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第377話 コルチボイスがやってきた(セシル18歳&転生組ステータス)

「おぉぉっ! ここが義母上の屋敷ですか!」

「えぇ。コル、貴方は今日からここで私の息子として暮らしてもらうよ」


 私とミオラはコルこと、コルチボイスを連れて屋敷へと戻ってきた。

 ちなみに彼の付き添いは誰もいない。

 ディルグレイルの謀反騒動の時に一緒だった侍女達はみんなザッカンブルク王国王弟の息がかかっていたみたいだからね。そんな不穏分子を我が家に入れたくない。

 どのみち、いくら王宮に勤めていた侍女だろうとこの屋敷にいるメイドほど仕事が出来るとは思えないけど。

 玄関の前まで馬車を乗り付け、御者がドアを開けるとそこにはセドリックとステラを筆頭にズラリとメイド達が整列していた。


「お帰りなさいませ、セシーリア様」

「ただいまセドリック。早速で悪いけど、コルチボイスを自室まで案内してあげて」


 セドリックは「承りました」と頷くと近くにいたメイドにコルの荷物を持たせた。


「では『坊ちゃま』。参りましょう」

「あぁ! よろしく頼む!」


 王族らしい教育を受けた賜物か、コルは使用人達にも笑顔で対応している。

 前世の影響もあるのだろう。

 でもとりあえず笑っていてくれることは助かったかもしれない。

 私はコルのことをみんなに任せると、ステラを伴って執務室へと向かった。

 そして椅子に座ると、置かれていた書類に目を通していく。

 大半は私の決済が必要なものだけど、結論自体は出ている案件ばかり。

 これでもデルポイを作ったおかげで、こういう書類の七割がカンファのところで完結するようになった。

 デルポイ関連で私のところまで来るのは事後報告ばかりだ。

 それでも、ランディルナ家に関することで私が決めないといけないことというのはある。

 例えば。


「…ミントウイェ伯爵の食事会、ねぇ…?」

「新しく侯爵になられましたセシーリア様とお近付きになりたい、というのが表向きの理由ですね」

「裏向きは?」

「コルチボイス第五王子殿下を取り込んで、王家転覆でも企んで入るのではと探りを入れたいのでしょう」

「なるほどね。本音は?」

「目の上のタンコブ、でしょう」


 わかりやすいけれど、乗らないわけにもいかない。

 ただ純粋に祝いたいと言ってる相手、しかも伯爵ほどの立場であれば乗ってやらないと私の方にやましいことがあると言われてしまう。

 それこそ『国家転覆を考えてるに違いない』と、噂を立てられるのをこっちが勧めてしまってるようなもの。


「面倒くさい…」

「他にも『伯爵』から祝いたいと言ってきている方が何名もいらっしゃいます。そこで…どうでしょう? 伯爵以上の者とは個人的に話をする場を設けることにして、我が家で夜会を開くというのは」

「…ウチで?」

「はい。本来貴族家ならば年に数回程度の夜会は開くものでございます。ランディルナ家は叙爵されてより一度も夜会を開いておりませんので、そのように自宅でと言い出す輩が出てくるのです」


 なるほど。

 ステラの言い分も一理ある。

 問題は私が面倒くさいことと…。


「ウチに夜会するような場所なんてある?」


 そう。

 現ランディルナ至宝伯家、元ジュエルエース大公家には夜会をするような大広間なんてなかった。

 これでは夜会をやるには外でやるしかないんじゃないの?


「大公様はガーデンパーティばかりでしたから。セシーリア様が同じようにされるのもよろしいとは思いますが…」

「うぅん…。あんまり時間はないけど、何かいい案がないか考えなきゃね」


 私は招待状の束を一度脇に置くと、残りの書類へと手をかけた。




 その日の夕食はコルの歓迎会となった。

 私の息子という立場であるため、彼には早速専属の執事がつけられることになったんだけど、その人はとてもクールな感じがするイケメンだった。

 ちなみにそのイケメン…確か名前はクロウだったかな。メイドから聞いた話だと、男色らしい。

 男のくせに、なんでそんな男を執事にするのかわからない。一応何度も止めたんだけど、コルは頑としてそのイケメン男色執事を自分の執事をにすると譲らなかった。

 最終的には私が折れた形になったけどね。

 で、早速クロウにやたらベッタリされながらニヤニヤしつつ夕食を楽しんでいた。

 私達はそんなコルを不思議に思いながら見つめていて、歓迎会どころじゃなかったんだ。

 夕食が終わると、私はコルを連れてクドーがいる離れへと向かった。

 コルが転生者なのはわかったけれど、どんな神の祝福を持っているのか確認したかったから、彼等の力を借りることにしていたのだ。


「お待たせ」


 ノックもせずにドアを開けると、二人はテーブルで食後の晩酌をしていた。

 あれはアイカの作ったアルコール度数が高い蒸留酒。

 最近ではそれなりに数も揃ってきているらしいけど、全部自分達で飲むつもりなのかな。


「おっ、来たな。ほな、改めて自己紹介しとこか」


 アイカは持っていたショットグラスをタンっとテーブルに叩きつけると皿に入れていた塩を一摘まみ舐めた。

 テキーラ?

