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ん・・・?それにいつもうちの事なんか無関心なのに何であの時はあんな敵意むきだしでそんな事言ってきたんだろう・・・?それにぐわっちぇめぐろの時もうちが殺さないでと言った時にフランスの機体が消えた―そう言えば最後に結局動かなかった。もう死んだかもしれない―
「系ちゃん。その子の事もしかして―」
とポニテがうちの顔を見て言ってきた。
「肝心の時弱い奴。もういない」
とうちは何かを考えない様に―そうだ。そうだ。悪い奴が特に居た。こいつならもっと楽しく話せる。
「それともう一人いるんだけど虐めっ子が特にうちに意地悪を常にしてきて―そう言えばあの漫画の時うちの表紙を見て一瞬表情がいつもと違う顔で見ていて漫画興味なさそうなのに何故かページ捲ってそう言えばうちの顔をみた時の表情が―それにあの時に笑った表情で何故か赤くなって心臓がドキドキしてそう言えばあいつもうちの良い意味で心臓をドキドキさせた一人―?んな訳無い―。でも何故最後うちに出て行けって殺そうとしてきて―嫌な奴だから当たり前の事なのに―何でこんなにも・・・!!
「系ちゃん。何で泣きながら怒ってるの・・・?もしかして―」
何でアイツらはどうでもいい奴らで性格が歪んでいて大嫌いな奴らでもう死んでてもいい奴らで―でも何で・・・?今でもうちの感情をこんなにも動かす・・・!!
『『系ちゃんその人達の事一番大好きなんだね』』
と猫耳とポニテがうちに向かって温かい笑顔を向ける。
「そんなの間違えてる・・・・!!アイツらは猫耳とポニテみたいに常に一緒に居てくれない!!奇跡的に仲良くなれたとしても最後には絶対疎遠になる・・・別れる事がもう決定事項なの・・・?もうあそこには戻りたくない・・!!ここにずっと居たいの・・・!!それともここに居ちゃダメなの・・・・!?」
うちは泣き叫んで言った。
「待ってくれじゃ。そんな事は一言も言っておらん。居たいならいつでもおれば良いのじゃ」
と微笑むポニテ。うちはそれに少し落ち着いて泣き止むが。その時猫耳が暗い影を落として俯いているのをうちは見逃さなかった。コイツらはうちに何か嘘を吐いている・・・!!テストだと言うのに人がどんどん減っていくし、やる事と言ったらただ楽しくお喋りをしているだけ、これではまるで放課だ。それに減っていった奴らは何故だか楽しそうだった。もしかして出ていった奴らが早い程高い順位に行けてるんじゃ・・・!!それをコイツら黙っていたんじゃ・・・!!酷いうちを陥れようと今まで黙っていたんだ。うちは黒い感情が流れたがもしかして猫耳のさっきのあの態度それを言ったらここに居られなくなるんじゃ・・・?でもその為にこれが最後のチャンスなのにそれをみすみす棒にふるのか・・・・!?嫌だ。そんなの嫌だ・・・!!
「ねえ。本当にここに居ればテストがいい点採れるというか成立するの・・・・?アンタら嘘を吐いているのは明らか何だよ・・・!!」
うちは不安を我慢できず怒鳴っていた。
「系ちゃん。大丈夫だじょん信じて」
と本当に心の底からそう思っている様に猫耳は微笑んで言った。がもうお前が一番信じられないんだよ・・・!!
「うち。寝る」
うちはわざと猫耳とポニテから遠い一番左の一番後ろの端っこの席に座って机に突っ伏して寝始めた。そしてすぐに猫耳とポニテの方を顔をあげてチラと見た。すると猫耳とポニテはこっちを見ていつもの様にこっちを見ていたのでふいと怒った顔をして横を向いた。そしてまたチラと見る。まだ微笑んで見ていたので
「チー!!この!!ストーカー共!!こっち見んな!!系ちゃん怒ってんだよ!!」
とクワ!!と席に座りながら食いかかる様な感じで猫耳とポニテに言った。
『『学級委員と系ちゃんって本当仲いいな』』
とクラスの男子二人がからかう様に言ってくる。
「あんたらも男二人でくっついている様に見えるけどボーイズラブなんじゃないの?」
うちは低い声で上目使いで睨んで男子二人に向かって言ってやった。
『『いや俺達今から行かないと行けないから』』
と凄く上機嫌な顔ではもって言った。うちはそれを黒い感情で見つめていた。糞コイツ
もテストにクリアできるんだ・・!!
