表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
153/188

松浦完全復活 強敵新京に勝利

[ホーム]大連

8星渡(3-1)

4大上(4-1)

6棚橋(4-3)

9林(2-1)

5パウロ(3-2)

7アンジェロ(4-1)-水内

3ドラグノフ(4-1)

2清水(3-0)-金重男(1-0)

1松浦(3-0)-王貞成-河剛紀(1-0)-伊東


[ビジター]新京

8武沼

4呉高波

2英

9劉照凱

7七沢

3玄新光

6バジーノ

5ボンズ

1久保田


新 001 000 000 1 ●久保田-宗源良-中村-水岡 63勝55敗12分

大 020 130 00- 6 ○松浦(7-1)-王貞成(1)-伊東(1) 70勝48敗12分


 今週の6試合が終わったところで成績をまとめるため、ひとつの区切りとなる。大連がまず対戦するのは現在4位の新京。プレーオフ進出のためにはもう負けられないと気合が入っている。しかし負けられないのは大連も同じ。先発投手は大連が松浦、新京は久保田徹である。久保田はストレートの威力がなかなかあるがコントロールがなかなか安定しないので一軍に定着しきれない。今日も早々とノックアウトしてしまった。


 2回、林がストレートの四球で出塁すると、パウロは内角中央のストレートをレフトスタンドへ放り込んで先制点を挙げる。パワー抜群のパウロに対して安易すぎるピッチングだった。パウロはこれで今季20本目のホームラン。タイトルには少し厳しいが、ボールが飛ばなくなったと言われる今季においては貴重な得点源として機能している。その直後の3回表、お返しとばかりにボンズがライトスタンドに技ありのホームランで1点差とする。サードを守る外国人の一発で試合序盤は盛り上がった。そしてここで新京の見せ場は終了し、中盤は大連オンステージとなる。


 4回、先頭のパウロがスライダーを捕らえて右中間を破る3ベースヒットでいきなり追加点のチャンスを作る。アンジェロはカーブを打ち損じてセカンドフライに倒れるも、本日はスタメンに入ったドラグノフがショートの横を抜けるタイムリーヒットを放ち3点目。


 そして5回、星渡がライト前、大上がセンター前、棚橋がレフト前にヒットを放ち満塁とする。林はライトフライで星渡が生還。今日2安打のパウロは四球でまたも満塁とする。ここで新京安部監督はようやく久保田を諦めて2番手として宗源良を繰り出す。しかしアンジェロに対する2球目が暴投となってしまい大上がホームイン。さらにアンジェロはレフト前ヒットを放ち棚橋もホームイン。この回3点を加えて6対1と一気に勝負がついた。


 松浦はボンズにタイムリーを打たれたものの、全体的には伸びやかなストレートが低く決まるナイスピッチングだった。一度二軍に落ちたことで自分のピッチングを取り戻せたようでよかった。8回の王貞成、9回の伊東というリリーフ陣も安定していた。


 これで大連は70勝達成。また奉天も光州に勝利して70勝に同時到達した。奉天の相手は今日で引き分けを含めて7連敗中の光州で取りこぼしは計算に入れにくい。一方新京はローテーションを見ると明日エース久慈一正を登板させる公算が高い。とにかく奉天には離されないようにしたい。


その他の試合結果

69勝55敗6分 チチハル 4-1 平壌 53勝68敗9分

70勝48敗12分 奉天 7-4 光州 43勝77敗10分

59勝64敗7分 開城 5-9 ハルビン 57勝63敗10分

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