復活と新加入
[ホーム]チチハル
6万城原
5丸木
9吉住
3星野
7カーセロ
8和泉
4楚明英
2李秀一
1渡辺
[ビジター]大連
8星渡(4-2)
3柳中平(4-1)
6棚橋(4-1)
9林(4-2)
5パウロ(4-1)
4近堂(4-1)
7水内(2-0)-本郷(1-1)-高遼二(1-1)
2清水(4-1)
1フローデセン(3-1)-フェリックス(1-1)-野藤-比山
大 000 002 010 3 ○フローデセン(7-1)-野藤(1-1)-S比山(1) 18勝12敗4分
斉 001 000 010 2 ●渡辺-片岡 15勝16敗3分
大連はフローデセン、チチハルは若手投手の筆頭として台頭が待たれている渡辺清輝が先発。フローデセンはもちろん、渡辺もランナーは出すものの粘りの投球が出来ていたのでそれなりにしまった試合展開となった。と言うより大連がチャンスを潰しすぎただけなのかもしれない。
初回、先頭打者の星渡が初球をライト前に打ち返して出塁するが盗塁失敗でランナー消滅。直後に柳中平がライト前ヒットといきなりチグハグな攻めを見せる。3回にはピッチャーフローデセンがヒットで出塁、星渡四球と柳の犠打で二三塁になったものの棚橋のショートライナーの際フローデセンが飛び出してしまい三塁に転送されてアウト。またも先制の機会を逸す。そうこうしているうちに3回裏、万城原にソロホームランを打たれてチチハルに先制点を許してしまう。ただこれは出会い頭の事故のようなホームランだったのでフローデセンも気にせず投げることが出来た。
大連打線がようやく渡辺を捕らえたのは6回。先頭の棚橋はファーストゴロに倒れたと思いきや星野が後ろに逸らしたので一塁に生きる。続く林は打ち損じたゴロだったがかえって奏功し、内野安打となる。パウロの大き目のライトフライでランナーそれぞれ進塁。近堂のレフトフライは浅くランナー自重。そして水内の代打として今季初出場の本郷建筑が登場。昨年ショートのレギュラーを掴みかけていたが怪我で無念の離脱を余儀なくされた男が復活を鮮烈に印象付ける逆転のタイムリー2ベースを放った。守備は不得手なのでこの攻撃が終了すると交代したが打撃センスは健在だ。
8回には一死後本郷と交代で入っていた高のレフト前ヒットと清水のライト前ヒットでチャンスを作るとフローデセンの代打に登場したフェリックスが初ヒットを放ち3点目を得た。高めに入ったストレートを腕力で強引に振りぬいたセンター前ヒットが貴重な追加点となった。その裏、大連の2番手野藤から万城原が本日2本目となるソロホームランをライトスタンドに打ち込んだがチチハルの反撃はそれまで。9回に登板した比山に対して星野がひっと、カーセロが四球を選んでチャンスを作ったが和泉、楚明英連続三振でゲームセット。
チチハルの渡辺はランナー出しすぎだったが追い込まれてからは球威が増していたように思えた。実力を最初から発揮できれば面白い。万城原の2発があったものの単発の攻撃だったので与えたダメージはそれほど大きくなかった。大連は本郷、フェリックスといった控えの選手が重要な仕事をした。これもチームの流れの良さを証明しているかのようだ。
また、本日大連は新外国人として元メジャーリーガーで現在はメキシコリーグに所属しているカルロス・アンジェロ外野手(28)の獲得を発表した。アンジェロ外野手はアメリカニューメキシコ州出身。パワフルな打撃と俊足を併せ持つということでノーリーの離脱以降決定打に欠けるレフトの補強としてうってつけの存在。アンジェロ外野手はすでにメディカルチェックを済ませており、交流戦からチームに合流するという。この男が大連を優勝に導く天使となるか、注目である。
その他の試合結果
15勝16敗3分 開城 7-4 奉天 19勝12敗3分
10勝20敗4分 光州 6-1 ハルビン 14勝18敗2分
13勝20敗1分 平壌 5-9 新京 19勝11敗4分