『『じゃあ。言ってくる』』
と男子二人は爽やかな顔で外に出て行く。うちはわざと机に突っ伏して寝たフリをして無視した。こんな事は今回が初めてだった。いつもこの挨拶を言われるのも言うのも人に今まで疎外されていたうちにとっては無い事だったので初めてクラスの一員になれたみたいで生きがいみたいになっていたが、今はそれが嘘みたいに遠く感じるのだ。
『『行ってらっしゃい』』
猫耳とポニテは明るくいつもの様に生き生きとして返事を返していた。何がそんなに楽しいんだこいつらは・・・!!うちは机に突っ伏したままそう思った。だがある事を気になってバッと勢いよく顔をあげてアイツら出て行った方の出口を見た。そしたら男子一人だけ戻ってきた。やっぱり今回も一人減っている・・・!!一人戻ってくるという事は出て行く時は二人以上じゃないとダメな訳でそしたらもう何をやっているのか聞く最後のチャンスなんじゃ・・・!!とじっと話す相手がいなくなったのか猫耳とポニテに混じってきゃきゃと楽しそうに笑いあっている男子生徒を見て思った。
「ん?珍しいな。系ちゃんもこっちこねえの?」
と不思議そうに男子生徒が聞いてくるがそれにバっと机に突っ伏して顔を隠して寝たふりをし始めた。あの野郎・・!!その場はうちの位置なのに・・・!!普段なら話しかけてくれたと思いぱああと顔が明るくなるが今回はそれが堪らなく悔しかった。
「駄目だじょん。系ちゃんは好きな人が三人もいるからアンタとは付き合うのは無理じょん」
と顔は見えないから解らないがむにゅ口で微笑んで言ってるに違いない。
「ええっ!?すげえな男三人と付き合ってんのかよ!?なら俺と別に付き合っても一人ぐらい変わらなくね?」
と二人に聞いている男子生徒の声が聞えてきてうちは思わずそれに顔が赤くなるのが解る。
「残念じゃが系ちゃんにはお主じゃ役不足じゃ」
とからかう様に言うポニテ。
「なんて。系ちゃん可愛いけど幼いから俺もっと大人っぽい子好きだから」
と笑って言う男子。うちは幼くない・・・!!大人っぽい・・・!!
その会話から間もなく経ってやっとその時がきた。
『『じゃあ行ってくる』』
と言って猫耳と男子生徒が爽やかに手を挙げて挨拶をポニテとうちに向かって言う。心臓がドクドクいう。今が最後のチャンスだ・・・!!言うんだ!!言え・・・!!
「ちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
とうちは叫んでいた。
『『どうしたの?』』
と相変らず笑顔で二人はもって言う猫耳と男子生徒。うちはそれにプレッシャーに押し潰されそうになった。心臓がドクドクいい始める。しーんと静まりかえった教室。こんな事初めての事だ。だがそれを気にした素振りを見せずじっとこっちを見て微笑んでうちの方を見てくる三人。うちはそれに耐えれなくなって思わずぎゅっと目を瞑るが―目をいきなり開けてキッと猫耳と男子生徒の方を見つめて
「猫耳は戻って来るよね?」
うちは凄く気になった事を聞いていた。うちは心臓がドクドクいっていた。それを暫く猫耳にしては今までには無い表情でじっと真剣な表情で見つめていた。それからいつもの表情を緩くして笑って
「きゃははは。系ちゃん変じょん。あたいは戻ってくるに決まってるじょん」
と可笑しそうに笑った。
「そうだよね。そうに決まってるよね。猫耳とポニテが学級委員で主役でこの男子の子はモブだもんね」
とうちはそう言って安堵していた。あれ?あんだけ憎くてたまらなくて今でも憎いのに何でこんなに安心するんだろう・・・?
