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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン中情報
23/188

大日本リーグ オールスター戦

出場選手

中央リーグ

投手

加藤 由樹 京都 2

浅生 達也 名古屋 2

辻川 久児 大阪 7

沢沼 拓 東京 1

ハリントン 広島 1

サーフェイト 広島 1

江島 慎一郎 横浜 1

丸茂 東遊 奉天 1

吉野 大吾 大連 3

松浦 心 大連 1

久慈 一正 新京 4

長谷部 建 チチハル 1

堀 満裕 ハルビン 1

朴 仲哲 開城 3

奥森 和世 光州 1


捕手

何 慎介 東京 8

漢 隆太郎 奉天 2

田坂 実正 ハルビン 6


内野手

畠田 克洋 京都 1

江端和広 名古屋 8

平尾 圭一 大阪 3

板本 隼人 東京 4

室田 修男 横浜 3

横山 早樹 奉天 2

趙 民陽 平壌 1

万城原 拓 チチハル 1

笠原 裕 開城 3


外野手

青井 宣久 京都 7

バレンタイン 京都 1

ムートン 大阪 2

永野 久俊 東京 1

林 葉輔 大連 11

星渡 晃兵 大連 3

武沼 駿 新京 1

小金井 大智 光州 13




海洋リーグ

投手

馬 浩孝 福岡 4

ガルミッシュ 札幌 5

竹田 勝久 札幌 5

唐 有己 千葉 1

平尾 佳久 神戸 3

落合 高麿 台北 2

ドルーザス 台南 1

馬 将広 仙台 4

高橋 豊 京城 5

安部 隼人 京城 2

呉 章広 釜山 3

羊谷 満泰 元山 2

胡 和直 安東 2

樺島 陽彦 安東 1

野口 芳樹 吉林 4

孔 会良 大田 6


捕手

島田 基広 仙台 3

黒崎 智大 千葉 6

王 重賢 大田 2


内野手

唐崎 宗伸 福岡 8

李 忠資 千葉 7

渕崎 滋 台北 1

李 勝利 台南 4

万 剛福 埼玉 4

永島 裕文 埼玉 7

立原 正美 釜山 12

羅 久聖 京城 5


外野手

永田 勝 札幌 1

伊知嶺翔吾 千葉 1

丁 貴竜 神戸 2

花城 三月 釜山 2

キングマン 元山 4

松田 誠 吉林 3


指名打者

稲田 篤保 札幌 7

コリス 京城 1




試合結果

第1戦 7月16日 大連 中央4-0海洋 ○ハリントン ●ガルミッシュ

HR 何慎介

MVP 何慎介

表彰選手 板本(中央)、高橋(海洋)、横山(中央)


海洋 000 000 000 0 ●ガルミッシュ(3)-高橋(2)-ドルーザス(1)-落合(1)-樺島(1)

中央 002 001 10- 4 辻川(1)-吉野(1)-○ハリントン(1)-朴仲哲(1)-松浦(1)-堀(1)-江島(1)-浅生(1)-サーフェイト(1)


 1イニングごとに違う投手を送り込む豪華絢爛な投手絵巻を披露した中央リーグが先勝。チームやリーグを超えた日本のエースである海洋リーグ先発ガルミッシュから3回に先制の2ランホームランを放った何慎介がMVPに輝いた。本日3安打の板本も表彰させるなど今季は不甲斐ない戦いに終始している東京勢が力を見せた。投手表彰は2回をパーフェクトに抑えた京城のエース高橋豊が受賞。6回、2アウト二三塁から花城が放った強烈なライナーをダイビングキャッチしたサード横山の守備も表彰された。




第2戦 7月17日 千葉 海洋3-2中央 ○平尾 ●長谷部 S安部

HR 丁貴竜、コリス

MVP コリス

表彰選手 キングマン(海洋)、平尾(海洋)、武沼(中央)


中央 001 010 000 2 久慈(3)-朴仲哲(1)-奥森(1)-堀(1)-●長谷部(1)-サーフェイト(1)

海洋 010 000 20- 3 唐有己(3)-竹田(2)-呉章広(1)-○平尾(1)-馬浩孝(1)-S安部(1)


 第2戦は海洋リーグが接戦を制して勝利。7回、長谷部から逆転の2ランホームランを放ったコリスがMVPを受賞。38歳のコリスはメジャーでもオールスターに選出された経験を持つ実力派で、日本(正確には大陸がメインだが)でもさすがの打棒を発揮している。元山の人気外国人キングマンは本日3安打1四球と好調で表彰された。7回表のイニングをしっかり抑えて勝利投手となった神戸の平尾が投手表彰。本日無安打ながらもセンターとして素晴らしい守備を見せて球場を沸かせた新京の武沼も表彰された。




第3戦 7月18日 仙台 中央9-5海洋 ○松浦 ●野口

HR 万城原、星渡、立原、コリス

MVP 万城原

表彰選手 星渡(中央)、松浦(中央)、島田(海洋)


海洋 100 200 110 5 馬将広(3)-●野口(1)-羊谷(1)-胡和直(1)-孔会良(1)-馬浩孝(1/3)-ドルーザス(2/3)

中央 030 110 13- 9 加藤(3)-奥森(1)-○松浦(1)-丸茂(1)-沢沼(1)-浅生(1)-辻川(1)


 1勝1敗で迎えた第3戦は3月11日の災害復興を願って仙台で開催。海洋リーグの先発は仙台に所属する馬将広で、中央リーグも東北の高校を出た加藤を先発に立てた。試合は激しい打撃戦となったが、最後は中央リーグが押し切った。4回のホームランを含む3安打3打点と大活躍したチチハルの万城原がMVPに選出された。4安打の星渡もMVP候補だったが打撃表彰に。投手表彰は松浦と大連勢は見事だった。そして守備表彰には星渡の盗塁を刺すなどの活躍を見せた捕手の島田が選出された。

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