シーソーゲーム 4連勝を狙え
[ホーム]大連
8星渡(5-3)
7ノーリー(4-1)
6棚橋(5-1)
9林(5-3)
5パウロ(5-2)
3柳中平(3-0)
4近堂(3-0)
2清水(3-1)-古池(1-0)-金重男
1趙雅憲(2-0)-立石(0-0)-野藤-小松原-松浦-森茂(0-0)-比山
[ビジター]チチハル
6万城原
5丸木
8和泉
3星野
7カーセロ
9倉田
4本田
2李秀一
1鄧尚記
斉 100 100 030 5 鄧尚記-片岡-通-高麗 4勝7敗1分
大 101 001 110 5 趙雅憲(6-2)-野藤(1)-小松原(2/3-3)-松浦(1/3)-斎場(1) 7勝3敗2分
本日、チチハルはメルビン・ウィリアムス投手(30)の獲得を発表した。198cmの長身から威力のあるストレートとスライダー、チェンジアップが武器の右腕で先発要員として期待しているという。先発要員を獲得したという事は今の先発ローテーションの中から誰かが外れるという事。サバイバルを制するには数字を上げるしかない。そうした観点で見ると今日のチチハルの先発鄧尚記は及第点だったと言える。
大連は投手以外開幕から不変のスタメン。一方チチハルは前日の試合で途中交代した吉住が大事を取って欠場。3番に和泉康之を置いて6番ライトに倉田慎矢を起用した。また、前日は無安打ながらも守備を無難にこなした本田は継続起用。
1回、チチハルの先頭打者万城原が趙の3球目をライトスタンド前列に叩き込む先制の先頭打者ホームラン。しかしその裏、大連も星渡が先頭打者ホームランを放つという派手な展開で試合開始となる。大連はその後も棚橋、林の連打でチャンスを作るもパウロがショートゴロダブルプレーに終わり逆転はならず。
3回裏、大連は一死後ノーリーが四球を選び出塁。棚橋のサードゴロでランナー入れ替わり。ここで林が3球連続ファールなど粘った末に9球目を捕らえた。後一歩でホームランの大飛球は惜しくもライトフェンス直撃だったが逆転の2ベースとなった。しかしその直後、チチハルの主砲星野が右中間にホームランで同点。趙はどうも打球が良く飛ぶ。ボールは全28球団統一されているのでやはり本人の球質が問題か。
6回裏、明らかに球威が落ちた鄧がヒット、四球、四球でノーアウト満塁の状況を作り出したところで降板。5回まではなかなか安定していたが、これも加齢ゆえか。リリーフで登板の片岡は清水を三振に打ち取ったが、趙の代打立石がレフトへの犠牲フライを打ち上げて3対2と再び突き放す。7回裏にはパウロのタイムリーヒットも飛び出して4対2とする。
7回より大連は野藤→小松原と継投策に出た。しかし8回に小松原がチチハル打線に捕まった。この回のチチハルは先頭が守備型捕手の李秀一、次打者は投手の片岡なので代打攻勢を仕掛けた。まず李の代打張万がストレートを引っ張ってライト前に落とした。続いて登場したのは本日大事を取ってスタメンから外れていた吉住竜兵。吉住は期待に応えてレフト線を破る2ベースで二三塁と絶好のチャンスを作った。吉住の代走で楚が送られる。
トップに戻って万城原はセカンドゴロでランナー動けず。丸木はセンターへの犠牲フライで1点差に迫ると、本日自身初の三番に入った和泉が左中間真っ二つのタイムリー2ベースで同点。こうなると勢いは俄然チチハルだ。四番星野にもタイムリーが出てこの回3点、5対4と逆転に成功する。チチハルは通、高麗のダブルストッパーを繰り出した。しかしまだ試合は終わらなかった。
8回裏、近堂三振、清水の代打古池ショートフライであっさり2アウトとなったが、ピッチャー松浦の代打森茂が死球で出塁。森茂は昨年二塁手を守る機会がチーム最多だったが今季は近堂にポジションを奪われ、ここまで控えに甘んじている。とりあえず出塁には成功した。トップに戻って星渡がライト前ヒットを放ったが、ここで森茂が三塁を狙う。暴走気味だったがライト倉田の送球は右にずれて暴投となり森茂はそのまま生還で同点。星渡は二塁に進み一打出れば逆転だったがノーリーはセンターフライに終わり、9回も動きなく5対5の同点のまま試合終了。
両チームに優勢な流れは来たが結局は痛み分けに終わった。通算では大連が2勝1分と勝ち越しに成功。本日も新京が破れたので単独首位に立った。チチハルはミスで与えた失点も多く、まだチームの完成度は道半ばといった印象。大連は次もホームで平壌と対戦する。
その他の試合結果
3勝8敗1分 光州 4-4 奉天 7勝4敗1分
2勝9敗1分 平壌 0-3 ハルビン 6勝5敗1分
7勝5敗 開城 2-0 新京 7勝4敗1分