「系ちゃん。モブとは本人の目の前で酷な事を言いおるのじゃ。それに我々は主役には訳不足じゃ」
と可笑しそうに笑うポニテ。なら誰が主役だというのだ。
「振られた」
とさっきの男子生徒はそれに気にした素振りを見せず可笑しそうに笑っていた。うちはそれを見て本当にこのクラスの連中って―うちはそれに泣き笑いの表情に一瞬なったがそれをすぐ崩して
「フン!うちの事好みじゃないって言った」
と口を尖らしてプイと冗談ぽく言ってみた。
「ポニテが居なかったら系ちゃんが一番好きかも」
とさらりとなに気ない様な感じでそう言った。うちはそれに思わずドキリとした。こいつ今ポニテに告白した。こんなに人って気軽に告白って出来るもんなんだ。うちには一生関わりのない感情だがいいな。こうやって誰かを好きって言える感情は。
「お主までポニテと言いだすか。まあ。いいが。それより何を言っておる。お主は男が好みじゃろ」
と悪戯っぽく笑うポニテ。え・・・?今さらりとこの子の愛の告白をかわした?ポニテこの子を振ったの・・・?本当にそんな軽くでいいの・・・?
「そっか。解ってたけど」
それに振られたにも関わらず眩しい笑顔でポニテの方を見てその男子生徒は笑っていた。このクラスにはしっかりとした見えない何か絆の様なものがあるそれが何かは解らないが。それに何か重大な抱えている事も今三人の顔を見て解った。うちはそれを何とも言えない気持ちでみていた。うちはそれを見て何故か心が騒めいた。何でだろう。いいもんを見せられているのに何でこんなに不安な気持ちになるのだろう・・・。そうこうしている内に
『『行ってくる』』
と猫耳とその最後の男子生徒は爽やかな笑顔でいつもの様にはもって教室を後にした。しまった。聞けなかった・・・。思わず猫耳の事が気になって聞くのを忘れてしまった・・・。
うちは思わずずーんと沈んだ。でもすぐ戻って来るけど猫耳が教室に居ないの初めてだな。
「やっと二人きりになれたね」
うちはにししと悪戯ぽくポニテに笑う。ふふん。猫耳め。うちをこんなに苦しめている罰じゃ・・・!!一瞬でもポニテの事一人占めしてやる。
「ふふふ。そうじゃな」
と男性も女性をも虜にするそんな顔で笑う。それにうちは赤くなって思わず下をみる。
「コラ!!ちょっとは嫌がれ!!」
うちは口を尖らしてプイと横をみる。するとポニテが無表情で教室の出口を見て
「変じゃな。猫が戻ってこぬのじゃ」
とぽつりと言った。うちはそれに不安で心臓がドクドクし始めた。
「我がちょっと廊下に様子を見て来るのじゃ。系ちゃんはすまぬがここにいてくれ」
うちは頷いた。シーンと静まりかえった教室。とうとう一人になっちゃった。うちは近くにあった机と椅子を静かに見つめた。うちはおもむろにその席に座る。うちは静かに座ったまま目を瞑る。そう言えばうち一回もこの教室から出た事無かったな。それに教室の中からじゃ外の音とか何も聞こえない。うちは目を開く。よし・・・!!外に出て見よう!!うちは教室の出口の扉の持ちての窪みに触れる。ポニテはここに居てと始めてうちにお願いをした。それをあっさり破る様な事をしていいのか・・・?だがうちはもう現実から逃げて居られない・・・!!うちは扉をガラララと勢いよく開けた。すると以外にも普通の廊下―?ん?隣りに教室がある―?あるにはあるが見えているのが一つだけ・・!?それ以外は奥行きが遠すぎるのかそれ以外は見えて無かった。それに隣の教室にもかなりの間隔があり、下には谷底の様に深くこの教室とその隣の教室を繋ぐのは真っ直ぐに伸びている光で出来ているかのような鎖だった。うちはその鎖に触れるが手がそれにすり抜けた。あれ?触れられない?これ何で出来ているの?光・・・?いや触れた時解ったうちはこれを知っている・・・?系だ。これじゃあ前には進めそうには無い。うちは後ろを振り返った。するとうちらの教室のちょっと行った所に壁があり、そこに猫耳とポニテが居て猫耳は壁の方に顔を向けて崩れ落ちるかのように床に座り込んでいてその背中をポニテが擦っていた。うちはそれを見て衝撃を受けた。猫耳が泣いてる・・・・?何でいつも笑ってて泣く様な子じゃないのに・・・?何で・・・?
