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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
126/188

済州島シリーズ第1戦 直接対決再開

[ホーム]新京

8武沼

4呉高波

2英

9劉照凱

7七沢

3玄新光

5花田

6中沢

1浅岡


[ビジター]大連

8星渡(3-1)

4森茂(2-0)-近堂(1-0)

6棚橋(4-1)

9林(3-0)

5パウロ(4-1)

3ドラグノフ(4-1)

7宮畑(4-1)

2金重男(3-1)-古池(1-0)

1赤坂(2-0)-河剛紀(1-1)-平野-小松原-黄直哉


大 000 100 200 3 赤坂(6-1)-平野(1-1)-●小松原(2/3-2)-黄直哉(1/3) 55勝40敗8分

新 100 000 12- 4 浅岡-今井-○朴圭大-S畑 50勝48敗5分


 今日から2日間済州島シリーズが開催される。済州島は朝鮮半島の最南端に位置する温暖な気候の火山島である。半島とは異なる文化でも知られている。さて、大連と今日対戦する新京は対抗戦で負け越した。その原因は矢野元、バジーノ、応周剛ら主力選手に怪我人が相次ぎ、彼らの穴を控え選手がなかなか埋めるに至らなかったのが大きかった。しかし本来地力があるチームだけにこれからの巻き返しは大いに期待できる。今日先発の浅岡慎二は先発陣の怪我人を埋める役割からローテーションに定着した。24歳で日によって安定感に差があるがバランスが取れた右腕である。大連の先発はルーキーの赤坂。


 試合は初回に新京が武沼が内野安打で出塁したものを英が返して先制する。大連は4回にパウロのソロホームランで同点に追いつく。今日の赤坂は本来の姿であるストレートを軸にした力強いピッチングが出来ていた。一方浅岡は持ち前のバランスのよさを生かして変化球を多投して目先を変えるピッチングがうまくはまっていた。両先発はともに6回を1失点で降板してリリーフ対決となるが、試合が大きく動いたはそこからだった。


 新京2番手の今井貴秀に対して先頭のドラグノフ、続く宮畑が連打。対抗戦で好調だったことからスタメンに起用された2人がここでも結果を残した。金重男はショートフライに倒れたが、代打として久々に一軍に戻ってきた河剛紀が左中間を真っ二つに割り2点タイムリーとなる2ベースを放ち3対1と逆転に成功した。河は二軍落ちしてからバッティングフォームを一から作り直した。その結果いわゆるノーステップ打法を取り入れたフォームになって帰って来た。まだぎこちない所はあるがものになれば面白くなりそうだ。


 しかしその裏、大連が2番手として繰り出した平野が一死後玄新光に3ベースを打たれ、続く花田のセカンドゴロの間に生還を許してしまい3対2となる。8回は3番手として小松原を登板させたがこれまた乱調で、ツーアウト三塁から英に逆転の2ランホームランをレフトスタンド中段に叩き込まれてしまった。最後は新京のリリーフエース畑陽一の前に三者凡退でゲームセット。早速大連は星を落とした。終盤で一気に逆転されるというもったいない敗戦であった。


その他の試合結果

38勝58敗7分 光州 5-4 奉天 58勝38敗7分

44勝53敗6分 ハルビン 8-2 チチハル 54勝45敗4分

45勝51敗7分 平壌 5-1 開城 47勝52敗4分

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