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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
151/188

池田また勝つ チームの救世主だ

[ホーム]チチハル

6万城原

8和泉

9吉住

3星野

7折口

5丸木

4楚明英

2李秀一

1ウィリアムス


[ビジター]大連

8星渡(5-1)

4大上(4-2)

7アンジェロ(4-1)-水内(1-0)

9林(2-1)

5パウロ(4-1)

3古池(4-1)

6森茂(2-0)-フェリックス(1-0)

2清水(4-1)

1池田(3-0)-小松原-平野-黄直哉-河剛紀(1-0)-比山


大 002 020 000 4 ○池田(6-1)-小松原(1)-平野(2/3)-黄直哉(1/3)-S比山(1-1) 69勝47敗12分

斉 000 001 001 2 ●ウィリアムス-ハンセン-長谷部-張五全 67勝55敗6分


 大連今日の先発は池田。前回の登板では今日と同じチチハル相手に炎上したがさすがに修正してきた。前回打たれた原因は自身の不調に加えて、スライダー重視のリードを読まれた事もある。今日はスライダーだけでなくシュートも効果的に使用してゴロを打たせるピッチングを見せた。


 先制点は大連。3回、この回先頭の清水がチチハル先発メルビン・ウィリアムスの初球であるやや内角に入ったスライダーをいきなり痛打。打球はレフトスタンド最前列に飛び込むホームランとなった。伏兵の一撃で先行すると、一死後に星渡のサード内野安打と大上の四球で一二塁とする。続くアンジェロのレフト前ヒットで星渡が生還して2点目を奪う。この2点で大連は勝利の流れを掴んだ。


 続いては5回、一死後に大上が右中間への2ベースヒットでチャンスを作る。アンジェロは三振も林が四球で一二塁。そしてパウロがウィリアムスのストレートをパワーで弾き返すセンター前ヒットで大上がホームインで3点目。さらに勝負強さに定評がある古池もレフト前に落として4点目を加えた。


 池田は6回、ツーアウト二塁からトレード相手である折口元文にライト前へのタイムリーヒットを浴びて1点取られたが今日の失点はそれだけ。一軍に昇格してからの約1ヶ月で今日を含めて4勝1敗とまさに救世主的な活躍を見せている。7回以降は継投策。9回は比山がチチハルの4番星野徹也にストレートを腕力でライトスタンドまで運ばれる。さらに折口、李秀一の代打倉田慎矢にもヒットを打たれるが、最後は長谷部の代打張万をフォークで三振に仕留めて勝利。首位を守った。


 今日も棚橋はベンチだった。傷はまだ癒えていないので騙し騙しの起用になるのは仕方がない。しかしこの棚橋、今年1年で未完の大器から主力選手となったのは見事である。去年ショートを主に守っていたのは現在負傷離脱中のノーリーであるが、先日このノーリーについて今季限りで戦力外と一部で報道された。真相は不明だが今季の成績や年齢を考慮すると十分にあり得る話である。こういった話が出てくるあたりにもシーズンはもう終盤なんだと感じさせる。


その他の試合結果

63勝54敗11分 新京 1-3 奉天 69勝48敗11分

43勝75敗10分 光州 2-9 開城 58勝63敗7分

52勝67敗9分 平壌 3-7 ハルビン 56勝62敗10分

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