「もうやだよ・・・!!もう怯えて暮らすのは・・・!!」
と猫が泣き叫んでいた。え・・・?いつも楽しそうに笑ってたじゃん。もしかしてそれを隠して笑っていたのか・・・?うちに悟られず。そう言えばクラスのみんなも豪く普通じゃないぐらいに明るかったけどそれって不安を隠そうとしていたから・・・?うちは猫耳の方に急いで走って行って猫耳に飛びついた。
「系ちゃん・・・?」
それを不思議そうに見ていた。
「うちに話して・・・!!うちの所為で泣いてるんでしょ・・・?うちにこのクラスから出て行ってほしい事もそれにうちの事大嫌いな事も勿論知ってる・・・!!でもうちは猫耳が悲しくて泣いているのが嫌なの・・・!!うちが猫とポニテを守りたいの・・・!!それともう遅いかもしれないけどクラスのみんなも・・・!!大好きだから・・・!!うちは猫の顔を見ながら勝手に涙が流れた。
「何言ってんの系ちゃん・・・?」
と泣き止んでこっちを不思議そうに見ていた。
「お姉様そいつらに何か価値をお求めでしたらそんな必要ありませんわ」
と何処か楽し気な様子のこの声は―妹の声だった。その声が聞こえた途端―
ドッカーーーーーーーーーーーーーーーー―ン壁が粉々に砕けた。すると壁を形作っていた系で出来た幾重にも重なった鎖もその衝撃で音もなく消滅した。
「ごきげんよう。お姉様」
と蕩ける様な笑みで現れたのは妹だった。
「妹!!!無事だったんだ・・・!!」
とうちは思わず妹にこっちから飛びつこうと―それを猫耳が力ずよく抱き着いて止めた。
「系ちゃん行っちゃ駄目・・・!!」
猫耳―?するとガシ!!とポニテが緊迫した顔でうちの腕を掴んだ。そしてうちの腕を引っ張って急いで教室に駆け込んだ。
「ねえ。あの子は大丈夫だよ。いい子だよ。こんなうちの事を好いてくれてるみたいだし・・・」
とうちは青い顔している猫を安心がさせたいが為に笑って言った。
「すぐそうやっていい子って言って人を信用しちゃダメ・・・!!そうやってすぐに好きなのを現してくる人が必ずしもいい子だとは限らない・・・!!」
と猫耳は取り乱して叫ぶ様に言った。
「コラ。猫。我々が言ったのじゃ。関係性が薄くてもそんなの関係無いと言う事はそれに系ちゃんのそれがいい所だよ」
と微笑んでポニテは言った。
「そんなの解ってるよ・・・!!だから今までこの子を守ってたんだもん・・・!!でもここでこの子を殺されたら今まであたい達がやってきた事が水の泡でしょ・・・!!」
と猫耳は泣き叫んで言った。
「泣くな。系ちゃんが怖がる。それにそんな暇は無い」
と猫耳を諭す様にポニテが言った。すると扉がドンドンドンドンドンドンドンと勢いよく扉が壊れそうな勢いで何回も揺れた。それを見て猫耳は泣くの止めてうちの方を見て
「系ちゃん。系ちゃんを勘違いさせちゃってたみたいだけどあたいは実はそんなにいい奴じゃなくてずっとあいつ―系ちゃんが妹だって言っていた奴がずっと大嫌いだったの。系ちゃんがあたいらの事いい子って言ってくれてたから失望させたくなかったけど本当のあたいらの事を系ちゃんには解って欲しいから―系ちゃんの事大好きだから」
うちはそれに何も言えなくなった。
『『系ちゃん。その頭にヘアピンとして付けている鍵かっこがあれば系ちゃんは消えずに生き延びれる』』
と二人ははもって微笑んだ。何で系ちゃんはという限定したものいいで言うんだ・・・!!
