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大日本リーグ-大連戦記-  作者: 沼田政信
シーズン150試合
107/188

打って圧勝 真夏の花火

[ホーム]大連

8星渡(5-3)

3柳中平(3-2)-古池(1-0)

6棚橋(5-3)

9林(3-2)

7アンジェロ(4-1)

5ドラグノフ(3-2)

4本郷(3-0)-大上

2金重男(4-1)

1張尊(2-0)-曽剛仁(1-0)-趙雅憲-宮畑(1-0)-伊東-平野


[ビジター]安東

8江篤順

7高友朋

4江田上

3マンドルフ

9菅原

5ウェッジ

6和徳

2年本

1マティングリー


安 011 010 001 4 ●マティングリー-李周汰-皆原-峰田

大 204 100 20- 9 ○張尊(5-3)-趙雅憲(2)-伊東(1 1/3-1)-平野(2/3)


 昨日は蜂谷に体よく抑えられてしまった大連だが今日は昨日の鬱憤を晴らすかのような力強い猛攻を見せて勝利。ホームスタジアムを埋める観客に喜びをプレゼントできた。これで大連の通算成績は45勝32敗7分となった。


 大連の先発はベテランの張尊。ここ2試合いいところがなかったパウロを今日はベンチに下げてドラグノフが先発。そしてマスクを被るのは金重男である。安東はマティングリーが先発投手。実力派の右腕で安東の先発三本柱を蜂谷、胡和直とともに形成しているが今日は得意の不規則に動くボールがあまり通用せずに大量失点となってしまった。


 初回から大連の打撃パレードは全開。星渡がライト前、柳中平がセンター前にヒットで出塁。棚橋はレフトフライに倒れたものの林がライト線を破る2点タイムリーを放っていきなり先制点を挙げた。直後の2回表にウェッジのホームランが飛び出して安東も追いすがる。ウェッジは打率こそ低いが一発があるので侮れない打者である。さらに3回には江篤順の2ベースヒットと江田上のレフト前タイムリーヒットで同点とするが、ここから大連打線が本格的に爆発する。


 3回裏、先頭の柳がまたもセンター前ヒットで出塁。基本に忠実で堅実なプレーは彼の持ち味である。棚橋もレフト前に転がして続く。林は四球を選んでノーアウト満塁の大チャンス。ここでアンジェロが三遊間を破るヒットを放って一気に2点。続くドラグノフもライト前にタイムリー、さらに本郷の犠牲フライでもう1点追加して6対2と突き放した。4回には星渡のソロホームランがライトスタンドに突き刺さりマティングリーをノックアウトした。


 駄目押しとして、7回には金重男の2点タイムリーヒットも加わった。9点という手厚い援護に囲まれた先発の張は5回を3失点で早々と降板も今季7勝目を手にした。張の後を継いだ2番手の趙が2回を無失点で抑えたのも試合の安定に一役買った。9回に安東が3番手の伊東を攻めて高友朋のタイムリーヒットが飛び出したが江田上とマンドルフを左キラーの平野がそれぞれショートフライと三振に抑えて1点のみに抑えた。


 星渡と棚橋が猛打賞を記録するなど、14安打9得点を奪った打線の奮闘で安東を倒して次の対戦相手は強敵の京城。2戦目で先発予定の瑞穂や今日マスクをかぶった金重男が元々所属していたチームでもある。トレードで加入した西坂と高添も一軍でレギュラーと言える地位を確保しているという。そういった因縁も含めて面白い勝負となりそうだ。

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