交流戦はこれで1/4が終了した。次節は火曜日から始まるが大連は休養で26日の木曜日から試合が始まる。次の対戦相手は京都なので関西に残って練習をする。しかし今日の試合結果は劉監督にとっても予想外だったのではないか。控えメインだった選手が打ちまくって猛アピール。スタメンから外れた棚橋、清水、柳中平といった主力選手にとってもいい刺激となっただろう。次の試合のオーダーがどうなるか注目だ。

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