「何で・・・!?猫耳もポニテも普通に生きるんだ・・・!!うちと一緒に・・・!!居てくれるって言ったじゃん・・・!!」
とうちは動揺して叫んで言った。
『『ここに居て我々と一緒に消える方がいいの?』』
と二人はもって言ってくる言葉に絶句して何にも言えなくなった。
『『今なら系ちゃんだけなら我々が消えれば、系ちゃんが持っている鍵かっこがあればそれで系ちゃんの行きたい所にそれをかざせばそこに行ける…!!』』
うちはそれに勝手にぽとぽと涙が出てきて
「嫌だよ・・・!!もう会えないのは・・・!!」
とうちは泣き叫んだ。
『『でも系ちゃんは生きたいんでしょ?』』
二人は揃っていつもの様に微笑んで言った。うちはそれに何も言えなくなった。うちは臆病だからだ。こいつらを守ると言っときながら―死ぬのは嫌なんだ・・・!!
「ねえ妹が何か二人を消そうとしているならうちが交渉してみる・・・!!」
うちは思い切って教室の扉を勢いよく開けた。
キーーーーーーーーーーーーーーーー---------------------ん何が力がぶつかる凄い音がした。その途端うちら事教室をそれが焼いた。うち死んだんだ。もっと生きたかった・・・!!もう一度アイツらに会いたかった・・・!!その途端何か光のものが―
ブシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!とうちらを包み込んだ。うちらまだ生きてる・・・!!うちと猫耳とポニテの中心源にイタリアのカードが凄い光を発していた。居たんだ・・・!!イタリア・・・!!うちに笑顔が戻った。何か実はコイツの事おそがいと思っていたが今はこんなに愛おしい。がそれより今解ったのがこのイタリアのカードがバリアみたいになっていて力を受け止めている所為かカードがボロボロに砕けてきた・・・!!嘘・・・!!あんなに強かったのに・・・!!
『『系ちゃん、今はこれが守ってくれているうちに系ちゃんを送る…!!』』
と猫耳がポニテの手を強く握ると
『『連鎖』』
とはもって二人が言うと猫が激しい光となって弾けて消えるとその光はポニテにぶつかってポニテ自身が光となって弾けてその光がうちに勢いよくぶつかってきた。するとうちはその光で空中を飛んでいた。この光以外は真っ黒だった。うちは茫然としてその中でも泣いていた。そうか・・・!!今まで居たクラスの教室のみんなは連鎖だったんだ。だから消えていなくなったんだ・・・!!でも妹がうちらを殺そうとしてたんならもしかしてこの前の時オーちゃんが居なくて代わりにあの妹が居たのは・・!!オーちゃんが妹に殺されたんじゃ・・・!!うちは勝手に涙が流れた。あれ・・?オーちゃんが死んで何でこんなにも悲しいんだろう。怒ってばかりで常に喋り方が極道なのに・・・?そうかあの喋り方も本当に憎くての喋り方じゃなくてどこか愛のあるのだと無意識と感じていてオーちゃんと居て楽しかったんだ・・・!!うちは温かい涙が流れた。いつまでも泣いてばかりは居られない・・・!!うちはやるんだ・・・!!うちは頭にヘアピン代わりに付けていた鍵かっこを手に持つ。
「この妹が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!」
とうちは叫びながら思いっきり空中に投げつけて怒りをそこにぶつけていた。その途端鍵かっこがぶつかった辺りから
