表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬のシステム  作者: aaaa
6/6

6

何が近づいてくるのか。

分類の更新である。

つまり図書館でいえば配置変えである。


ここ日本では決まった周期で遺伝子の継承の偏りを防ぐために独自のアルゴリズムで剪定が行われる。

ゆみこはそもそもメタ的存在なのでこの世界システムからの干渉は受けないが、ゆみこは新人の犬憑きなので場合によっては削除の対象になるかもしれない。

アルゴリズムは複雑極まる設計なので予測はゆみこの搭載する頭脳では計算予測不可能だ。


まゆこ「どうして表立って更新が行われるようになったんだろう」


ゆみこ「何らかのバグだろう」


とにかく犬憑きの日記やまゆこの夢からしか世界にはアクセスできない。


ゆみこ「夢に出てくる男と話して欲しい」


まゆこ「ガッテン承知」


スヤッと夜は快眠のゆみこ。

さっそく男に出会う。


まゆこ「こんにちは」


夢の中で犬になったまゆこは話しかける。


男「やあ、こんばんは」


まゆこ「あなたは誰ですか?」


男「私が古賀康弘といいます」


まゆこ「こがさんですね、何してるんですか?」


男「娘を探しています」


まゆこ「一緒に探しましょう」


そこで目が覚める。


まゆこ「古賀さんという名前の人だった」


ゆみこ「む」


まゆこ「古賀康弘」


ゆみこ「それ、私のパパだ」


まゆこ「ええ!?」


ゆみこ「喧嘩してんだ。だから私は普段は旧姓」


まゆこ「ふ、ふーん?」


ゆみこ「でもどうしてパパが」


まゆこ「ゆみこを探してるって」


ゆみこの父は日本のシステムの頂点を司っている。

それが図書管理システムなんて末端まで降りてきて、この世界のメタであるゆみこを探しているなんて、変だ。

バグの原因はトップがこんなところまで降りてきていたからだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