炎の快勝 さあ決戦の13連戦へ
[ホーム]平壌
7小谷
4鳥内
8志田
3趙民陽
9後藤
6成田
5陳志剛
2仲里
1張公明
[ビジター]大連
8星渡(5-1)
5大上(3-2)-ドラグノフ(1-0)
6棚橋(5-2)
9林(4-1)
3パウロ(5-1)
7アンジェロ(3-0)-水内(1-1)
4近堂(4-2)
2清水(3-0)
1池田(3-1)-フェリックス(1-1)-譚秋雲-石風呂
大 201 300 010 7 ○池田(7-1)-譚秋雲(1)-石風呂(1) 72勝51敗12分
平 000 010 000 1 ●張公明-前田-金朋良 54勝71敗10分
今日の大連の先発は池田。さらに、守備位置を変更して近堂、棚橋で二遊間を形成してサードには大上、パウロはファーストという新たなフォーメーションを組んできた。今日の打撃結果はなかなか良かったがやはりサード大上は特に肩においてやや物足りないものがある。どのような形が一番共存しやすいか、それぞれの選手が異なった魅力を持っているのでなかなか難しいが、優勝のかかっている日々ゆえに試行錯誤の期間はそれほど長くは取れない。
さて、試合は初回から大連ペース。一死後に大上がレフト前に転がるヒットで出塁すると、棚橋もレフト前で一二塁に。林はセカンドゴロも二塁への送球が高くそれてセーフ。名手鳥内らしからぬミスで満塁のチャンスを得た。ここでパウロがショートの頭上を越す痛烈なライナー性のヒットを飛ばして大連が2点先制した。
続いては3回、先頭の大上が四球で出塁すると盗塁で二塁へ、さらに棚橋のセカンドゴロで三塁まで進む。そして林が張のカーブにタイミングを合わせてライト前にタイムリーヒット。4回にはまず近堂が復活の第8号ホームランで4点目。さらに一死後池田がレフト前ヒットで出塁すると星渡がストレートを完璧に捕らえてライトスタンドに突き刺さるホームラン。この一発攻勢で全てが決まった。
池田は相変わらず熱のこもったピッチングを見せた。とにかく今は優勝争いの中で先発として信頼されている事が喜びになっているようで、それが池田の実力を最大限に引き出している。ストレートの威力もさることながら、シュートや大連で覚えたという小さく落ちるフォークなどの変化球も冴えている。これほどの人材が埋もれていたとは。ただ、チチハルが池田をトレードに出して獲得した折口も5番打者として勝負強いところを見せておりウィンウィンのトレードだったと言える。
池田は7回を投げて、失点は5回の仲里のタイムリーヒットによる1点だけに抑えて5勝目を挙げた。試合はその後、8回に代打フェリックスのタイムリーヒットが飛び出して7対1としてそのまま勝利した。奉天も勝利したためゲーム差は2で変わらず。
来週はまずビジターで光州と3連戦。次にホームでハルビンと3連戦を戦う。そこから休みなしで奉天との決戦4試合が来る。これこそ「絶対に負けられない戦い」そのものである。それが終われば開城との3連戦と、再来週は試合に明け暮れる。それが終われば次の週に沖縄シリーズの2試合が行われ、これでレギュラーシーズンは終了となる。もっとも大連はプレーオフ進出が濃厚なのでもう少し続く予定ではあるが。この戦いの前に成績を一旦まとめる。未来のために今どうすべきか、過去を見て考えるために。
その他の試合結果
44勝81敗10分 光州 2-3 チチハル 72勝56敗7分
62勝66敗7分 開城 4-6 奉天 74勝49敗12分
66勝57敗12分 新京 1-3 ハルビン 59勝66敗10分