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!と光が暗闇を飲み込んで言った。するとここは―学校の屋上だった。その途端目に映ったのは、冷たい顔をした台とフラだった・・・!!生きてたんだ・・・!!うちは思わず笑顔が零れ涙が次から次へと溢れてきた。それを見て台とフラは驚いた表情をしてただただこっちを見ていた。そしてキョロキョロ辺りを見回すがカルが居ない・・・!!もしかして死んだ。うちが殺した―うちはその途端屋上の地面に崩れ落ちた。
「大丈夫。お姉様ももうすぐそっちに逝けますわ」
とドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー―んと屋上ごとうちらを破壊した。一瞬で自分らが砕けちるのが解った。折角猫耳とポニテが命を賭して助けてくれたのにそれを無駄にして、水の泡みたいにすんなり砕け散った。するとピキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキと全体が氷つく様なそんな音がした。あれ?うち死んだはずなのに何で・・・・?こんな事が自覚出来るんだ・・・!!するとその瞬間―
ガッシャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と学校の屋上の空間全体を覆っていた氷全体が割れたら学校の屋上も自分も―うちは自分の手を見て驚いた。
「再生している・・・!!」
すると空間全体が透き通った水色の光の様な系がフラの背中に巨大な氷の様なのが羽の様に生えていてそれらがうちと台とフラとうちと繋がっていたのが今消滅した。フラが空間全体とうちらを再生させた・・・?
「残酷ですわ。二度死ぬ事になるなんて」
とどこか楽しそうな笑みを浮かべて出て来たのは妹だった。それを見てうちはぞくと寒気を感じた。
「妹!!!!!!!!!!!アンタは最近出て来た新キャラのはず・・・!!なのにうちらはアンタに恨まれる覚えはないよ・・・!!」
とうちは必死に恐怖を誤魔化そうと妹に叫んだ。
「何おっしゃっていますの?私は最初か居ましたわ」
と口だけで妹は笑った。この無機質な感じどこかで感じた事がある・・・!?
「探偵系ちゃん証明…!!」
とうちは叫ぶとうちは探偵バージョンの服に変わった。そしてうちの羽に神経細胞の様な系が広がるそれの系が妹に向けても繋がろうとうちの系が妹の方にも広がり繋がる直前でそれを妹がパシンと手で払いのけた。
「お姉様探偵でしょご自分で考えなさいな」
とまた楽しそうに燥ぐ様に言った。すると跳ねのけた系を台が手で掴んだ。何で系を手で掴めるんだろう・・・?だがその瞬間にうちの系を通じて台の系が跳ね返ってくる。うちはその瞬間目を見開く―うちはわなわな震えて
「あの時の第一回目のテスト―死のテストなの・・・・・・・・・・・・・・・・!?」
とうちは言った。
「あれやっと解りましたの?」
と可憐な笑顔をうちに向ける妹。
「何であなたはあの時死んだはず・・・?」
あれ?妹、今変な事言わなかった第一回ってうちらが受けているのは最後のテストじゃ・・・!!
「何言ってますの?私は第一回目のテストですわよ」
と微笑んだ。その時フラッシュバックした。そうだ。あの時の歌姫はそういえば、第一回目のテストの英雄の一人、通り名が『始まりの歌姫』、テレビでやっていた。「生きて帰ってこれて良かったです」と言う発言は有名だ。そしてオラちゃんはあまりの強すぎる事から他の受験者を寄り付けなかったと有名な最年少の『一人だけの天才』、そして猫耳とポニテは『連鎖の姫君達』それぞれ別のテストだ。だから時間軸が違う筈それが何で最後のテストを受けていたうちらと繋がっていたんだ?それよりうちは過去のテスト即ち―過去と繋がっていた―?
