しっかり拾おう くれる勝ち星
[ホーム]大連
8星渡(4-2)
3柳中平(4-1)-ドラグノフ(1-1)
6棚橋(3-0)
9林(3-2)
5パウロ(4-1)
7アンジェロ(3-1)
4近堂(2-0)-森茂(1-0)
2清水(2-1)-金重男(1-0)
1張尊(2-0)-岩下(1-1)-石風呂-古池(0-0)-大上-北-斎場
[ビジター]台北
9斉藤
7王啓人
8マクギャリー
6渕崎
4尹浩二
3陸文保
5石崎
2加藤
1尾田沢
台 000 010 001 2 ●尾田沢-方臨全-岡田-嘉森
大 021 101 00- 5 ○張尊(6-1)-石風呂(2)-北(1/3-1)-S斎場(2/3)
激しい点の取り合いとなった昨日の対戦から一転、今日は比較的楽な展開となった。大連の先発は36歳の張尊、台北の先発は20歳の尾田沢剛という対戦だったが、コントロールに苦しむ尾田沢が自滅したので序盤で勝負がついた。張はいつも通り投げただけで勝利を手にした。
初回から尾田沢は大連に四球をプレゼントしてくれたがワンナウト満塁からパウロがショートゴロダブルプレーに倒れて得点はなし。2回も同じような展開になったがさすがに今度はしっかりと捕らえた。アンジェロがサード内野安打で出塁し、近堂が四球で続いた。ここで清水がレフト前にタイムリーで先制。張は三振も星渡がライト前にタイムリーを放ってこの回2点。
3回には林のライトオーバーの三塁打からパウロのショート内野安打の間に1点追加。そして4回には柳中平が今季4本目となるホームランをライトスタンド最前列に打ち込んで4対0と順調にリードを広げていった。この時点で大連が得た四球は5あり、後は適当なタイミングでヒットが出ればそれがタイムリーになるという楽な展開だった。尾田沢はストレートに見るべきものがあるのは確かだがコントロールはどうにかしないといけない。今日のように一人相撲のピッチングになっては野手からの援護もそうは期待できまい。
相手投手のアシスト込みの援護をもらった張は相変わらずマイペースの投球から自分の流れを作り出すうまさを見せた。球速のアベレージは130キロ台でも技術があれば抑えることは出来るものだ。台北は打線の転換期にあり率直に言うとやや弱いところがあるのは事実だが、張は6回を石崎のホームランによる1失点のみに抑えて8勝目を挙げた。
大連は6回に張の代打岩下による左中間を破る2ベースでチャンスを作ると、星渡のライト前ヒットで岩下が生還して5点目とする。台北は9回に反撃を開始し、大連の3番手北から尹浩二、陸文保が出塁し、石崎がライト前タイムリーを放ったが遅すぎた。ワンナウト一三塁から北に代わってマウンドに登った斎場は加藤の代打マイルズをセカンドゴロダブルプレーに抑えて試合終了。斎場は1球でセーブというおまけつきでプロ初セーブを記録した。これで大連の通算成績は52勝36敗8分となった。




