リーグ戦後半へ エースを叩く
[ホーム]開城
6竹端
4笠原
8劉豪毅
5肥後
3ハイロー
7グレス
9曹真永
2浜野
1朴仲哲
[ビジター]大連
8星渡(4-1)
4大上(4-2)
6棚橋(4-1)
9林(4-2)
5パウロ(4-1)-ドラグノフ
7アンジェロ(4-1)
3古池(3-0)-柳中平(1-0)
2清水(4-0)
1吉野(3-1)-小松原-近堂(1-1)-平野
大 000 140 100 6 ○吉野(7-2)-小松原(1)-平野(1) 57勝40敗8分
開 100 000 100 2 ●朴仲哲-東-正田-車智文 47勝54敗4分
今日から本格的にリーグ戦が再開される。大連がまず対戦する相手は開城。対抗戦では4番高弘美、トップバッター西平忠之、ストッパー黒垣尊雄と主力選手が相次いで故障したが、劉豪毅ら新戦力の台頭もあり5割以上の数字で乗り切った。先発はエースの朴仲哲。大連も吉野を先発に立ててがっぷり四つの体勢で試合を迎える。
試合は初回一死後に笠原のホームランが出て開城先制となったがこれは単発の攻撃。それ以降は吉野の安定したピッチングの前に6回までヒットすら出なかった。その間に大連打線が朴仲哲を攻略にかかる。今日の朴は普段はカウントを整えるために多用されるカーブの切れ味が良かった。一方決め球となるはずのスライダーはあまり良くなかった。
まずは4回、先頭の大上がレフト前ヒットで出塁と盗塁でノーアウト二塁のチャンスを作る。棚橋はレフトフライ、林はサードゴロで凡退したがパウロがセンター前にしぶとく落として同点に追いつく。今季のパウロはこういった当たりのヒットが増えている。それまではホームランか三振かという脆さがあったが、克服されつつあると言う事か。
5回には一死後ピッチャーの吉野がレフト前ヒットで出塁し、トップに戻って星渡の右中間を破る3ベースで吉野がホームに生還して逆転。続く大上は三振も棚橋が三遊間を破るヒットを放ち3対1と差を広げる。さらに林がカウント2-0からストライクを取りにきたストレートを強振して弾丸のようなライナーがライトスタンドに突入。2ランホームランとして一気に勝負を決めた。
7回には一死後星渡が四球で出塁から盗塁を決めると、大上のライト前ヒットで星渡がホームインして6対1とする。その裏、開城は曹真永の3ベースと浜野の代打李連次のライト前ヒットで1点を返したが反撃もここまで。大連は8回に小松原、9回に平野を投入して開城打線を6人で抑えた。試合はそのまま大連が勝利。秋の戦いに向けて幸先の良い発進となった。また、光州と戦っている奉天は本日引き分けたのでゲーム差は0,5縮まった。
劉監督が「カッパ(大上の愛称)がよく打ち、よく走ることで(打線の)つながりが出てきた」と褒め称えたように、今日も2番セカンドに入った大上は2安打を放って好調を維持。大上はこれまでスピード以外は今ひとつという評価で代走要員としての起用が主だったが、打撃が伸びてきたとなるとスタメンとして使う事にためらいを感じる必要もなくなる。
まだ23歳、上位打線を組む星渡や棚橋とは同年代なのだから成長の余地は大いに残されているはず。また、9回表に代打として登場した近堂もヒットを放ち意地を見せた。この2人がセカンドの定位置争いをすることでチームもより活性化される事が期待される。
その他の試合結果
38勝59敗8分 光州 4-7 新京 51勝48敗6分
54勝46敗5分 チチハル 5-5 奉天 59勝38敗8分
45勝54敗6分 ハルビン 6-8 平壌 46勝52敗7分