「そんなに推理する必要ありませんわだってお姉様はこれから死ぬのですから必要ないでしょう?」
と微笑んでその時うちの系を一つ掴んだ。あれいつの間に・・・?それをぐっしゃと握り潰した。その途端うちの体全体に日々が―
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と何かを打ち抜いた音が響いた。その瞬間妹が爆発して消滅した。
「今の何ですの・・・?」
と死んだはずの妹がさっきな不敵な笑いとは違う恐怖の表情で手を見て震えていた。
「手前まだ気ずいてなかったのか?偽りのラスボス。あれ見やがれ」
と台が憎々し気に指だけで指し示す。するとそこには―人間では有り得ないぐらいの巨大の空間全体がその弓になっている系で出来た弓矢をこっちに感情の無い顔で向けていたカルが居た。うちは自分も傷一つ付いてない体に戻っていた事より―
「カル・・・・!!!!!!!!!!!」
うちは嬉しい悲鳴を上げていた。だがなんかいつもと違ってなんか感情が無いみたいな―うちの心臓がなぜだかドクドク言い始める。
「もう君は死んでる。その可能性を先に見せた」
その感情がない顔で淡々とした感じでカルは言った。それに対して恐怖の表情でカルを見て震えていた。うちもそれを見て嫌な予感がした。
「系ちゃん。探偵証明!!!!!!!!!!!!」
うちは叫んだ。探偵の衣装に一瞬で代わりうちの系がカルの方に突き刺さる。避けれるのに避けなかったそんな感じがした。それすらももうカルにとってはもうどうでもいいくらいの―うちは心臓がドクドク言い始めた。
「カルはうちらの最後のテストの時のビンゴの時もうフラがクリアする前に全部を捕っていた・・・。それをうちらが気ずかなかった。それはこの最後のテスト自身も惑わした。それは長押しスイッチ。物事を先延ばしに出来る系をカルが使える・・・」
うちはおそるおそるカルの方に指を指して
「そしてカルは過去系自身」
それで全部のテストを全てあのドン!!!と言う射抜いた音が時々聞こてた。カルは全てのテストをもう手に入れていてバラバラだったテストをあの弓矢で撃ってドンと一つのテスト―単体にした。
「それでカルは単体系で」
そして―
「この世界の全部全系より更に先をいく限定されない系」
とうちはもう完全に疲労で下を向いていた。もうこれ以上言えない・・・!!歌姫が死んだはずなのに生きてたのは―このテスト全部を過去系で繋いでそれを一つにした為、生きている系が流れて死んだはずの系が生き始めた。そううちらは系自身だったのだ・・・!!それを曖昧に生きてた何故・・・?それで未来系自身で客体で終わり自身の系の台で区切りをつけ範囲を限定して一つにする布石をカルが作った。それを呼び寄せたのが総体自身であるフラ、主体であるリーダー的な系である系である為うちらはそれに逆らえない為に自然とそこに集められる。それに現在系で現在に戻す事が出来る為先程の氷の時も。
「歌姫を助ける為に犯人になったんだね」
うちは悲しくてカルの無感動の顔を見て言った。感情の無い顔。そうだ。もう世界はカルの手中にもうあるんだ。生かすも殺すももう決定している事なんだ。うちの顔を無感動の顔で見るカル。その時にうちは倒れた。妹に系を食いつぶされていた。それを台とフラは驚愕の表情で見ていた。うちは死んだ。死んだのに何故そんな事が解るんだ・・・!!
「お前に懐いてただろ!!!それを・・・!!今まで止まってたのも今の系を見てた顔も本当はまだ感情があるんじゃないのかこの無価値野郎!!!」
と台が激昂してカルに向かって言う。ああ。この子はあの時の子だ。本当はいい子なんだ。
「知ってた?系ちゃんは台君とフラ君と仲良くなろう必死だったんだ」
それを聞いて台とフラはちょっと悲しそうな顔でお互いを見つめていた。
「まだやれる」
と不敵な笑いで立ち上がったのはうちだった。え・・・?何でうちが・・・?
「初めましてじゃないけどな常に居たしな」
と不敵な笑いで言ううち。もしかして・・・?
