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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

オートロックの後ろ側で

作者: 孤独
掲載日:2026/10/02

「チラシを入れるな!!」


マンション・アパートにお住まいの方。

そのような方がいるように、そのような行為に怒鳴る管理人さんがいるように、別にいいけどって方もいる。見る見ないは自由だしね。


ただあえて言うなら、このような方には〇〇だったり、酷く言えば、浪費癖が多いというか。変わった見方ではあるけれど、


「あんた、なにやってんの?」


この台詞なのである。

広告とかが大好きという感じの人なんだなって印象である。

そんな中、2番目のお話。


マンションの管理人が怒るというケースも珍しくはない。


「ここにチラシを入れるな!!」

「そ、そーですか。普通の郵便物なんですけど。このマンションの系列が出してる奴ですよ」

「そうか!」


っていうか、こっちだって配達したくないんだけど。ほぼ全世帯に配布するようになってる系の郵便物はあるんです。この性質の悪さですが、初めてできた時の入居者で発送されているので、古い方の情報が来ていて、旧住所配達系の誤配になるんです。

中古のマンションによくあるんですが、新築マンションができたのそちらのご紹介や、今のマンションの売買を検討しませんか?っていう。中身は確かにチラシなんですが、こーいうのを出しているのって、そのマンションの系列会社が出しているものなんですね。


面白ぇーな、っていうか、なんだろう……


「昔はチラシ専門の業者でやってたんだけどね……郵便にする都合上、送料が嵩むんですよね(ついでに個人情報もわざわざ載せにゃならん)」


中身はさっき書いた通り、ただの広告なのですが。

住所氏名をちゃんと記載していて、中身はどれも一緒ってのはホントにもったいねぇーなーって思います。そこらへん詳しくないんですが、マンションの系列の管轄と、管理会社は違うんですかね?マンションに雇われている形式じゃないのかな?



「ああ、どうも」

「こんにちはー……まだ時間かかりそうですか?」



配達業者に関わらず、チラシ配る人達も……かなりラフな格好をしているんですよね。そんな中、配達先にスーツ姿の若い人がポストに紙を投函している。へーって思いながら、先客がいるならこっちは対面配達を済まそうとオートロックの方へ




ピンポーン


オートロックでお伺い中。

管理室から管理人が出てきて、急いで配達ポストのある部屋に行くのであった。そして、ドア越しだってのに


「お前はなにやってんだ!!常識はねぇのかテメェ!!」


凄い怒鳴りつけるんですよね……。そこまでするの?

不在票を一枚書いている間に、その人が連れて来られる!!


「勝手な投函するんじゃねぇ!!警察に突き出すぞ!!」

「ですから、私はー」


ピンポーン


「郵便局です、萩村さんに書留でーす」


こっち仕事中なのに、後ろで怒鳴らないでよ……。そそくさと、603号室の萩村さんの家にやってくる。そして、入れ替わるように別の管理人さんとすれ違うのである。

対面配達はあと4件あるんだよな。さすが、8階建て……部屋数も多いし……。



「ん?」



オートロックのところに戻ると、管理人2人にさっきの若いスーツのお兄さん。しかし、様子がおかしく、怒鳴ってない方の管理人さんが謝り倒していた。


「申し訳ないです!こちらの連絡が至らないばかりに!!」

「いえいえ、いいんですいいんです」


スーツ姿の若い人が配達をやっているって、配達をやってる人間からしたらここにホントに用ありの方なんだろうなって思ってはいた。

その正体は


「清水さん!言ったじゃないですか!今日は改修工事の方がお見えになるって!」

「じゃあなんで、ポストに紙なんか入れてるんだよ!!加藤!俺は聞いてないぞ!!」

「いや、言ってますし、管理室に紙貼ってますよ!聞いてほしいし、見てほしいですよ!」


マンション内を工事するために訪れた方なのであった。

この人が配っていたのは、工事の内容やスケジュールについての紙だった……。


ん、んー……なにやってんの?って感じなのだが、どう考えても、清水って人が悪いなーって。


「それに清水さん!昨日のあなたがその紙を配ってるべきなんですよ!今日の応対を私に任せるわ、掃除とか言いながらどこか行くし!勘弁してくださいよ、もー!!」

「俺が悪いわけねぇーだろ!!」

「わー!もー!……ホントにごめんなさい!ごめんなさい!紙の方は私がお配りするので、工事のことよろしくお願いします!」


な、なんで加藤さんがずっと謝ってるんだ……。

もう加藤さん1人でいいんじゃないかな?



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