第2話 【転機】
俺は~高校ライフを~楽しむぞ~
変わることの無いこの通学路、俺は何か変な事でも起きないのかなと思い始めていた。軽快に自転車のペダルを漕ぎ、桜の花びらが俺を追い抜いていく。
結局何も起きなかった。まあ、起きるわけがないか。
高校へ無事に事故なく、今日も着いた。安全運転とは実にこういう事なのだろう。怪我なく事故なく学校へ登校することが学生の基本だと思う。駐輪場にはどうやら俗に言う「一緒登校しよ~」と言うカップル特有の【登校イベント】ってのが発生しているようだ、イライラする。
駐輪場から移動し教室へと向かう廊下はなかなか長いものだった、クラスを1.2.3.4.5飛んでようやく2年生の教室だ。俺は2年A組だからそこそこ近い。
教室の中は動物園の様に騒がしかった。
「くらえぇ、シャァァアイニ〇グ!フィン〇ァァァア」
「萌えろ!!俺の嫁!!」
「これがっ!〇ュタインズゲートの選択!!」
このようなどこかで聞いた事のあるようなセリフが男女から、飛び交うのは多分日本どこを探してもこのクラスだけだと思う。
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ん?何だ?授業やったのかって?あぁ、やったぞ。
全日程終了のチャイムが響き、運動部の俺は部活へと行く。
「あぁ、めんどくせえ~、部活だけは気が乗らねぇや」
俺は野球部に所属してる。
「こんちはー、今日の部活は何するんですか?」
同級生が6人くらい居て、ただの野球好きが集まる、サークルのようなものだ。同級生が言うには「休みだぜ」っと嬉しそうに言っていた。休みなら家に帰ってゆっくりと過ごすか…
駐輪場を通る所にゴミ捨て場がある、そこで俺は怪しい物を見つけた。
「なんだ?ピカピカしてんなぁ…なんだろ。」
俺は疑いながら捨ててある物を漁った。
「こいつは、ベルト?しかもなんか仮面ライダーみたいなもんだなー、オモチャか何かか?」
疑いつつ、俺は変身ポーズをやってみたくなった。
「誰もいないなら…変身ッ!!!」
バッ!
しかし何も起きない、そりゃそうだろうな。
「憧れたもんだなぁー、ヒーローに…」
んっ?痛い、腹が痛い!
「痛てぇ!イテテテテ!いてぇええええ!!」
ベルトが俺の体内に入っていく。わずか数秒で俺の体内へと入っていった。 だが、体にはなんの違和感もない。一体どうなっているんだ??
2話、なんのネタかわかりましたかー?
ネタ的にはわかりやすいと思うので結果オーライかとおもいますね〜