「俺は無意識を通り越した枠無し無系だ」
とそれに驚愕の表情を浮かべて見ているフラと台。それに無感動の瞳でそれを見つめるカル。
「アンタの目的はこの曖昧になっている人間だと思い込んでいる俺らを自覚させ本当の系にする事そうすれば死という概念がなくなるからな。でもアンタ甘いよ。もう出来てるのにそれを俺らに選ばせてるんだ。系も好きになってたんだアンタは。躊躇してたら本当に好きな奴は守れない」
と不敵な笑いで言う―これは―
「だから俺この最後のテスト自身になってた。そして系を守れる様に最初から仕組んであったんだ。ほらアンタらのカードに書いてあった、まずはフランスは一番になる事、そして台は悪役になる事、そしてカルは人間に成る事―」
と不敵な笑いを残してそして最後に奴は言った。
「じゃあな。これで終わりだ」
と不敵な笑いをした途端にその言葉自身が鍵になっているのかうちらは飛ばされた系となってその時に「勝手に殺すなちび」と言ったオーちゃんの声も聞こえた気がした。それで道が見えた。そうかオーちゃんはうちらの道自身の道徳系だ。そしてそれを無数の鎖を通っていく。ああクラスのみんなはこの時の為の鎖になってくれてたんだ。そして最後の系は無限系の兄弟の長兄の能力の全てを二番に押しやる事が出来る能力で今ここに引き寄せられた。そして最後に
「じゃあな。系」
と言うアイツの声―むさん・・・・!!!!!!!でもありもう名前も忘れてしまった小学校のドイツ人の名前を呼んだ。
× × ×
「じゃあな。元気だろうけど元気で」
と台が笑う。
「系ちゃんは元気だけどかよわい!!」
とうちは口を尖らせる。それを見て初めて可笑しそうにフラが笑ったので
「浮気すんなよ」
とうちは真顔で言うと
「そちらもな」
と笑った。じゃあなと言ってフラと台とはそれぞれ別々の方向に歩き出した。うちは忘れてた事を叫んだ。
「兄ちゃんが末っ子は可愛いって言ってたぞ・・・!!だから色々自信持てーーー!!」
はうちは大声でフラに向かって大声で叫んだ。それに驚いて振り返って温かい笑みをうちに向けて
「私はフレス・レルーだ」
と言ってまた歩き出した。すると今度は台が振り返って
「おいコラ!!カル!!お前系に変な事したらぶっ殺すぞ全体的な意味で!!」
とうちの隣にいるカルに向かって怒鳴った。それを無表情にでみつめて解ったと言う意味か手をあげる。うちはみんなに感情が伝わる系だった。それが嫌でうちの心は壊れた。がそれを曖昧にし、正体を解からなくする正体自身の正体になった。そして分散されたうちの感情でも他の人みたいに相手に伝わらない様にする為にうちの中を第三者自身に伝わってしまったうちの感情を台自身が外に持っていき、そして総体であるフラ自身が主なうちが外に漏れてしまっている感情を外に持っていく事でうちが普通に生きて居られる様にしてくれたんだ。あのドイツは。台とフラは常に遠くにいるけど関係は常に共にある大切な悪友的存在だ。
「本当に行かなくていいの?」
とカルはどうでも良さそうにうちに聞いた。こいつはなんだかんだ言って全員が死ぬしかなかったテストを全員が生き残れる様にしたんだ。本当はこいつは最初から―
「だってうちはみんなからカルが悪さしないように監督するという重大な任務を預かったんだから行かないもん」
うちはそうやってカルの頬の傷を舐める。その舐められている方の目を閉じる。こいつは全部になっていくうちに感情をなくしていったんだ。
「おお。何か今感情が戻ってきたかあ」
とうちは今度は頭で傷をスリスリし始めた。
× × ×
「知っている。この人達伝説の系が歩いた道、行動、出来事、生きた日々が魔法陣になってそれが今までそれを破れる系が今までないんだって。「私は自分が無い四人組の陣系。早く使える様になりたいなあ」
と女の子がちょっと拗ねて言った。すると隣に幼馴染の男の子が笑っていた。うちはそれを見て良かった。未来の子も笑ってる。