 そしてフラつくことなく立ち上がると、コルの前まで歩いていく。


「ウチはアイカ。セシルの友だちで、今はここで錬金術と調薬をやっとる。よろしゅうな!」


 コルが喋り出すより早く、アイカは彼の手を握るとブンブンと大きく振った。

 続いてクドーはグラスを置いて座ったまま話し始めた。


「俺はクドーだ。縁あってセシルと知り合ってそのままここにいる。まぁ鍛冶師だな。欲しい武器があれば俺に言え」


 相変わらず愛想の欠片もない。

 けれど彼がすごく優しい人であることは私もよくわかっている。

 私はそこでコルの背中をトンと一回叩いた。

 彼は私を見上げると一つ頷いて一歩前に出てお辞儀をした。


「改めまして、コルチボイス・イッツ・アルマリノ改めコルチボイス・ランディルナです。セシルさんに助けてもらう形でここに来ました。まだ自分のこともよくわかってませんが、よろしくお願いします」


 とても素直な挨拶をしたコル。

 彼が元々何歳かはわからないけど、私はよく出来ました、と頭を撫でた。

 コルもそれを嫌だとは思っていないようで、私にされるがままになっている。


「それじゃ始めようか。アイカ、クドー、よろしくね」

「あぁ」

「任しとき」


 私が呼び掛けると二人は早速近寄ってきたので、隣にいるコルと手を繋いだ。


「コルはクドーと手を繋いでね」

「う、うん。…あ、あああの! よろしく、お願い、しましゅ……」


 消え入りそうな声でクドーの手をそっと握るコル。

 さっきクロウとやたらベッタリしてたところを見ると、実はコルも男色の気があるんじゃないだろうか…。

 ママちょっと心配になってきたよ。

 自分のことは完全に棚へ上げっぱなしにしてまだ見ぬ未来に一抹の不安を感じていた。

 が、とりあえず今は置いておいて。

 私もアイカの手を取る。


「おっけーや。ほないくで! 神の眼発動!」

「情報共有」


 アイカが私達全員のステータスを確認し、その内容をクドーのスキルによって手を繋いだ全員と共有する。

 こうすることで私達みたいな神の祝福を持つ者同士でも互いにステータスを確認することが出来るようになる。

 アイカとクドーがいるからこそ出来る芸当だけどね。

 さて、まずは私のステータスを確認しよう。


セシル

年齢:18歳

種族:英人種/女(管理者の資格)

LV:11,106

HP:3,256k

MP:64,059M

転生ポイント:21,632k


スキル

言語理解 8

出力制限 MAX

補助魔法 MAX

付与魔法 MAX

人物鑑定 9

眷属鑑定 MAX

道具鑑定 9

スキル鑑定 MAX

宮廷作法 9

料理 6

変身 MAX


ユニークスキル

並列思考 7

感覚共有 MAX

炎魔法 MAX

氷魔法 MAX

天魔法 MAX

地魔法 MAX

殺意 MAX

超槍技 1

吸収攻撃無効 6

異常無効 MAX

捕獲 2

錬金術 7

魔道具作成 MAX


レジェンドスキル

魔力闊達 MAX

武闘技 6

聖魔法 MAX

邪魔法 MAX

時空理術 9

絶剣 MAX

四則魔法(上級) 9

新奇魔法作成 MAX

スキル生成 8

擬似生命創造 8

戦帝化 7

限界突破 -

絆紡グ者 -

egg -


オリジンスキル

メルクリウス -

ガイア -


神の祝福

経験値1000倍<ロック解除>


タレント

転移者

転生者

武闘マスタリー

支配者

錬金術士

魔工技師

勇者

慈悲ナキ者

憎悪

憤怒

怨嗟


 うん。

 レベルも一万を超えて更に上昇中。

 レジェンドスキルも軒並み高レベルになってきている。

 極端な話、私が全力で戦うようなことってそこまで起こらないんじゃないかって思う。

 そんなことになったら世界崩壊ルート待った無しだよ?

 一番駄目だよ!

 世界中にある宝石とか、まだ見てない宝石だってたくさんあるのに世界を壊すなんて言語道断だよ!

 国を滅ぼすくらいはするかもしれないけど、宝石に傷がつかないように超強力魔法を一発敵国の首都にドーンとは出来ないね。

 じゃあ続いてアイカとクドーのステータスを見てみる。


アイカ

年齢:98歳

種族:夜人族/女

LV:3,108

HP:651,846

MP:5,861M


スキル

言語理解 MAX

魔力感知 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

補助魔法 MAX

身体強化 MAX ⇒ユニークスキル夜王の覇気へ融合進化

威圧 MAX ⇒ユニークスキル夜王の覇気へ融合進化

投擲 MAX

格闘 MAX

爪術 MAX

魔闘術 MAX

礼儀作法 5

料理 7


ユニークスキル

吸血 6

魔力強奪 8

精力吸収 MAX

夜王の覇気 6

炎魔法 MAX

氷魔法 MAX

天魔法 MAX

地魔法 MAX

上級光魔法 MAX ⇒レジェンドスキル聖魔法へ進化

空間魔法 9

魔法同時操作 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

魔力運用 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

魔力圧縮 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

詠唱破棄 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

精神再生 MAX ⇒レジェンドスキル魔力闊達へ融合進化

隠蔽 MAX

探知 MAX

四則魔法(下級) 8

成長倍化 MAX


レジェンドスキル

魔力闊達 1

聖魔法 1

邪魔法 9

新奇錬金術 8

超速調合 6

魔道具創造 1

新奇魔法作成 7


神の祝福

神の眼<ロック解除>


タレント

転移者

転生者

格闘マスタリー

錬金大師

病魔の天敵

魔工大師

七転び八起き

残虐

憎悪

憤怒


 パワーレベリングした効果はバッチリだね。

 神の祝福もロック解除出来たし、これでいろいろ頼みやすくなったと思う。

 残念ながら戦闘能力の強化を優先した形なので、生産系スキルはあまり成長させてあげられなかった。


クドー

年齢:232歳

種族:神狼族/男

LV:3,462

HP:2,473k

MP:11,085k


スキル

言語理解 8

気配察知 MAX

魔力感知 MAX

魔力自動回復 MAX ⇒ユニークスキル精神再生へ融合進化

瞑想 MAX ⇒ユニークスキル精神再生へ融合進化

火魔法 MAX ⇒ユニークスキル炎魔法へ進化

風魔法 MAX ⇒ユニークスキル天魔法へ進化

土魔法 MAX ⇒ユニークスキル地魔法へ進化

光魔法 MAX ⇒ユニークスキル上級光魔法へ進化

闇魔法 MAX ⇒ユニークスキル上級闇魔法へ進化

威圧 MAX

解体 MAX

調合 4


ユニークスキル

人化 MAX

炎魔法 6

氷魔法 MAX

天魔法 7

地魔法 4

上級光魔法 2

上級闇魔法 2

魔力運用 MAX

魔力圧縮 6

精神再生 3

魔人化 MAX

魔獣化 MAX ⇒レジェンドスキル神獣化へ進化

隠蔽 MAX

魔道具作成 2

鍛冶 MAX

彫金 9

細工 MAX


レジェンドスキル

神獣化 1

武具自在 9

情報共有 7

天地無用 8


神の祝福

物質図鑑<ロック解除>


タレント

転移者

転生者

神獣

近接武器マスタリー

遠距離武器マスタリー

鍛冶師

細工師

デザイナー

蛮勇

突撃者

憤怒

怨嗟


 クドーもパワーレベリングしたからすっごく強くなった。

 魔法関係が全然伸びてなかったから、集中的にやったおかげで世界トップクラスの魔法使いになってる。本人はほとんど使う気がないみたいだけど。

 当然クドーも神の祝福はロック解除済みなんだけど、クドーの神の祝福ってどんなものか未だに私はあまり知らなかったりする。

 アイカの夜王の覇気、クドーの神獣化は上級種族の証になるみたい。

 種族によってスキルがそれぞれ違うけれど、どれも凄まじい強化倍率を誇るために体にかかる負担は相当のものになる。

 私やユーニャもおいそれと使わないようにしなければならないね。

今日もありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] >男のくせに、なんでそんな男を執事にするのかわからない。一応何度も止めたんだけど、コルは頑としてそのイケメン男色執事を自分の執事をにすると譲らなかった。 >で、早速クロウにやたらベッタリされ…
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